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東急東横線

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東横線(とうよこせん)は、東京都渋谷区渋谷駅神奈川県横浜市西区横浜駅を結ぶ、東京急行電鉄鉄道路線である。

多摩川鉄橋(多摩川~新丸子間)
東横線を走る5050系(自由が丘~田園調布間)

路線データ

  • 路線距離:24.2km
  • 軌間:1067mm
  • 複線区間:全線(このうち田園調布~武蔵小杉間(2.6km)は方向別複々線。ただし、その4線のうち内側2線は目黒線系統の列車が走っているので事実上複線である)
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 閉塞方式:車内信号閉塞式(CS-ATC)
  • 最高速度:110km/h

概要

東横線は、東京横浜という2つの都市を結ぶ路線の一つである。

全長約20kmの大都市間鉄道でありながら、1人あたりの平均乗車距離は10km未満といわれており、停車駅の少ない特急の運転など都市間輸送を重視しつつも、地域内輸送のニーズも大きいことが伺われる。これは並行路線ながら徹底した高速運転による都市拠点間輸送に重点を置いた京急本線と好対照を見せている点といえる。

また、同じく大手私鉄の相模鉄道本線と営業キロ数はほぼ同じであるが、収益には大きな差があり、東横線の収益は東急の他の路線のなかでも群を抜いている。

直通運転

直通運転により、他社線が伸びる地域にまでネットワーク化が進んでいる路線であることも特徴的である。横浜寄りはみなとみらい線と事実上1つの路線として運転され、東京寄りでは東京メトロ日比谷線と直通運転を行い、東京と横浜の中心部まで列車は運転される。また、田園調布駅武蔵小杉駅(将来的に日吉駅2008年6月完成予定))間で並走し、東横線のバイパスとして機能している目黒線東京メトロ南北線埼玉高速鉄道線および都営三田線と直通運転を行っている。

さらに、将来的には2012年度を目処として、渋谷駅から東京メトロ副都心線とも直通運転を開始する予定である。これが実現すると、同線および有楽町線を経由し、西武有楽町線池袋線および東武東上線までの相互直通運転が計画されている。関連工事が完成し実現すると、埼玉県西部~横浜市中心部を結ぶ動脈の一部となる。また、相模鉄道との間に新線を建設して直通運転する計画も発表されており、ネットワーク化は今後さらに広範囲におよぶ様子を見せている。将来の路線に関しては#将来を参照のこと。

沿線風景・地理

渋谷~中目黒

頭端式ホーム4面4線の高架駅渋谷を出ると、しばらく明治通りに沿って進み、渋谷清掃工場付近で南西方向にカーブし、山手線埼京線湘南新宿ラインなどを跨いでしばらくすると相対式ホーム2面2線の地上駅代官山に到着する。かつてはホームがトンネルと踏切に挟まれていた関係でホームが18m車8両分しかなかったため、20m車8両編成では中目黒寄り1両のドアカットを行っていた。当駅はホームの半分がトンネル内(渋谷隧道)に入っており、これを抜けると目黒区である。上下線間に日比谷線が顔を出し、高架線で目黒川を渡ると間もなく島式ホーム2面4線の高架駅中目黒である。ホーム下には山手通りが通る。当駅の祐天寺寄りには日比谷線用の3本の電留線があり、東武伊勢崎線からの直通を含む日比谷線内折り返し電車がここで折り返すのみで、東横線からの入出庫はできない。

ちなみに、2012年度に東京メトロ副都心線2008年6月開業予定)との直通運転のため代官山~渋谷間の地下化が予定されている。新・渋谷駅のホーム構造は2面4線で、東横線側・副都心線両側に両渡り線が設けられる予定であり、渋谷止まりの列車はこのポイントを利用して折り返す。なお、電留線は設けない予定である(その代替として副都心線内新宿三丁目駅東新宿寄りに引き上げ線が設置される予定)。

中目黒~自由が丘

中目黒を出ると次の特急停車駅・自由が丘までは直線区間が続く。東横特急がスピードを上げる区間でもある。

相対式ホーム2面2線の高架駅祐天寺の由来となった祐天寺は、駅から徒歩約5分である。

次の学芸大学都立大学と大学名を取った駅名が2つ続くが、どちらも10年以上前に移転(東京学芸大学小金井市東京都立大学(現・首都大学東京)八王子市南大沢)しており、現在は附属高校のみ残っている。移転後に駅名改称の是非を住民投票で問うたが、賛成が2/3に達しなかったため、現在もそのままになっている。

