コンテンツにスキップ

けらえいこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
けら えいこ
本名 上田 栄子
生誕 (1962-12-02) 1962年12月2日(61歳)
日本の旗 東京都
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 1987年 -
ジャンル 日常コメディ
ギャグ漫画
エッセイ漫画
代表作 『セキララ』シリーズ
たたかうお嫁さま
あたしンち
受賞 第42回文藝春秋漫画賞
(『あたしンち』)
テンプレートを表示

けら えいこ(女性、1962年昭和37年〉12月2日 - )は、日本漫画家東京都出身[注 1]東京都立井草高等学校早稲田大学第二文学部卒業[2]

高校時代の自らの家族をモデルに日常生活をつづった『あたしンち』を読売新聞日曜版に発表。人気作品となりアニメ化・映画化されたことで一挙に著名となった。

ペンネームのけらえいこは、旧姓の「蝼川内(けらかわうち)」にちなむ「けらちゃん」の愛称で呼ばれていたことに由来する[3]。「蝼川内」は大分県下毛郡本耶馬渓町(現中津市)東屋形を発祥とする稀少姓である。

来歴・人物

[編集]

1987年、「ヤングサンデー」(小学館)に掲載の『3色みかん』でデビュー。

同年、早稲田大学時代のサークル、早稲田大学漫画研究会先輩であった現在の夫・上田信治(元漫画編集者、俳人)と結婚。後にメディアファクトリーから、本人達の結婚からその後の生活についてのセミドキュメンタリー漫画『セキララ結婚生活』『たたかうお嫁さま』などが出版された。

『あたしンち』連載前は、性的な事柄をストレートに描いた下ネタ漫画を多数発表し「女の子エッチ漫画家」として売り出されていた。それらの多くは『まったく若奥様って奴ぁ!』(光文社)に多数収録されている。

1994年、読売新聞日曜版で『あたしンち』の連載が開始。高校生だったころの自らと父母、弟からなる核家族の日常を描いた内容。書評家の山村修長谷川町子の『サザエさん』と比較し、「世が世なら立派な国民マンガである」と評した。

1995年、『たたかうお嫁さま』が日本テレビ系列でテレビドラマ化された(主演は松本明子)。

1996年、『あたしンち』で第42回文藝春秋漫画賞を受賞した(同時受賞は早大漫研で先輩だったやくみつるである)。また、『あたしンち』は2002年にテレビ朝日系列でテレビアニメ化され、2009年まで放送された。2003年には東映系でアニメとして映画化された。2010年には3D映画化された。2015年にはアニマックスで再びアニメ化され2016年まで放送された。

都立井草高校漫研の同期に『こっちむいて!みい子』の作者おのえりこ、早稲田大学のサークルの先輩にラズウェル細木、後輩に現代洋子がいる。

埼玉西武ライオンズのファン[4]

作品リスト

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 母親が大分県出身[1]

出典

[編集]
  1. ^ コミック『あたしンち』より。
  2. ^ keraeiko.com » プロフィール”. 2015年4月28日閲覧。
  3. ^ コミック『たたかうお嫁さま』より。
  4. ^ 9/23「アニマックス presents 新あたしンちデー」イベント等詳細発表”. 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト (2015年9月18日). 2018年6月22日閲覧。

外部リンク

[編集]