ジェネレーションX (バンド)
ジェネレーションX | |
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出身地 | イングランド、ロンドン |
ジャンル |
パンク・ロック ポップ・パンク[1][2] ニュー・ウェイヴ |
活動期間 |
1976年 - 1981年 1993年 2002年 - 2005年 |
レーベル | クリサリス |
共同作業者 |
チェルシー サブウェイ・セクト ジグ・ジグ・スパトニック ロンドンSS ザ・クラッシュ カウボーイズ・インターナショナル エンパイア オルタナティヴTV ビリー・アイドル |
旧メンバー |
ビリー・アイドル トニー・ジェイムス ボブ・アンドリュース ジョン・タウ マーク・ラフ テリー・チャイムズ ジェームズ・スティーヴンソン |
ジェネレーションX(Generation X、Gen Xとしても知られる)はイングランドのパンク・ロックバンド。1976年10月21日にビリー・アイドル、トニー・ジェイムスとジョン・タウ(「トウ」と表記される)により結成された[3]。
来歴
[編集]ジーン・オクトーバーがリードボーカルのバンド、チェルシーからアイドルらが脱退して結成。ジェネレーションXというバンド名は、ジェーン・デヴァーソン著の社会学の本から命名[4]。アイドルはギターからボーカルにスイッチし、ボブ・アンドリュースがリード・ギターとして加入。最初のライヴを1976年12月21日にロキシーで行った(この会場で演奏した最初のバンドになった)[4]。
タウはバンドがクリサリス・レコードと契約し、デビュー・シングル「ユア・ジェネレーション」を発表する前にオルタナティヴTVに移り、元サブウェイ・セクトのマーク・ラフに交代。このメンバー構成で最初の2枚のアルバム、セルフタイトルアルバム『ジェネレーションX』(1977)と『人形の谷』(1979)をレコーディングした。
メンバー全員のルックスのよさから、パンク隆盛時には例外的なアイドル人気を獲得。BBCの人気音楽番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』に初めて出演したパンク・バンドの1つでもある[5]。他のパンク・バンドと違い、ジェネレーションXはイギリスのパンクバンドが取り込む「ルール」や「理想」を無視し、1960年代のブリティッシュ・ポップからの影響を取り入れた[6]。1977年、ジョン・レノンの「真実が欲しい」をカヴァー、1979年にはグラムロック時代に人気を博したモット・ザ・フープルのメンバー、イアン・ハンターと手を組み、セカンドアルバム『人形の谷』のプロデュースを任せた[5]。
メンバー間の音楽性の違いの解決には苦労があった。���等はパンクのルーツに忠実でありたいと願う一方で、よりヘヴィなロック・サウンドを追い求めていた[5]。3枚目のアルバム(数十年後にボックスセット『甘い復讐』の一部としてようやくリリースされた)レコーディング中の1979年に、この問題は頂点に達した。
1980年にアンドリュースとラフはバンドを去り(その後有力なポスト・パンクバンド“エンパイア”を結成)、替わりにザ・クラッシュ、カウボーイ・インターナショナルの元ドラマー、テリー・チャイムズと元チェルシーのギタリスト、ジェームズ・スティーヴンソンが加入した。
ジェネレーションXは新曲だけでなく『甘い復讐』の素材の再録音といった最後の抵抗をする。最後のアルバム『キス・ミー・デッドリー』はバンド名を "Gen X" と略して発表した。『キス・ミー・デッドリー』には『甘い復讐』の1部としてアンドリュース、ラフ(共同作曲者でもある)と録音したヴァージョンの「ダンシング・ウィズ・マイセルフ」も含まれている。アイドルは後にソロミュージシャンとしてこの曲をカヴァーし、そのキャリアの開始をヒットで飾った。
アイドルはアメリカでソロ活動を続け、ポップスターの地位を確保した。ジェイムスは後にジグ・ジグ・スパトニックを結成[5]、ザ・シスターズ・オブ・マーシー等のバンドに参加し、さらに後にカーボン/シリコンを結成した。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- ジェネレーションX (Generation X)、1978年、全英アルバムチャート29位
- 人形の谷 (Valley Of The Dolls)、1979年、全英51位
- 甘い復讐 (Sweet Revenge)、1979年。2003年まで非リリース
- キス・ミー・デッドリー (Kiss Me Deadly), 1981年 (as "Gen X")
シングル
[編集]- ユア・ジェネレーション (Your Generation)、1977年、全英シングルチャート36位
- ワイルド・ユース (Wild Youth)、1977年
- レディ、ステディ、ゴー (Ready Steady Go)、1978年、全英47位
- キング・ロッカー (King Rocker)、1978年、全英11位
- 人形の谷 (Valley Of The Dolls)、1979年、全英23位
- フライデイズ・エンジェル (Friday's Angels)、1979年、全英62位
- ダンシング・ウィズ・マイセルフ (Dancing With Myself)、1980年 (as "Gen X") 全英62位
コンピレーション
[編集]- パーフェクト・ヒッツ (Perfect Hits 1975-81)、1985年
- レディオ1セッションズ (Radio 1 Sessions)、2002年
- アンソロジー (Anthology)、2003年
- BBCライヴ (BBC Live: One Hundred Punks)、2003年
- ライヴ (Live)、2005年
日本公演
[編集]- 1979年
- 6月25日 東京 東横劇場
- 6月26日 東京 東横劇場(昼・夜 2回公演)
- 6月28日 大阪 御堂会館
出典
[編集]- ^ Generation X - Pictures and Biography
- ^ Generation X @ Geocities.com/FashionAvenue
- ^ Generation X - A Punk Rock History with Pictures
- ^ a b Punk77.co.uk
- ^ a b c d Allmusic biography
- ^ "King Rocker" by Generation X Songfacts
- ^ a b Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. pp. p. 224. ISBN 1-904994-10-5
- The Great Rock Discography - 5th Edition - ISBN 1-84195-017-3