都立大学を過ぎると高架線から地上に降りるため、踏切が点在する。自由通りの踏切を過ぎると、島式ホーム2面4線の高架駅自由が丘である。大井町線との接続駅であり、沿線有数の商業地、そして大手進学塾が多い。また、東横線の中枢を担う駅の1つであり、終日緩急接続が行われる。

自由が丘~武蔵小杉

自由が丘を過ぎるとすぐ電車は世田谷区に入るが、世田谷区内には駅を設けていない。

環状八号線を潜ると地下に入り、目黒線と合流して島式ホーム2面4線の地下駅田園調布に到着する。地上には東急電鉄の前身である田園都市株式会社が開発した住宅地が広がっている。田園調布の次、多摩川では東急多摩川線と接続。元々は目黒~蒲田間で1路線(目蒲線)であったが、2000年8月6日に路線が目黒線と東急多摩川線の2つに分割された。

多摩川を渡ると川崎市中原区に入り、新丸子を過ぎると間もなく南武線との接続駅武蔵小杉である。新丸子~武蔵小杉間が東横線で一番駅間距離が短い区間である(約500m)。

田園調布から内側の2線を目黒線が使用する複々線の高架線区間が当駅まで続いており、2008年6月には日吉まで延伸予定。また、2009年度を目処にJR横須賀線にも新しく武蔵小杉駅が新設される予定があるが、横須賀線側の武蔵小杉駅新設予定地は東横線と南武線の武蔵小杉駅からは距離があるため、動く歩道が設置される予定である。

武蔵小杉~菊名

武蔵小杉を出ると、東横線はそのまま高架線を、目黒線はその下の地上線を進む。かつてはこの目黒線の線路が東横線の本線だったが、次の元住吉駅の改良工事に伴い、上下2層の線路が完成した。

元住吉2006年9月にリニューアルされ、島式ホーム2面4線の地上駅から、東横線では唯一の通過線2本を持つ島式ホーム2面6線の高架駅となり、当駅で日比谷線直通電車が優等列車の通過待ちを行うダイヤが組まれている。その代わりに当駅から地上にある元住吉検車区への入出庫が不可能となってしまった。また、現在目黒線が未開通であり、内側の3・4番ホームは未使用状態である。

元住吉を過ぎ、矢上川を渡ると横浜市港北区に入り、地下駅の日吉に到着する。周辺には慶應義塾大学日吉・矢上両キャンパスの他、日本大学中学校・高等学校もある文教地区である。目黒線が延伸して来る予定であり、現在(2007年8月23日~)は内側の2・3番ホームが使用停止となっている。また、港北ニュータウン経由で横浜線中山駅とを結ぶ横浜市営地下鉄グリーンラインも建設中(2008年3月開業予定)である。

日吉を出ると、高架線を次の綱島までほぼ直線で進む。東横線で一番駅間距離が長い区間である(約2.2km)。

かつて「東京の奥座敷」と呼ばれた綱島温泉郷を有する温泉街だった綱島だが、現在は港北ニュータウンからのバスが乗り入れる巨大バスターミナルを持つハブ駅となっている。

綱島を出るとすぐに鶴見川を渡る。次の大倉山を過ぎると、東海道新幹線環状2号線を潜り、島式ホーム2面4線の地上駅菊名に到着する。横浜線との接続駅であり、新横浜駅までは横浜線で1駅。東横線の中でも終日緩急接続が行われる他、日比谷線直通電車が折り返す主要駅であり、周辺には古くからの閑静な住宅地が広がっている。

菊名~横浜

この区間は、横浜市北部の住宅地の間を縫うように線路が続いている。

相対式ホーム2面2線の妙蓮寺は、菊名寄りが高架駅、横浜寄りが地上駅になっている。また、かつては改札口が上りホームにしかなく、下りホームへは地下通路を通るという珍しいタイプの駅だったが、近年下りホームに改札口が新設された。

