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初山別村

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しょさんべつむら ウィキデータを編集
初山別村
初山別村旗 初山別村章
1968年4月16日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道留萌振興局
苫前郡
市町村コード 01485-1
法人番号 4000020014851 ウィキデータを編集
面積 279.52km2
総人口 1,007[編集]
住民基本台帳人口、2024年11月30日)
人口密度 3.6人/km2
隣接自治体 苫前郡羽幌町天塩郡遠別町
村の木 ナナカマド
村の花 ツツジ
他のシンボル -
初山別村役場
村長 宮本憲幸
所在地 078-4421
北海道苫前郡初山別村字初山別96-1
北緯44度31分56秒 東経141度45分59秒 / 北緯44.53211度 東経141.76631度 / 44.53211; 141.76631座標: 北緯44度31分56秒 東経141度45分59秒 / 北緯44.53211度 東経141.76631度 / 44.53211; 141.76631
外部リンク 公式ウェブサイト

初山別村位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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初山別村中心部周辺の空中写真。1977年撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

初山別村(しょさんべつむら)は、北海道北西部(道北地方西部)、留萌振興局管内中部にある苫前郡の村であるとともに留萌振興局管内唯一の村である。日本最北の天文台であるしょさんべつ天文台が置かれる。

地理

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主として初山別、豊岬(とよさき)、有明(ありあけ)の3つの集落があるが、近年は過疎化が激しい。また、初山別以外の集落は数百人規模となっている。

  • 主な河川:風連別川、初山別川、茂築別川

隣接している自治体

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人口

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初山別村と全国の年齢別人口分布(2005年) 初山別村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 初山別村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
初山別村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 3,512人
1975年(昭和50年) 2,712人
1980年(昭和55年) 2,444人
1985年(昭和60年) 2,237人
1990年(平成2年) 2,057人
1995年(平成7年) 1,928人
2000年(平成12年) 1,764人
2005年(平成17年) 1,511人
2010年(平成22年) 1,372人
2015年(平成27年) 1,217人
2020年(令和2年) 1,080人
総務省統計局 国勢調査より

消滅集落

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2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[1]

  • 初山別村 - 字大沢

気候

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ケッペンの気候区分によると、初山別村は湿潤大陸性気候に属する。寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。

初山別(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 8.2
(46.8)
11.5
(52.7)
17.5
(63.5)
24.6
(76.3)
27.4
(81.3)
32.8
(91)
33.2
(91.8)
33.8
(92.8)
32.0
(89.6)
24.0
(75.2)
19.4
(66.9)
12.3
(54.1)
33.8
(92.8)
平均最高気温 °C°F −1.5
(29.3)
−1.0
(30.2)
2.7
(36.9)
8.9
(48)
15.0
(59)
18.9
(66)
22.8
(73)
24.2
(75.6)
21.2
(70.2)
14.9
(58.8)
7.4
(45.3)
1.0
(33.8)
11.2
(52.2)
日平均気温 °C°F −4.6
(23.7)
−4.4
(24.1)
−0.6
(30.9)
5.1
(41.2)
10.6
(51.1)
14.9
(58.8)
19.0
(66.2)
20.2
(68.4)
16.7
(62.1)
10.9
(51.6)
4.2
(39.6)
−1.8
(28.8)
7.5
(45.5)
平均最低気温 °C°F −8.7
(16.3)
−9.1
(15.6)
−4.8
(23.4)
0.7
(33.3)
5.9
(42.6)
10.8
(51.4)
15.2
(59.4)
16.3
(61.3)
12.1
(53.8)
6.4
(43.5)
0.8
(33.4)
−5.0
(23)
3.4
(38.1)
最低気温記録 °C°F −25.4
(−13.7)
−27.7
(−17.9)
−24.2
(−11.6)
−8.7
(16.3)
−3.2
(26.2)
−0.3
(31.5)
5.3
(41.5)
5.8
(42.4)
2.3
(36.1)
−3.2
(26.2)
−10.6
(12.9)
−20.8
(−5.4)
−27.7
(−17.9)
降水量 mm (inch) 56.7
(2.232)
43.1
(1.697)
46.5
(1.831)
49.2
(1.937)
72.2
(2.843)
64.9
(2.555)
128.8
(5.071)
136.1
(5.358)
135.9
(5.35)
143.6
(5.654)
135.3
(5.327)
87.6
(3.449)
1,109.6
(43.685)
降雪量 cm (inch) 191
(75.2)
148
(58.3)
102
(40.2)
11
(4.3)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
43
(16.9)
164
(64.6)
658
(259.1)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 15.8 12.3 11.2 9.2 10.2 9.0 10.8 10.9 12.2 16.0 17.8 16.9 153.1
平均月間日照時間 51.2 75.8 137.3 175.6 199.5 177.3 170.4 177.4 175.5 123.8 52.0 31.4 1,543.9
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[2]

