停止位置目標
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停止位置目標(ていしいちもくひょう)は、主に鉄道駅の線路周辺に設置してある、運転士あるいは機関士が列車を停止させる位置を示す目標物。
概要
[編集]呼び名は停目、列車停止目標、列車停止位置目標とも[1]。記載されている数字の編成両数の列車または電車、気動車は先頭をこの標に合わせて停止しなければならないことを示す[2]。地下鉄などで建てる位置が無い場所や、地上線区でも一部の私鉄では枕木に停止位置目標を設置していることがある[3]。車掌用に列車が正常に停車したか確認するための停車位置目標をプラットホーム端部にペイントなどで設置する事例も見られる[4]。
様式
[編集]列車停止目標の形や色は鉄道事業者によって様々なものが用いられる[1]。JR西日本では黒の背面板で視認性を向上させている[5]。また、周囲に比べ暗い位置に設置する場合はLEDで枠取りすることで見やすくすることもある[6]。
「×」印の停止位置目標は数字に示されていない長編成の列車全てに対して停止しなければならない位置を示す[2](鉄道事業者によっては「×」のほか「○」などを採用することがある[3])。「併」印は車両の併合を行うときの停止位置を示している[6]。
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最長編成用の停止位置目標。JR西日本では左の菱型の物が電車・気動車用、右の四角形の物が客車列車用として使い分けられている[5]。
脚注
[編集]- ^ a b 磯兼雄一郎・井上孝司 2010, p. 197.
- ^ a b 坂本衛 2004, p. 65.
- ^ a b 吉江一雄 1983, p. 206.
- ^ 磯兼雄一郎・井上孝司 2010, p. 201.
- ^ a b 磯兼雄一郎・井上孝司 2010, p. 198.
- ^ a b 磯兼雄一郎・井上孝司 2010, p. 200.
参考文献
[編集]- 吉江一雄『鉄道線路と信号』日本鉄道施設協会、1983年5月25日。
- 坂本衛『鉄道施設がわかる本』山海堂、2004年2月23日。
- 磯兼雄一郎・井上孝司『標識と信号で広がる鉄の世界』秀和システム、2010年4月3日。ISBN 978-4-7980-2581-0。