次の白楽は相対式ホーム2面2線の地上駅。神奈川大学横浜キャンパスまでの間には六角橋商店街があり、大学生で溢れ返っている。

横浜上麻生道路の上にある相対式ホーム2面2線の高架駅東白楽を過ぎると、電車は地下に入り、次の反町に滑り込む。地下駅化以前は東白楽駅から続いていた高架線が国道1号を跨ぎ終わった直後の箇所に相対式ホームがあり、横浜駅寄りにはトンネルが存在していた。

反町を過ぎると間もなく島式ホーム1面2線の地下駅、横浜である。ここから先はみなとみらい線となる。

歴史

  • 1926年(大正15年)2月14日 東京横浜電鉄が丸子多摩川駅(現・多摩川駅)~神奈川駅間を開業。
  • 1927年(昭和2年)8月28日 渋谷駅~丸子多摩川駅間が開業、路線名を「東横線」とする。
  • 1928年(昭和3年)5月18日 神奈川駅~高島駅(後の高島町駅)間が開業。
  • 1932年(昭和7年)3月31日 高島町駅~桜木町駅間が開業(全通)。府立高等前駅を府立高等駅に、太尾駅を大倉山駅に改称。
  • 1935年(昭和10年)2月1日 急行運転開始。
  • 1936年(昭和11年)4月1日 碑文谷駅を青山師範駅に改称。
  • 1939年(昭和14年)10月1日 東京横浜電鉄が目黒蒲田電鉄に合併(合併後、目黒蒲田電鉄が東京横浜電鉄に改称)。
  • 1939年(昭和14年)12月11日 新丸子駅~元住吉駅間に工業都市駅開業。
  • 1941年(昭和16年)8月4日 急行運転廃止。
  • 1942年(昭和17年)5月26日 小田急電鉄と京浜電気鉄道(現・京浜急行電鉄)を合併、東京急行電鉄に社名変更。
  • 1943年(昭和18年)12月1日 青山師範駅を第一師範駅に、府立高等駅を都立高校駅に改称。
  • 1944年(昭和19年)10月20日 綱島温泉駅を綱島駅に改称。
  • 1945年(昭和20年)6月1日 並木橋駅新太田町駅休止。
  • 1945年(昭和20年)6月16日 武蔵小杉駅開業。
  • 1950年(昭和25年)4月8日 神奈川駅を廃止。
  • 1950年(昭和25年)8月1日 急行運転復活。
  • 1952年(昭和27年)4月1日 急行運転休止。
  • 1952年(昭和27年)7月1日 第一師範駅を学芸大学駅に、都立高校駅を都立大学駅に改称。
  • 1952年(昭和27年)10月1日 架線電圧を600Vから1,500Vに昇圧。
  • 1953年(昭和28年)4月1日 工業都市駅を廃止し武蔵小杉駅に統合。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 急行運転再開。
  • 1956年(昭和31年)10月1日 横浜駅~桜木町駅間複線化。
  • 1964年(昭和39年)8月29日 北千住駅中目黒駅日吉駅間で営団地下鉄(現・東京地下鉄)日比谷線との相互直通運転を開始。
  • 1968年(昭和43年)4月1日 ATS使用開始。
  • 1977年(昭和52年)12月16日 多摩川園前駅を多摩川園駅に改称。
  • 1986年(昭和61年)3月13日 横浜駅で電車脱線事故が発生。
  • 1988年(昭和63年)3月11日 東横線複々線化工事及び目蒲線改良工事の最初の工事として「日吉駅改良工事」に着手。
  • 1988年(昭和63年)8月9日 日吉駅改良工事に伴い、同駅で折り返していた日比谷線列車の直通区間を菊名駅まで延長(その後改良工事が完成した1991年には日中の直通列車を日吉駅折り返しに戻した)。
  • 1997年(平成9年) 3月25日 渋谷駅~菊名駅間でATC使用開始。営業最高速度を110kmに向上した。
  • 1999年(平成11年)5月15日 多摩川園駅~武蔵小杉駅間の複々線化完成。
  • 2000年(平成12年)8月6日 多摩川園駅を多摩川駅に改称、同時に急行停車駅となる。
  • 2001年(平成13年)3月28日 特急運転開始。
  • 2003年(平成15年)3月19日 中目黒駅が特急停車駅となる。また通勤時間帯(朝上り4本・夕方下り15本)に通勤特急運転開始。
  • 2004年(平成16年)1月30日 この日の終電で横浜駅~高島町駅~桜木町駅間(2.1km)の営業を終了(廃止は翌31日付け)。
  • 2004年(平成16年)1月31日 東白楽駅~横浜駅間を高架線から地下線に切り換え、反町駅と横浜駅が地下ホームとなる。当日は渋谷駅~横浜駅間のみ運転の臨時ダイヤで運転された。各駅停車の横浜行運用は渋谷発の終電のみとなるが、特急・急行はこの日限定だった。菊名駅~横浜駅間でATC使用開始。これにより東横線は全区間がATCとなった。
  • 2004年(平成16年)2月1日 横浜高速みなとみらい線と相互直通運転を開始。
  • 2005年(平成17年)7月25日 平日の特急・通勤特急・急行の8号車が女性専用車となる。
  • 2006年(平成18年)3月18日 新たに朝下り(3本)と夕方上り(15本)の通勤特急を増発。
  • 2006年(平成18年)7月18日 女性専用車の実施内容を変更。8号車から5号車になり実施時間も上り・下りの平日の初電~10時と下りのみ平日の渋谷発17時~終電に短縮された。
  • 2006年(平成18年)8月26日 一部の駅で駅構内における接近放送の声の主と当駅止まりの電車と回送の言い回し(「ご乗車できませんのでご注意ください」→「ご乗車にはなれません」)が変更された。女声は下間都代子、男声は関根正明かと思われる。順次拡大され、9月24日の元住吉駅が高架化された日に統一された(元住吉は高架化時から使用)。しかし、以前使用されていた接近放送と比較すると、音量などが小さいことから、聞き取りにくいといった声もあるようである。
  • 2006年(平成18年)9月24日 前日(23日)深夜より武蔵小杉駅~日吉駅間の高架化切り替え工事を実施し、元住吉駅が高架化・橋上駅舎化。
  • 2006年(平成18年)9月25日 元住吉付近の高架化に伴うダイヤ改正を実施。これにより元住吉駅発着列車が始発および終電を除きすべて武蔵小杉発着になった。また、元町・中華街方面行の始発電車は日吉始発も多数存在する。
  • 2007年(平成19年)8月23日 目黒線発着変更工事に伴い、日吉駅2・3番線及び引き上げ線を一時使用中止する関連でダイヤ改正を実施。上り渋谷方面の日吉駅始発列車が菊名駅または武蔵小杉駅始発となり、日比谷線乗り入れ区間を終日菊名駅まで延長し、日吉駅における緩急接続や通過待ちは全て「元住吉駅で通過待ち」に変更となった。また、日吉行きを見ることは出来なくなった。

