ハニ・ヤヒーラ
基本情報 | |
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本名 |
Rani Ahmad Yahya ハニ・アフマジ・ヤヒーヤ[注 1] ラニ・アーマッド・ヤーヤ[注 2] |
通称 |
千の技を持つ男 寝技世界一 |
国籍 | ブラジル |
生年月日 | 1984年9月12日(40歳) |
出身地 |
ブラジル ブラジリア |
所属 |
アタイジジュニア柔術 →コンストリクター・チーム →アメリカン・トップチーム |
身長 | 168cm |
体重 | 61kg |
リーチ | 173cm |
階級 |
フェザー級 バンタム級 |
バックボーン |
ブラジリアン柔術 (黒帯二段) ムエタイ (黒帯) |
獲得メダル | ||
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ブラジル | ||
男子 グラップリング | ||
アブダビコンバット | ||
銀 | 2005 ロングビーチ | 66kg級 |
金 | 2007 トレントン | 66kg級 |
ハニ・ヤヒーラ(Rani Yahya、1984年9月12日 - )は、ブラジルの男性柔術家、総合格闘家。ブラジリア出身。アメリカン・トップチーム所属。
来歴
[編集]シリア人の父親とブラジル人の母親の間に生まれる。子供の頃から柔道、テコンドー、空手を始め、11歳からアタイジ・ジュニオールのもとでブラジリアン柔術を始めた。
2003年5月、アブダビコンバット66kg級に出場。1回戦に勝利するものの、2回戦でレオナルド・ヴィエイラに敗北。
2005年5月、アブダビコンバット66kg級に出場。準決勝でマーシオ・フェイトーザに判定勝ちするものの、決勝ではまたしてもレオナルド・ヴィエイラに判定負け。準優勝となった。
2005年12月11日、D.O.G IVで初来日し、メインイベントで中原太陽に変型スリーパーホールド(ノースサウスチョーク)で一本勝ち。なお、67kg契約であったが、ヤヒーラは3kg体重オーバーしていた。(試合当日の来日であった)
2006年2月4日、MARSで矢野卓見と対戦し、三角絞めで一本勝ち。
HERO'S
[編集]2006年5月3日、HERO'Sミドル級(-70kg)トーナメント1回戦で上山龍紀と対戦し、オファーを受けたのが前日という緊急参戦にもかかわらず、2-0の判定で上山を下した。
2006年8月5日、HERO'Sミドル級(-70kg)トーナメント準々決勝で安廣一哉と対戦し、変型チョークスリーパーで一本勝ち。
2006年10月9日、HERO'Sミドル級(-70kg)トーナメント準決勝でJ.Z.カルバンと対戦し、フロントチョークで一本負け。
2007年5月、アブダビコンバット66kg級に出場。準決勝でバレット・ヨシダに勝利し、決勝ではレオナルド・ヴィエイラにチョークスリーパーで一本勝ち、リベンジを果たし優勝を飾った。
WEC
[編集]2007年6月3日、WEC初参戦となったWEC 28でマーク・ホーミニックと対戦し、チョークスリーパーで一本勝ち。
2007年9月5日、WEC 30のWEC世界バンタム級タイトルマッチで王者��ェイス・ビービーに挑戦。1Rはグラウンドで優勢に立ったが、徐々にスタミナが切れ失速。5分5Rを戦い抜いたが、0-3の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。
2007年12月31日、K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!で山本"KID"徳郁と対戦。スタンドでKIDをふらつかせる場面もあったが、最後はパンチラッシュでKO負け。試合前の計量で体重超過し、イエローカードが提示された(減点1およびファイトマネー30%カット)。
2008年11月5日、WEC 36で前田吉朗と対戦。計量では2ポンドオーバーしたが、前田が137ポンドでの試合を了承したため再計量無しで試合に臨み、試合ではフロントチョークで一本勝ちを収めた。
2009年4月5日、WEC 40でエディ・ワインランドと対戦し、チョークスリーパーで一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2009年8月9日、WEC 42でジョン・ホスマンと対戦し、ノースサウスチョークで一本勝ち。サブミッション・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2009年9月、アブダビコンバット66kg級に出場。1回戦で八隅孝平、2回戦でジェフ・グローバーに勝利したものの[3]、準決勝でフーベンス・シャーレスにキムラロックで一本負け、負傷のため3位決定戦を辞退した[4]。
2009年12月19日、WEC 45でジョセフ・ベナビデスと対戦し、パウンドでTKO負けを喫した[5]。
2010年4月24日、WEC 48で水垣偉弥と対戦し、0-3の判定負けを喫した[6]。
UFC
[編集]2011年1月22日、UFC初参戦となったUFC: Fight for the Troops 2でマイク・トーマス・ブラウンと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[7]。当初はジョン・チャンソンと対戦予定だったが、チャンソンが怪我で欠場したため、対戦相手がブラウンに変更された。
2011年8月6日、UFC 133でチャド・メンデスと対戦し、0-3の判定負け[8]。
