マルティナ・トライドス
獲得メダル | ||
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マルティナ・トライドス | ||
ドイツ | ||
柔道 | ||
オリンピック | ||
銅 | 2020 東京 | 混合団体 |
世界選手権 | ||
銅 | 2019 東京 | 63kg級 |
世界団体 | ||
銅 | 2014 チェリャビンスク | 63kg級 |
ワールドマスターズ | ||
銅 | 2015 ラバト | 63kg級 |
ヨーロッパ競技大会 | ||
金 | 2015 バクー | 63kg級 |
マルティナ・トライドス(Martyna Trajdos 1989年4月5日- )はドイツの柔道選手。ポーランドのベウハトゥフ出身。階級は63kg級。身長171cm[1][2][3][4]。
人物
[編集]生後間もなく親族の住むドイツのハンブルクへ移った。小さい時に股関節形成不全と診断されるも、12歳の時に柔道を始めた。なお、ドイツとポーランド両方の市民権を有している。できればポーランド代表で国際大会への出場を望む気持ちもあったが、結果としてドイツ代表になることを選択した[4][5][6]。2010年から2年連続してU23ヨーロッパ選手権大会63kg級で3位となった。2013年の世界選手権では7位だった。2014年の世界選手権も7位だったものの、世界団体では3位となった。2015年には世界ランキング上位選手で争われるワールドマスターズで3位になった[2]。ヨーロッパ選手権を兼ねたヨーロッパ競技大会では、準決勝で世界チャンピオンであるフランスのクラリス・アグベニューを指導1で破ると、決勝では世界3位であるスロベニアのティナ・トルステニャクを技ありで破って優勝を果たした[2][7][8]。世界選手権では初戦で敗れたが、世界団体では3位になった[9]。グランドスラム・東京では決勝でトルステニャクに一本勝ちして優勝を飾った[10]。なお、同じFlam91クラブに所属するフランスのロイク・コルバルとは恋人関係にある[11][12]。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは初戦で敗れた[1][3]。2017年の世界選手権と2018年の世界選手権ではともに5位で終わった[3]。2019年に東京で開催された世界選手権では準々決勝で敗れるも、その後の敗者復活戦を勝ち上がって3位になった[13]。2021年7月に日本武道館で開催された東京オリンピックでは初戦で敗れた。なお、試合前にコーチが、トライドスの両頬を平手打ちして試合に送り出した。この行為に対してIJFは、「柔道は教育的なスポーツであり、このような行動は容認できない」と声明を出すとともに、コーチに厳重注意を与えた[14][15][16]。一方でトライドス本人は、「試合前に私が選んだ儀式で自分が頼んだこと。コーチは私に���合を入れるためにやってくれた」と語った[17]。混合団体では3位になった[18]。2022年12月には現役引退を表明した[19]。
主な戦績
[編集]- 2010年 - ヨーロッパ軍人選手権大会 2位
- 2010年 - U23ヨーロッパ選手権大会 3位
- 2011年 - ユニバーシアード 5位
- 2011年 - U23ヨーロッパ選手権大会 3位
- 2012年 - ワールドカップ・ソフィア 優勝
- 2012年 - グランドスラム・モスクワ 2位
- 2012年 - グランドスラム・東京 5位
- 2013年 - ヨーロッパ選手権 団体戦 3位
- 2013年 - グランドスラム・バクー 3位
- 2013年 - グランドスラム・モスクワ 3位
- 2013年 - 世界選手権 7位
- 2013年 - グランプリ・青島 優勝
- 2014年 - グランプリ・サムスン 3位
- 2014年 - ヨーロッパ選手権 団体戦 2位
- 2014年 - グランプリ・ハバナ 3位
- 2014年 - グランプリ・ウランバートル 3位
- 2014年 - 世界選手権 7位
- 2014年 - 世界団体 3位
- 2014年 - グランプリ・タシュケント 3位
- 2014年 - グランドスラム・アブダビ 3位
- 2014年 - グランドスラム・東京 5位
- 2015年 - グランプリ・デュッセルドルフ 3位
- 2015年 - グランプリ・トビリシ 3位
- 2015年 - グランドスラム・バクー 2位
- 2015年 - ワールドマスターズ 3位
- 2015年 - ヨーロッパ競技大会 個人戦 優勝 団体戦 2位
- 2015年 - 世界団体 3位
- 2015年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2015年 - グランドスラム・アブダビ 2位
- 2015年 - グランドスラム・東京 優勝
- 2016年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2017年 - グランプリ・デュッセルドルフ 2位
- 2017年 - グランドスラム・エカテリンブルグ 優勝
- 2017年 - 世界選手権 5位
- 2018年 - グランドスラム・パリ 3位
- 2018年 - ヨーロッパ選手権 3位
- 2018年 - グランプリ・ブダペスト 2位
- 2018年 - 世界選手権 5位
- 2019年 - グランプリ・トビリシ 3位
- 2019年 - グランドスラム・バクー 3位
- 2019年 - グランプリ・フフホト 優勝
- 2019年 - ヨーロッパ競技大会 5位
- 2019年 - 世界選手権 3位
- 2020年 - グランプリ・テルアビブ 3位
- 2020年 - ヨーロッパ選手権 3位
- 2021年 - 東京オリンピック混合団体 3位
(出典[3]、JudoInside.com)
脚注
[編集]- ^ a b Biography and Olympic Results
- ^ a b c listes des judokas
- ^ a b c d profile
- ^ a b “z Martyną Trajdos – polską judoczką reprezentującą Niemcy”. 2016年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月28日閲覧。
- ^ ROAD TO RIO - MARTYNA TRAJDOS: GER2016-BR2016
- ^ I am Judo - Martyna Trajdos
- ^ Judoka Trajdos krönt Europa-Festspiele[リンク切れ]
- ^ German Martyna Trajdos surprises the top four of the world
- ^ “Championships 2015, Astana”. 2015年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月19日閲覧。
- ^ “Tokyo Grand Slam 2015, Japan”. 2015年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月5日閲覧。
- ^ Loïc Korval - Aujourd'hui c'est le jour de Martyna Trajdos[リンク切れ]
- ^ Le groupe Seniors de FLAM 91
- ^ World Judo Championships 2019
- ^ 国際柔道連盟、平手打ちコーチに厳重注意 サンケイスポーツ 2020年7月28日
- ^ Official Warning and Ultimatum to the German Coach
- ^ Olympic Games Tokyo 2020
- ^ ドイツ柔道選手がコーチに平手打ちで“気合入れ”!ネットで「暴力」と指摘も本人は「私が選んだ儀式」と否定【東京五輪】
- ^ Olympic Games Tokyo Teams 2020
- ^ Martyna Trajdos says farewell to top judo
外部リンク
[編集]- マルティナ・トライドス - JudoInside.com のプロフィール