みなとみらい線開業関連

2003年1月に発表されたプレスリリースでは、地下に切り替え後、みなとみらい線内への車両の搬入、機器調整、乗務員習熟訓練及び営業に関する検査等により、開業まで約1週間かかり、それまでは渋谷~横浜間のみの運転を行うとされていた。しかし、みなとみらい線開業までは横浜から桜木町駅において代行バスを用意するよう国土交通省からの指示もあったことから、この期間を短縮するため、同年7月に発表されたプレスリリースにおいて、2月1日に開業すると発表された。そこで、開業3ヶ月前の11月上旬に長津田工場から9000系9008F編成と、Y500系Y516編成を、東白楽駅付近に仮設された地下搬入線路までトレーラーで陸送し、みなとみらい線内での試運転を先行して実施。このことは、一部の報道機関が取材に訪れるなど話題となった。これにより、桜木町駅営業終了からわずか1日置いた2月1日の開業にこぎ付けた。1月31日の臨時ダイヤでは、横浜駅で全ての乗客を降ろした後、最後の試運転を兼ねて、元町・中華街駅回送するというダイヤが組まれた。つまり、同日は一部列車を除き終日にわたり横浜行を見ることができ、多くの鉄道ファンが日本各地から殺到した。

将来

輸送力増強

沿線に多くの住宅地を抱える東横線は、関東の他の路線と同様、ラッシュ時の混雑には頭を悩まされる状態となり、輸送力増強は急務となっていた。

編成数の増強と車両の大型化

将来予定されている東京メトロ副都心線との相互直通運転開始に合わせ、特急・通勤特急・急行を現在の8両編成から10両編成に増強させる予定である。そのため、ホームはみなとみらい線新高島駅を除く全駅と東横線内の一部の急行停車駅で、10両編成の電車が停車できる長さを有している。長さの足りない急行停車駅ホームについても今後改修される予定であるが、急行通過駅ホームは10両編成に対応しない。

