コンテンツにスキップ

モーテル303

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モーテル303
監督 小関裕次郎
脚本 小松公典
出演者 宍戸里帆
和久井美兎
並木塔子
西本竜樹
市川洋
ケイチャン
豊岡んみ
森羅万象
撮影 岡村浩代
編集 鷹野朋子
配給 オーピー映画
公開 日本の旗 2023年11月29日
上映時間 76分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

モーテル303』(motel303)は、小関裕次郎監督の日本映画[1][2]2023年11月29日劇場公開。

概要

[編集]

OP PICTURES+フェス2023」作品の1本として劇場公開[2][3]2023年11月29日劇場公開。映画文化を愛し、映画評コラムも連載する宍戸里帆待望のピンク映画初出演作。脚本の小松にとっては101本目のピンク映画脚本作となる。

モーテル内(303号室とバックヤード)だけで物語が進むワンシチュエーションラブストーリー[4]。全体の8割は303号室内で進む[4]。ワンセットものをやりたいという小関の構想から開始、ピンク映画にありがちなドラマと濡れ場の分断をシームレスにすることを心掛けた[4]。小関は室内のシーンだけでは飽きが来ると考え、照明や色温度の調整、レンズにグリースを塗るオイルワークなどの技法を使用した。

宍戸は試写会の後、「おっぱいをとても綺麗に撮って頂いて感激」と感想をツイートした[5]

2024年7月12日、R18編集したのち『ラブホ肉欲密会 揺れて揺さぶる5分前』として成人映画館で公開[6]

ストーリー

[編集]

古書店経営の佐藤一郎は、客として訪れた鈴木咲に声をかけ、不倫を楽しむ間柄となる。2人は世間体��気にして隠れ家のようなモーテルの同じ部屋で定期的に逢瀬を楽しんでいた。その日もサービスタイムを利用してモーテルに来た2人だったが、トラブルが巻き起こる。

登場人物

[編集]
鈴木咲
演 - 宍戸里帆
本が好きな人妻。佐藤一郎とは不倫関係。
台本上ではラストシーンの退室時に北原白秋『さすらいの詩』を歌うシーンがあったが、ラストシーンでの表情がよかったことから撮影せず終了した。演じた宍戸はせっかく覚えてきたのにと、残念がったという[4]
佐藤一郎
演 - 西本竜樹
古書店店主。鈴木咲と不倫関係。老いを感じており、咲にいつ別れを切り出そうか悩む[4]。R15版ではおかしみを強調しており、R18版のラストシーンの後、頭の上からたらいが落ちてくるシーンがある[4]。監督の小関によると、エロを求めるR18版の観客向けにはやりすぎたと感じカットした[4]
佐藤文
演 - 和久井美兎
一郎の娘。
佐藤茜
演 - 並木塔子
一郎の妻。
鈴木道雄
演 - 市川洋
咲の夫。
有働康雄
演 - ケイチャン
飯塚愛
演 - 豊岡んみ
最上旭
演 - 森羅万象

スタッフ

[編集]
  • 監督:小関裕次郎
  • 脚本:小松公典
  • 撮影:岡村浩代
  • 照明:金子秀樹
  • 録音:西岡正巳
  • 整音:佐藤祥子
  • 美術:高木翔
  • メイク:ビューティ★佐口
  • 選曲:佐藤祥子
  • 編集:鷹野朋子
  • 助監督:赤羽一真
  • 監督助手:高木翔
  • 撮影助手:當銘風花
  • スチール:本田あきら
  • 協力:高橋義仁、鶴崎直樹、ナックイメージテクノロジー[6]、アマナフォトグラフィ[6]
  • 仕上げ:東映ラボ・テック[6]
  • 制作:鯨屋商店[6]
  • 提供:オーピー映画

脚注

[編集]
  1. ^ モーテル303”. 映画.com (2023年10月13日). 2023年10月14日閲覧。
  2. ^ a b R15ピンク映画の祭典〈OP PICTURES+フェス2023〉、全16作を上映”. キネマ旬報WEB (2023年10月19日). 2023年10月21日閲覧。
  3. ^ R15+ピンク映画の祭典「OPフェス」11月開催、全ラインナップ16本発表”. 映画ナタリー (2023年10月13日). 2023年10月14日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g キネマ旬報社『キネマ旬報』2024年8月号160頁
  5. ^ ここだけの話…私は一足先に試写で完成した作品を見たんですけど、おっぱいをとても綺麗に撮って頂いて感激しました…!!!大きなスクリーンでおっぱいを堪能出来るまたと無い機会です!是非!!!”. 宍戸 里帆@shishido_riho (2023年10月31日). 2023年10月31日閲覧。
  6. ^ a b c d e ラブホ肉欲密会 揺れて揺さぶる5分前”. www.pg-pinkfilm.com (2024年7月12日). 2024年8月4日閲覧。

外部リンク

[編集]