村名の由来

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アイヌ語に由来するが諸説ある。

村の公式見解は「ソウサンベツ(滝が・そこで・流れ出ている・川)」となっているが[3]、道アイヌ施策推進室による「アイヌ語地名リスト」では、山田秀三による解釈「ソエサンペッ(so-e-san-pet)」(滝が・そこで・流れ出ている・川)を掲載したうえで[4]、幕末・明治の探検家松浦武四郎が同地について「ソウサンベツ。滝落ちる義なり」と著述していることから「ソサンペッ(so-san-oet)」(滝・下る・川)説ではないか、との見解も掲載している[4]

この他、永田方正は「スサㇺペッ(susam-pet)」(シシャモ・川)説を出していたが[4]、この説は疑問視されている[4][5]。また、1973年日本国有鉄道北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では羽幌線初山別駅の由来について、「シュシュ・サム・ペッ〔ママ〕」(ヤナギ原の近くの川)ではないか、とする見解を掲載している[5]

沿革

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行政

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1971年以降、2023年第20回統一地方選挙まで13回連続で(52年間)、村長選が無投票となっている[6]

経済

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主要産業は漁業。農業や酪農もあり、新規就農者支援事業を2006年度から開始する。

特産品の農産物にはハスカップミニトマトなどがあり、ジャムやシロップ、ワインなどハスカップの加工品も製造。海産物はフグタコがあがり、天然フグの骨をダシに使用したそばつゆが特産品として考案されている。北るもい漁協加工場(初山別)では、ぬかニシン・ぬかホッケ・酢イカなどを製造・販売する。

農協・漁協

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金融機関

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郵便局

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  • 初山別郵便局(集配局)
  • 豊岬郵便局
  • 有明郵便局

公共機関

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警察

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消防

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教育

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中学校

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  • 初山別中学校

小学校

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閉校した小学校

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  • 大沢小学校(1969年3月31日閉校)
  • 栄小学校(1972年3月31日閉校)
  • 東山小学校(1978年3月31日閉校)
  • 有明小学校(2010年3月31日閉校)
  • 豊岬小学校(2014年3月31日閉校)
  • 豊岬小学校明里分校

その他

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  • 初山別学園(更生施設)
  • 風連別学園(授産施設)

交通

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空港

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鉄道

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現在、村内を通る鉄道は存在しない。かつては国鉄羽幌線が村内を通っていたが、1987年に廃止された。村内には、天塩有明駅天塩栄駅初山別駅豊岬駅天塩大沢駅共成駅があった。

バス

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  • 沿岸バス
    •  一般路線バス(豊富羽幌線および幌延留萌線/旧国鉄羽幌線代替バス)
    •  高速乗合バス(特急はぼろ号)

道路

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道の駅

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※直売所、喫茶 北極星

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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夕日と金比羅神社の鳥居
初山別みさき台公園キャンプ場

村の文化財

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  • 有明獅子舞 - 初山別村郷土民芸保存会
2016年に地域おこし協力隊の呼びかけにより有明獅子舞有志の会を立ち上げ、毎年9月14日に奉納を開催している。

観光

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ご当地グルメ

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初山別天然真ふぐ照り焼き丼[7]
特産であるマフグを用いた照り焼き丼。2009年3月18日道の駅☆ロマン街道しょさんべつ併設の「岬センター」、村内の「○天(まるてん)食堂」の2店で提供を開始した。

関連する文芸作品

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出身有名人

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その他

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脚注

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  1. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級)、男女別人口、総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》』(CSV)(レポート)総務省、2017年1月27日https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?fileid=000007841019&rcount=12017年5月20日閲覧 
    ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  2. ^ 初山別 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2024年12月1日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 村の概要”. 初山別村. 2019年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月21日閲覧。
  4. ^ a b c d アイヌ語地名リスト シベ〜セツ P61-70P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2019年3月21日閲覧。
  5. ^ a b 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、108頁。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ 無投票当選相次ぐ 北海道初山別村長選では13回連続”. 産経新聞 (2023年4月18日). 2023年4月18日閲覧。
  7. ^ 北海道でふぐが手軽に楽しめます。 「初山別天然真ふぐ照り焼き丼」3/18(水)デビュー!”. 北海道じゃらん (2009年4月9日). 2024年8月18日閲覧。
  8. ^ 日本放送協会『「冬の北海道 村のコンビニで」 - ドキュメント72時間https://www.nhk.jp/p/72hours/ts/W3W8WRN8M3/episode/te/17W9VKJMKK/2023年3月12日閲覧 

外部リンク

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