複々線化

輸送力増強において最も効果があるとされる対策は、線路の数を倍にする複々線化であるが、反面要する費用も莫大なものとなる。東横線では、この両面を勘案した結果、旧目蒲線を改良した上で、多摩川駅から日吉駅までを複々線化し、日吉から目黒を介して都心に至るバイパス路線の建設によって対応することとなった。これが現在の東急目黒線である。

複々線化は、多摩川から武蔵小杉までと、武蔵小杉から日吉までの2段階に分けて実施されている。

しかし、実際には目黒線がバイパス路線の役割をあまり果たしていない上、東横線の混雑が激しいのはこの複々線区間の先、自由が丘~渋谷間であり、この区間も早急な改良が必要である。しかし、同区間を複々線化しようとしても用地が無いため、改良するのに難しいものと思われる。

多摩川~武蔵小杉間の複々線化工事

まず、すでに東横線と目蒲線の複々線であった田園調布~多摩川間は、田園調布駅を地下化および多摩川駅を高架化した上で、目蒲線の線路が東横線の線路の内側を走行するように両線の線路の立体交差が行われた。

また、多摩川~武蔵小杉間は橋梁・高架線の拡幅・増設によって複々線化された。この工事は1999年5月15日に完成し、翌2000年8月6日の目蒲線系統分割により武蔵小杉までの複々線区間への目黒線の運転が開始された。

武蔵小杉~日吉間の複々線化工事

目黒線の武蔵小杉までの開通に引き続き、目黒線を日吉まで延伸する形での複々線化工事が継続されている。

この第一段階として、2006年(平成18年)9月24日に武蔵小杉~日吉間が高架線への切り替え及び元住吉駅の高架駅への移行が行われた。

  • この際、前日の23日終電後から翌24日の始発前までに掛けて同駅の日吉寄りにある道路(尻手黒川道路)の陸橋と東横線の線路の位置を入れ替える、いわゆる「逆立体化工事」が実施された。
  • また、元住吉駅には元住吉検車区が併設されているが、高架化の完成によって同駅が高架駅に切り替わったために、現在は地上にある元住吉検車区に出入りする電車が同駅のホームを通ることができない構造になっている。そのため、急行を含めた元住吉駅始発・終着列車は始発と最終を除き、全て武蔵小杉および日吉発着へと変更された。

今後は、東横線がかつて使用していた線路を整備して目黒線用の線路とし、同線を2008年6月に日吉まで延伸させる予定である。当初は同年3月の延伸予定だったが、3ヶ月遅れることになった。

  • 目黒線は、武蔵小杉~元住吉間の北約200mの位置(旧駅舎のホーム付近)までは東横線が高架化前に使用していた地平の線路を使用する。旧駅舎のホーム付近で元住吉検車区への入・出庫線を分岐した後、分岐点からこれから東横線旧本線を撤去して建設される上り勾配線を使用して高架にある元住吉駅構内に進入する。元住吉~日吉間は現在の東横線の内側を走る形になる。