2013年3月3日、日本で開催されたUFC on Fuel TV 8で廣田瑞人と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。
2015年7月15日、UFC Fight Night: Mir vs. Duffeeで金原正徳と対戦し、2-1の判定勝ちを収めた。
戦績
[編集]総合格闘技
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
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42 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
28 勝 | 0 | 21 | 7 | 0 | 1 | 1 |
12 敗 | 4 | 1 | 7 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ビクター・ヘンリー | 3R 2:36 TKO(スタンドパンチ連打) | UFC on ESPN 55: Nicolau vs. Perez | 2024年4月27日 |
× | モンテル・ジャクソン | 1R 3:42 KO(左ストレート→パウンド) | UFC Fight Night: Pavlovich vs. Blaydes | 2023年4月22日 |
○ | カン・ギョンホ | 5分3R終了 判定3-0 | UFC Fight Night: Vieira vs. Tate | 2021年11月20日 |
○ | レイ・ロドリゲス | 2R 3:09 肩固め | UFC Fight Night: Edwards vs. Muhammad | 2021年3月13日 |
△ | エンリケ・バルソラ | 5分3R終了 判定0-1 | UFC Fight Night: Lee vs. Oliveira | 2020年3月14日 |
× | リッキー・シモン | 5分3R終了 判定0-3 | UFC 234: Adesanya vs. Silva | 2019年2月10日 |
○ | ルーク・サンダース | 1R 1:31 ヒールフック | UFC Fight Night: Gaethje vs. Vick | 2018年8月25日 |
○ | ラッセル・ドーン | 3R 2:32 肩固め | UFC on FOX 28: Emmett vs. Stephens | 2018年2月24日 |
○ | エンリー・ブリオネス | 1R 2:01 キムラロック | UFC Fight Night: Pettis vs. Moreno | 2017年8月5日 |
× | ジョー・ソト | 5分3R終了 判定0-3 | UFC Fight Night: Belfort vs. Gastelum | 2017年3月11日 |
○ | 田中路教 | 5分3R終了 判定3-0 | UFC Fight Night: Cyborg vs. Lansberg | 2016年9月24日 |
○ | マシュー・ロペス | 3R 4:19 肩固め | UFC Fight Night: McDonald vs. Lineker | 2016年7月13日 |
○ | 金原正徳 | 5分3R終了 判定2-1 | UFC Fight Night: Mir vs. Duffee | 2015年7月15日 |
○ | ジョニー・ベッドフォード | 2R 2:04 キムラロック | UFC Fight Night: Bigfoot vs. Arlovski | 2014年9月13日 |
- | ジョニー・ベッドフォード | 1R 0:39 ノーコンテスト(バッティング) | UFC Fight Night: Nogueira vs. Nelson | 2014年4月11日 |
× | トム・ニーニマキ | 5分3R終了 判定1-2 | The Ultimate Fighter 18 Finale | 2013年11月30日 |
○ | ジョシュ・クロプトン | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 163: Aldo vs. Korean Zombie | 2013年8月3日 |
○ | 廣田瑞人 | 5分3R終了 判定3-0 | UFC on Fuel TV 8: Silva vs. Stann | 2013年3月3日 |
○ | ジョシュ・グリスピ | 1R 3:15 ノースサウスチョーク | UFC on FOX 4: Shogun vs. Vera | 2012年8月4日 |
× | チャド・メンデス | 5分3R終了 判定0-3 | UFC 133: Evans vs. Ortiz | 2011年8月6日 |
○ | マイク・トーマス・ブラウン | 5分3R終了 判定3-0 | UFC: Fight for the Troops 2 | 2011年1月22日 |
× | 水垣偉弥 | 5分3R終了 判定0-3 | WEC 48: Aldo vs. Faber | 2010年4月24日 |
× | ジョセフ・ベナビデス | 1R 1:35 TKO(右フック→パウンド) | WEC 45: Cerrone vs. Ratcliff | 2009年12月19日 |
○ | ジョン・ホスマン | 1R 2:08 ノースサウスチョーク | WEC 42: Torres vs. Bowles | 2009年8月9日 |
