ニューヨーク市地下鉄K系統
K系統 | |||
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基本情報 | |||
路線網 | ニューヨーク市地下鉄 | ||
起点 | 168丁目駅 | ||
終点 | ワールド・トレード・センター駅 | ||
駅数 | 23駅 | ||
経由路線 | IND8番街線 | ||
開業 | 1932年9月10日 | ||
廃止 | 1988年12月11日 | ||
運営者 | ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ | ||
路線諸元 | |||
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ニューヨーク市地下鉄K系統(ニューヨークしちかてつKけいとう、英語: K Eighth Avenue Local)はかつてニューヨーク市地下鉄Bディビジョンで使用されていた運転系統。カラーは青(ビビット・ブルー)で、1988年までマンハッタン区のIND8番街線で運行されていた。1985年5月6日まではニューヨーク市地下鉄AA系統という名前であった。
歴史
[編集]AA系統での運行
[編集]1932年9月10日、A系統とAA系統はIND8番街線の開通に伴って、運行が開始された。インディペンデント・サブウェイ・システム(IND)は急行運転する系統には大文字一つを使い、緩行運転する系統には大文字二つを使って区別した。AA系統は168丁目駅からハドソン・ターミナル駅(後のワールド・トレード・センター駅)まで緩行線で運用されることになった。1933年2月1日、A系統がチェンバーズ・ストリート駅からINDフルトン・ストリート線のジェイ・ストリート-ボロー・ホール駅まで延長されるのに伴い、この系統もチェンバーズ・ストリート駅まで延長されたが、Aが運行されなかった時間帯だけの適用であった。[1][2]
1933年7月1日、AA系統はINDコンコース線が開通された時に運用停止となり、新しくCC系統がIND8番街で緩行線で運行されることになった。
1940年12月15日、IND6番街線の開通に伴い、約7年間運用が停止されていたAA系統は、ラッシュアワー時以外の運行に戻された。ラッシュアワー時の運行はBB系統が6番街線経由で行うことになった[3]。 このパターンは、深夜時間帯の運行がA系統に置き換えられた1977年8月28日まで変更されなかった。[1][2][4]
K系統での運行
[編集]1985年5月6日、(系統名の)二重文字の削除の一環として、AAがKに変わった。 この系統は昼間、夜間、週末の3つの時間帯に168丁目駅からワールド・トレード・センター駅まで運行し、深夜時間帯にはA系統がK系統の停車駅に停車した。 ラッシュアワー時では、CCだったC系統が,ベッドフォード・パーク・ブールバード駅とロッカウェイ・パーク-ビーチ116丁目駅を往復して、K系統が8番線の各駅停車になった[5]。 この変更は1987年5月24日まで公式にはスケジュールに反映されなかった[2]。
1988年12月11日、広範囲にわたるサービス変更の一環として、K系統はBおよびC系統に代替され、廃止された[6]。
停車駅一覧
[編集]この系統が使われていた路線
[編集]路線 | 始発駅 | 終着駅 | 線路 |
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IND8番街線 | 168丁目駅 | ワールド・トレード・センター駅 | 緩行線 |
停車駅
[編集]凡例 | |
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終日停車 | |
深夜を除き終日停車 | |
平日のみ停車 | |
平日のピーク時のみ停車 | |
時間帯詳細 |
駅 | 乗換 | 接続と備考 | ||
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マンハッタン | ||||
168丁目駅 | ||||
163丁目-アムステルダム・アベニュー駅 | ||||
155丁目駅 | ||||
145丁目駅 | A D (INDコンコース線) | |||
135丁目駅 | ||||
125丁目駅 | A D | |||
116丁目駅 | ||||
カテドラル・パークウェイ-110丁目駅 | ||||
103丁目駅 | ||||
96丁目駅 | ||||
86丁目駅 | ||||
81丁目-自然史博物館駅 | ||||
72丁目駅 | ||||
59丁目-コロンバス・サークル駅 | A D 1 (IRTブロードウェイ-7番街線) | |||
50丁目駅 | E | |||
42丁目-ポート・オーソリティ・バスターミナル駅 | A E 1 2 3 (IRTブロードウェイ-7番街線),
7 (IRTフラッシング線), (BMTブロードウェイ線),S (42丁目シャトル) |
ポート・オーソリティ・バスターミナル 備考:黄色のB及びD系統は廃止 | ||
34丁目-ペン・ステーション駅 | A E | アムトラック, ロングアイランド鉄道, ニュージャージー・トランジット 、ペンシルベニア駅 | ||
23丁目駅 | E | |||
14丁目駅 | A E L (BMTカナーシー線) | |||
西4丁目-ワシントン・スクエア駅 | A E F <F> S JFK (IND6番街線) | パストレイン、9丁目駅乗換 備考:グランド・ストリート・シャトルとJFKエクスプレスは廃止。 | ||
スプリング・ストリート駅 | E | |||
キャナル・ストリート駅 | A E | |||
ワールド・トレード・センター駅 | E A (IND8番街線、チェンバーズ・ストリート駅) | パストレイン、ワールド・トレード・センター駅 |
脚��
[編集]- ^ a b “NYCT Line by Line History”. www.erictb.info. June 9, 2016閲覧。
- ^ a b c “The ERA Bulletin 2011-11” (英語). Issuu. June 19, 2016閲覧。
- ^ “The New Subway Routes”. The New York Times. (December 15, 1940). ISSN 0362-4331 June 20, 2016閲覧。
- ^ “Service Adjustments on the BMT and IND Lines Effective Midnight, Saturday, August 27 New York City Transit Authority (1977)”. Flickr - Photo Sharing!. June 9, 2016閲覧。
- ^ “Hey, What's a "K" train? 1985 Brochure”. Flickr - Photo Sharing!. June 17, 2016閲覧。
- ^ Johnson, Kirk (1988年12月9日). “Big Changes For Subways Are to Begin” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 2018年12月9日閲覧。