列車種別

  • すべて急行券や特急券などの特別料金は不要である。

特急

所要時間
渋谷横浜間 24分(渋谷~元町・中華街間 33分)
停車駅(みなとみらい線を含む)
渋谷 - 中目黒 - 自由が丘 - 武蔵小杉 - 菊名 - 横浜 - みなとみらい - 元町・中華街
東横線・みなとみらい線の最速達種別。平日は昼間・深夜に、土曜・休日は全日にわたって運転される。平日の朝夕ラッシュ時と夜間には運転されず、代わりに通勤特急が運転される。
運行開始の理由
などが挙げられる。
特急の歴史
2001年3月28日のダイヤ改正より運転を開始した。
当時の停車駅:渋谷 - 自由が丘 - 武蔵小杉 - 菊名 - 横浜 - 桜木町
  • 運転開始当初は中目黒駅を通過していた。しかし、目黒区合同庁舎の移転や同駅周辺の再開発事業が進んだことや、東京メトロ日比谷線(当時は営団)との乗り換えを行う乗客から不満の声が高まったこともあり、2003年3月19日のダイヤ改正より同駅が特急停車駅となった。
  • 特急運行開始から短期間、キャンペーンのために8000系の先頭車前面に青地に桜をデザインした「特急」と書かれた絵文字ヘッドマークを付けて運転していた。
  • 運行開始当初はサザエさんによるPRが行われていたが、2004年10月11日より利用促進の一環として「東横特急」の愛称が与えられ、同時にPR作戦も開始された。これは5日後の16日のJR東日本のダイヤ改正で湘南新宿ラインを大増発するということに対抗するものであった。現在でも駅や車内のポスター、パスネットで「T⇔Y 東横特急 TOYOKO LIMITED EXPRESS」という図柄が使われている。さらに、PR作戦では同時にキャッチフレーズも与えられ、2004年10月11日の開始時点では「街と街の、どまんなかへ」だったが、2006年3月18日のダイヤ改正からは「街のまんなか、東へ横へ」となっている。
参考:10月11日(月・祝)から「東横特急」の集中的なPRを開始!
  • 車内放送の冒頭は「本日も東横特急をご利用下さいましてありがとうございます」と放送されるケースが多い。
  • 種別表示は、当初は「特急(白地橙文字)(行先・橙地白文字)」だったが、現在は「特急(橙地白文字)(行先・黒地白文字)」を表示している。

通勤特急

所要時間
渋谷~横浜間最短27分
停車駅(みなとみらい線を含む)
渋谷 - 中目黒 - 自由が丘 - 武蔵小杉 - 日吉 - 菊名 - 横浜 - みなとみらい - 馬車道 - 日本大通り - 元町・中華街
平日の朝夕ラッシュ時間帯と夜間に特急の代わりに運転される優等種別である。なお、首都圏では京成電鉄本線にも同名の列車種別が存在する。
現在は平日の朝ラッシュ時間帯に元町・中華街発渋谷行が8本、渋谷発元町・中華街行が3本、平日の夕方に同上り15本、同下り18本が設定されている。土曜・休日ダイヤでの運行はない。
8000系(前面と一部を除く側面)、9000系元町・中華街駅行の側面)、Y500系(前面のみ)、5050系(前面、側面とも)では、表示スペースが狭いこともあり「通特」と省略の上で表示されている。また、英語表記は「Commuter Express(=通勤急行)」である。これに対し、英語による自動放送で案内する時は「Commuter Limited Express」と放送されるが、携帯電話・優先席等のマナーアナウンスを適宜実施してほしいとの意見が多くあり、車内マナーのお知らせとお願いアナウンス実施のために、2005年10月以降、一時的にすべての時間帯において英語放送が省略されている(現在、車内マナーに関する放送内容を検討するとともに、英語放送についても検討をすすめている)。なお翌2006年1月頃より渋谷駅停車中の行先案内放送のみで英語放送が復活している。ただ、場合によっては流れないことがある。
通勤特急の歴史
2003年3月19日のダイヤ改正より運転を開始し、運行開始当初は渋谷行が平日朝ラッシュ時間帯に4本、桜木町行(後に元町・中華街行)が平日の夕方に15本設定されていた。

