エマニュエル・ル・ロワ・ラデュリ
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2014年 | |
人物情報 | |
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生誕 |
1929年7月19日 フランス カルヴァドス県レ・ムーティエ=アン=サングレ |
死没 |
2023年11月22日(94歳没) フランス カルヴァドス県レ・ムーティエ=アン=サングレ |
国籍 | フランス |
出身校 |
高等師範学校 パリ大学文学部 (博士) |
学問 | |
学派 | アナール学派 |
研究分野 | 歴史学 |
研究機関 |
社会科学高等研究院 コレージュ・ド・フランス |
エマニュエル・ル・ロワ・ラデュリ(仏: Emmanuel Le Roy Ladurie, フランス語発音: [emanɥɛl bɛʁnaʁ lə ʁwa ladyʁi]、1929年7月19日 - 2023年11月22日)は、現代フランスの歴史家。アナール派第3世代の代表的な歴史学者のひとりである[1]。
経歴
[編集]- 出生から修学期
1929年、北フランスバス=ノルマンディー地域圏オルヌ県のコミューンドンフロン(Domfront)で生まれた。リセの名門校であるパリのアンリ4世校(Lycée Henri-IV)を卒業後、パリ高等師範学校に進んで歴史学を学んだ。
- 歴史学研究者として
1955年、南フランスのモンペリエ大学に赴任し、近世および近代フランス史の研究にたずさわった。1973年にはコレージュ・ド・フランスに迎えられ、その教授となった。フランス学士院の会員に選出された。日本との関係では、1983年11月に初来日した。
邦訳された著作
[編集]- 著書
- 『モンタイユー:ピレネーの村』井上幸治・渡辺昌美・波木居純一訳、刀水書房 1991
- 新版 2021年
- 『ジャスミンの魔女:南フランスの女性と呪術』杉山光信訳、新評論 1985
- 新版1997年[4]
- 『ラングドックの歴史』和田愛子訳、白水社(文庫クセジュ) 1994[5]
- 『気候の歴史』稲垣文雄訳、藤原書店、2000年6月
- 『新しい歴史 歴史人類学への道』樺山紘一・木下賢一・相良匡俊・中原嘉子・福井憲彦訳、新評論 1980
- 再版 藤原書店 1991年
- 新版 2002年[6]
- 『南仏ロマンの謝肉祭 カルナヴァル 叛乱の想像力』蔵持不三也訳、新評論 2002
- 『気候と人間の歴史・入門 中世から現代まで』稲垣文雄訳、藤原書店 2009[7]
- 『気候と人間の歴史』(全3巻) 稲垣文雄訳、藤原書店 2019年-刊行中
- 共編著
- 『図説 天才の子供時代:歴史のなかの神童たち』ミシェル・サカン共著、二宮敬監訳、新曜社 1998
- 『「アナール」とは何か:進化しつづける「アナール」の100年』イザベル・フランドロワ編、尾河直哉訳、藤原書店 2003[8]
- 『叢書「アナール 1929-2010」:歴史の対象と方法』(全5巻) アンドレ・ビュルギエールと共同監修、浜名優美監訳、尾玉剛士・石川学ほか訳、藤原書店 2013-2017
脚注
[編集]- ^ 藤原書店(著者紹介)
- ^ “L’historien Emmanuel Le Roy Ladurie est mort” (フランス語). Le Monde.fr. (2023年11月23日) 2023年11月23日閲覧。
- ^ “Mort de l’historien Emmanuel Le Roy Ladurie” (フランス語). Le Figaro (2023年11月23日). 2023年11月24日閲覧。
- ^ ISBN 4794803702
- ^ ISBN 4560057575
- ^ ISBN 4894342650
- ^ ISBN 4894346990
- ^ ISBN 4894343452