○ | エディ・ワインランド | 1R 1:07 チョークスリーパー | WEC 40: Torres vs. Mizugaki | 2009年4月5日 |
○ | 前田吉朗 | 1R 3:30 ギロチンチョーク | WEC 36: Faber vs. Brown | 2008年11月5日 |
× | 山本"KID"徳郁 | 2R 3:11 KO(スタンドパンチ連打) | K-1 PREMIUM 2007 Dynamite!! | 2007年12月31日 |
× | チェイス・ビービー | 5分5R終了 判定0-3 | WEC 30: McCullough vs. Crunkilton 【WEC世界バンタム級タイトルマッチ】 |
2007年9月5日 |
○ | マーク・ホーミニック | 1R 1:19 チョークスリーパー | WEC 28: Faber vs. Farrar | 2007年6月3日 |
○ | ルイ・モレノ | 1R 0:23 ギロチンチョーク | PFC 2: Fast and Furious | 2007年3月22日 |
× | J.Z.カルバン | 1R 0:39 ギロチンチョーク | HERO'S 2006 ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦 【ミドル級トーナメント 準決勝】 |
2006年10月9日 |
○ | 安廣一哉 | 1R 1:08 ダースチョーク | HERO'S 2006 ミドル&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント準々決勝 【ミドル級トーナメント 準々決勝】 |
2006年8月5日 |
○ | イーベン・カネシロ | 3R エゼキエルチョーク | Universal Above Ground Fighting: Kaos on the Kampus | 2006年5月20日 |
○ | 上山龍紀 | 5分2R終了 判定2-0 | HERO'S 2006 ミドル級世界最強王者決定トーナメント開幕戦 【ミドル級トーナメント 1回戦】 |
2006年5月3日 |
○ | 矢野卓見 | 3R 2:14 三角絞め | MARS in 有明 | 2006年2月4日 |
○ | 中原太陽 | 1R 1:59 ノースサウスチョーク | D.O.G IV | 2005年12月11日 |
○ | ファビオ・アウベス | 1R 肩固め | K-1 Brazil: Next Generation | 2004年10月30日 |
× | フレジソン・パイシャオン | 3分5R終了 判定0-3 | Jungle Fight 2 | 2004年5月15日 |
○ | ルシアーノ・サントス | キーロック | TNT Vale Tudo 2 【決勝】 |
2004年4月17日 |
○ | ムジーラ | 腕ひしぎ十字固め | TNT Vale Tudo 2 【準決勝】 |
2004年4月17日 |
○ | ファビオ・アウベス | ペルヴィアン・ネクタイ | TNT Vale Tudo 2 【1回戦】 |
2004年4月17日 |
○ | ジュニオール・ペバ | 1R 1:30 肩固め | Kallifas Vale Tudo | 2002年9月14日 |
グラップリング
[編集]勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | フーベンス・シャーレス | キムラロック | ADCC 2009 【66kg未満級 準決勝】 |
2009年9月27日 |
○ | ジェフ・グローバー | ポイント | ADCC 2009 【66kg未満級 2回戦】 |
2009年9月26日 |
○ | 八隅孝平 | 肩固め | ADCC 2009 【66kg未満級 1回戦】 |
2009年9月26日 |
○ | ギルバート・メレンデス | ポイント12-2 | トーナメント・オブ・プロズ | 2006年4月15日 |
この節の加筆が望まれています。 |
獲得タイトル
[編集]- 第5回アブダビコンバット・ブラジル予選 66kg級 優勝(2003年)
- TNT Vale Tudo 2 優勝(2004年)
- 第6回アブダビコンバット 66kg級 準優勝(2005年)
- 第7回アブダビコンバット 66kg級 優勝(2007年)
表彰
[編集]- WEC サブミッション・オブ・ザ・ナイト(2回)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Entrevista Rani Yahya by X-COMBAT - YouTube
- ^ Fight Night Sioux Falls: Rani Yahya Octagon Interview - YouTube
- ^ 【ADCC】 日本惨敗!準決勝に勝ち残ったのは2名のみ!ADCC初日レポ 格闘王国 2009年9月27日
- ^ 【ADCC】 ブラウリオが2冠達成!塩田は準優勝!ADCC最終日レポ 格闘王国 2009年9月28日
- ^ 【WEC45】ベナビデスがヤヒーラを秒殺 MMAPLANET 2009年12月20日
- ^ 【WEC48】水垣偉弥が背水の出陣、その結果は――? MMAPLANET 2010年4月25日
- ^ 【UFN23】ヤヒーラ判定勝ち、グラップリングで試合を支配 MMAPLANET 2011年1月23日
- ^ 【UFC133】小柄なヤヒーラにメンデスが余裕の勝利 MMAPLANET 2011年8月7日