急行

停車駅(みなとみらい線を含む)
渋谷 - 中目黒 - 学芸大学 - 自由が丘 - 田園調布 - 多摩川 - 武蔵小杉 - 日吉 - 綱島 - 菊名 - 横浜 - みなとみらい - 馬車道 - 日本大通り - 元町・中華街
東横線・みなとみらい線の優等種別の中では最も停車駅が多く、スピードの遅い種別である。平日、土曜・休日ともに終日に亘り運転される。
停車駅が多く、横浜駅~菊名駅間の4駅を通過する区間を除くと、1駅おきに停車する区間もしくは連続して停車する区間しかなく、2駅以上連続して駅を通過する区間がないが、逆に3駅連続して停車する区間はある(これは京王線快速小田急電鉄区間準急と類似している)。また、みなとみらい線内では新高島駅を除き全駅に停車する。渋谷駅~横浜駅間の所要時間は特急が最短24分、通勤特急が最短27分、急行が最短29分、各停が最短39分であり、急行でも他の優等列車である特急や通勤特急と所要時間は大して変わらない。また、臨時列車を除き、急行が他の優等列車に追い抜かれることもない。
通常の急行は元住吉駅を通過するが、同駅に付属して元住吉検車区があるため、かつては同駅に発着する急行が存在した。しかし2006年9月24日より元住吉駅が高架化され、同駅からの入出庫ができなくなったことに伴い、翌25日のダイヤ改正から元住吉発着列車が最終電車を除きすべて武蔵小杉および日吉発着となり、元住吉行急行はすべて武蔵小杉行に変更された。
急行の歴史
  • 1935年2月1日 運転を開始。
  • 1941年8月4日 急行運転廃止。
  • 1950年8月1日 急行運転復活。
  • 1952年4月1日 昇圧工事に伴い、急行運転を再び休止。
  • 1955年4月1日より運転を再開。当時は日中のみ。
    • 当時の停車駅:渋谷 - 学芸大学 - 自由が丘 - 田園調布 - 武蔵小杉 - 日吉 - 綱島 - 菊名 - 横浜 - 桜木町
  • 1955年10月1日 終日運転になる(朝ラッシュ時のみ菊名~桜木町間は各駅停車)。
  • 1956年10月1日 菊名~桜木町間の終日急行運転を実施。
  • 1964年8月29日 中目黒を停車駅に追加。
  • 2000年8月6日 多摩川を停車駅に追加。
  • 2006年9月25日 元住吉始発・終着の列車を廃止。
7200系以前の車輌が急行運用に就く時は「急行」の種別表示札を装着して運用していた。8000系も「急行」の種別表示札を装着していたが、後に方向幕に種別表示を行うようになった。当初は赤地に白文字の「急-(行先)」だったが、「急行(白地赤文字)(行先・赤地白文字)」を経て、現在は「急行(赤地白文字)(行先・黒地白文字)」を表示している。

2012年度の、副都心線、西武池袋線、東武東上線直通時は、全区間急行として運転する予定。

臨時急行「みなとみらい号」

埼玉高速鉄道線浦和美園都営地下鉄三田線高島平から元町・中華街に向け、1~2か月に1回の割合で「みなとみらい号」が運行されている。2006年8月運転分までは武蔵小杉で目黒線から東横線に転線し、東横線・みなとみらい線内を急行列車として運転されていたが、同年12月運転分からさらに目黒線内でも急行運転を行い、同時に目黒線から東横線に転線する駅も田園調布に変更されている。

同様に日比谷線も北千住から元町・中華街まで1~2か月に1回の割合で「みなとみらい号」が運行されている。各駅停車として運転される通常の日比谷線直通電車と異なり、日比谷線及び東横線を急行列車として運転する。

運転区間
北千住 - 中目黒 - 横浜 - 元町・中華街
高島平 - 目黒 - 武蔵小杉 - 横浜-元町・中華街
浦和美園 - 赤羽岩淵 - 目黒-武蔵小杉 - 横浜 - 元町・中華街
停車駅
東京メトロ日比谷線北千住駅発着の列車は日比谷線の一部の駅(扱いは急行)と中目黒-元町・中華街の急行停車駅
都営三田線高島平駅および埼玉高速鉄道線浦和美園駅発着の列車は地下鉄線・目黒線の各駅と武蔵小杉-元町・中華街の急行停車駅

ネームドトレイン

現在は行楽期に「みなとみらい号」が運行されているが、かつては下記の名称の臨時急行が設定されていた。

  • 綱島号 - 綱島温泉の観光目的のために設定。
  • さざなみ号 - 京浜急行電鉄とタイアップし、横浜駅で京急の湘南逗子(現在の新逗子)行きの急行に接続。
  • 勝山号 鹿野山号 - 東海汽船とタイアップして運行。当時は横浜高島町に同社運航船の桟橋があり、同社の手により房総半島への定期船が運航されていた。

各駅停車

停車駅
みなとみらい線を含む各駅
大半の列車が自由が丘駅菊名駅特急通勤特急)または急行の待ち合わせをする。東横線は、特急と急行が交互に運転されるので、例えば、自由が丘で特急の待合わせをした列車は、菊名では急行の待合わせをする。当然ながら逆もある。
  • 元住吉駅では、一部の各駅停車が優等列車の通過待ちを行う。
  • 元住吉駅の優等列車の通過待ちは、朝ラッシュ時の日比谷線の混雑による小規模なダイヤの乱れを直すため、自由が丘待ち合わせのところを予定を変更して元住吉通過待ちとなるケースもある。
  • 特急運転開始以前は、多くの各駅停車が渋谷~桜木町間のほぼ中間駅に位置する日吉で急行の待ち合わせを行っていた。この間、待合わせ無しの各停・日吉で待合わせの各停・急行という順序のダイヤで編成されていた。
  • 当初は方向幕に種別表示を行っていなかったが、みなとみらい線開業を控えた2004年1月までに、「各停(青地白文字)(行先・黒地白文字)」という種別表示を開始した。

