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キングストン-スループ・アベニュース駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キングストン-スループ・アベニュース駅
Kingston–Throop Avenues
ニューヨーク市地下鉄
クイーンズ方面ホーム 地図
駅情報
住所 Fulton Street between Kingston Avenue & Throop Avenue
Brooklyn, NY 11216
ブルックリン区
地区 ベッドフォード-スタイベサント
座標 北緯40度40分47秒 西経73度56分26秒 / 北緯40.679857度 西経73.940606度 / 40.679857; -73.940606座標: 北緯40度40分47秒 西経73度56分26秒 / 北緯40.679857度 西経73.940606度 / 40.679857; -73.940606
ディビジョン B (IND)
路線 INDフルトン・ストリート線
運行系統    A Stops late nights only (深夜帯)
   C Stops all times except late nights (深夜帯以外)
接続 バスによる輸送 ニューヨーク市バス: B15, B25, B43
構造 地下駅
ホーム数 相対式ホーム 2面
線路数 4線
その他の情報
開業日 1936年4月9日 (88年前) (1936-04-09)[1]
利用状況
乗客数 (2017)2,085,536[2]増加 2.6%
順位 237位(425駅中)
次の停車駅
北側の隣駅 ノストランド・アベニュー駅: A Stops late nights only C Stops all times except late nights
南側の隣駅 ユーティカ・アベニュー駅: A Stops late nights only C Stops all times except late nights
停車案内表
マーク 説明
Stops all times except late nights 深夜を除く終日停車
Stops late nights only 深夜のみ停車

キングストン-スループ・アベニュース駅(Kingston-Throop Avenues)はブルックリン区ベッドフォード-スタイベサントのフルトン・ストリート直下にあり、キングストン・アベニューとスループ・アベニューの間にあるニューヨーク市地下鉄INDフルトン・ストリート線の駅である。C系統が深夜帯を除く終日停車する。C系統が運休される深夜帯はA系統が停車する。

駅構造

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G 地上階 出入口
P
ホーム階
相対式ホーム、右側扉が開く
北行緩行線 深夜帯:207丁目駅行きノストランド・アベニュー駅
168丁目駅行きノストランド・アベニュー駅
北行急行線 深夜帯以外:通過
南行急行線 深夜帯以外:通過 →
南行緩行線 深夜帯:ファー・ロッカウェイ駅行きユーティカ・アベニュー駅
ユークリッド・アベニュー駅行きユーティカ・アベニュー駅
相対式ホーム、右側扉が開く
南行ホーム入口

当駅は相対式ホー���2面4線の地下駅で、1936年4月9日に開業した[1]。南北ホームは若干ずれて配置されており、南行ホームは北行ホームより約300フィート(91メートル)北側に寄っている。中央の急行線はA系統が日中に通過している。ホームには「KINGSTON - THROOP AV.」とサンセリフ体で書かれたタイルがある。また濃い黄色の柱は南北ホームの改札付近にしかない。

MTAは2015-2019年の投資計画で当駅をニューヨーク市地下鉄の他30駅とともに最大6か月間営業休止して全面的なリニューアルを行うと発表した。リニューアルの内容はUSBステーション、地図や対話勧告の設置、照明、壁面、床材の更新などである[3][4][5]。しかし、資金不足が生じた影響で2018年に計画が修正され、当駅を含む13駅のリニューアルは2020-2024年の投資計画まで延期されることとなった[6]

出口

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ホーム階にある改札はホームごとに位置が異なっている。ユークリッド・アベニュー駅方面の改札はホーム西端にあり、キングストン・アベニューに出る。マンハッタン方面の改札はホーム中央付近にあり、スループ・アベニューに出る。また改札内でホーム間は結ばれておらず、いったん改札を出て地上階へ上る必要がある。

  • 階段1つ、フルトン・ストリートとキングストン・アベニュー交差点の南東[7]。(南行ホーム接続)
  • 階段1つ、フルトン・ストリートとスループ・アベニュー交差点の北東[7]。(北行ホーム接続)
  • 階段1つ、フルトン・ストリートとスループ・アベニュー交差点の北西[7]。(北行ホーム接続)

殺人事件

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この駅は1995年に50歳の駅員であるハリー・カウフマンを殺害した現場となった。強盗はユークリッド・アベニュー駅方面プラットホームの詰所に加速器を吹き込み、マッチで降りて爆発し、ガラスを吹き飛ばして詰所を変形させた。この出来事は映画「Money Train(1995)」が殺人事件に影響を与えたとの主張を理由に国民の注目を集めた。その主張は根拠がなく、映画のプロデューサー、コロンビア・ピクチャーズは、シーンが1988年に以前のイベントに触発されたと主張し、別の詰所の事務員も同じように殺害された[8][9][10]

脚注

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  1. ^ a b “NEW SUBWAY LINK OPENED BY MAYOR; He Tells 15,000 in Brooklyn It Will Be Extended to Queens When Red Tape Is Cut.”. The New York Times. (1936年4月9日). ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/1936/04/09/archives/new-subway-link-opened-by-mayor-he-tells-15000-in-brooklyn-it-will.html 2016年8月15日閲覧。 
  2. ^ Facts and Figures: Annual Subway Ridership 2013–2018”. メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ (July 18, 2019). July 18, 2019閲覧。
  3. ^ MTA Will Completely Close 30 Subway Stations For Months-Long "Revamp"”. Gothamist. 2016年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月18日閲覧。
  4. ^ MTAStations”. governor.ny.gov. Government of the State of New York. 2016年7月18日閲覧。
  5. ^ Review of the A and C Lines”. MTA (December 11, 2015). 19 January 2016閲覧。
  6. ^ Berger, Paul (2018年4月3日). “New York Subway Cuts Back Plans to Renovate Stations” (英語). Wall Street Journal. ISSN 0099-9660. https://www.wsj.com/articles/mta-runs-low-on-funds-cuts-back-station-upgrade-program-1522747921 2018年4月3日閲覧。 
  7. ^ a b c MTA Neighborhood Maps: Bedford-Stuyvesant”. メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ (2016年). 5 July 2016閲覧。
  8. ^ Holloway, Lynette (1995年12月16日). “Token Booth Fire Attack Seems Unrelated To Movie”. The New York Times. https://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9C07E4DB1739F935A25751C1A963958260 2010年5月7日閲覧。 
  9. ^ Terry, Don (1988年6月5日). “Subway Token Clerk Dies After Booth Was Set Afire”. The New York Times. https://www.nytimes.com/1988/06/05/nyregion/subway-token-clerk-dies-after-booth-was-set-afire.html 2010年5月7日閲覧。 
  10. ^ Vandam, Jeff (2006年12月31日). “Cash and Carry”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2006/12/31/nyregion/thecity/31mone.html 2010年5月7日閲覧。 

外部リンク

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