日比谷線直通列車

日比谷線直通列車は「みなとみらい号」を除いて各駅停車で運転される。詳しくはこちらを参照。

直通運転

みなとみらい線との直通運転

横浜駅を介して、横浜高速鉄道みなとみらい線と直通運転を行っている。

同駅に発着するすべての列車がみなとみらい線に直通運転を行う。すなわち、東横線で運行される電車の大部分がみなとみらい線との直通運転を行っており、東横線とみなとみらい線は運行形態上1つの路線と化している。なお、東横線の列車種別を引き継いで運転する。また、横浜駅では会社間における乗務員の交代を行わず、東急の乗務員が引き続き元町・中華街駅まで乗務する。

東京メトロ日比谷線との直通運転

中目黒駅を介して東京メトロ日比谷線と直通運転を行っている。

定期列車は、菊名駅(朝と夜の一部列車は武蔵小杉駅)~中目黒駅~日比谷線北千住駅��朝の一部列車は南千住駅、又は東京地下鉄03系電車使用の北千住行き直通普通列車のち東急東横線で5分遅れが出たときは東武線に直通し北越谷東武動物公園)を運転する。また、早朝に広尾駅始発の直通列車も運転される。すべて各駅停車として運転される。

なお、朝ラッシュ時に日比谷線内で遅延が発生した場合などは、行先を変更し東横線との直通が打ち切りになったり、運行順序が後回しにされることがある。例えば、本来ならば日比谷線からの菊名行の後に元町・中華街行が来るはずが、日比谷線が遅延していることから先に元町・中華街行が来ることなどが多々見受けられる。朝ラッシュ時における中目黒からの東横線への直通列車は、慢性的に遅延している状態が続いており、朝の下り方向は1分から5分程度の小規模なダイヤの乱れが多く見られる。

臨時列車として、ゴールデンウィークや夏休み、クリスマスなどのシーズンには日比谷線直通の「みなとみらい号」が運転されることがある(東横線内・日比谷線内ともに急行で運転)。詳しくは#臨時急行みなとみらい号を参照。

日比谷線直通列車の多くは、元住吉駅で特急もしくは通勤特急の通過待ちを行う。また、接続駅の中目黒駅で上りは直後に到着する渋谷行の待ち合わせを、下りは直後に到着する優等列車の待ち合わせあるいは先着の優等列車に連絡することが多い。

特急運転開始以前は、日吉駅において日比谷線からの各駅停車が渋谷発着の各駅停車の接続を行うという各駅停車が各駅停車の待ち合わせをする珍しい光景も見られたが、現在定期列車では行われていない。ただし、現在でも東横線もしくは日比谷線のダイヤが乱れた際には、列車順序を入れ替えるために自由が丘駅などで渋谷発着の各駅停車と日比谷線直通列車との接続が行われることがある。

車両

使用車両は、長さ18mの車両である1000系および東京メトロ03系の8両編成で、これらは東横線の一般的な規格となっている長さ20mの車両に日比谷線が対応していないためである。

  • 時刻によって1000系と東京メトロ03系のどちらが運転されるのかが決まっている。ただし、定期検査時やダイヤが乱れた際はこの限りではない。
  • 北千住方面行の1000系は種別表示において「日比谷線直通」と表示される。また、菊名方面行の時は東横線内では「各停」と表示され、日比谷線内では無表示である。
  • 03系には「各駅停車」や「各停」という表示がないため種別表示はなされず、ただ「北千住」や「菊名」など行先が表示されるだけである。
  • ダイヤが乱れるなどして日比谷線との直通運転が中止された際には03系が通常運転されない渋谷駅まで運転されることがあるが、「渋谷」という行先表示がないため、「北千住」や「臨時」などと表示して渋谷まで運転される。ただし、東京地下鉄03系電車使用の北千住行きで5分以上の遅れが出たときには東武伊勢崎線と直通運転を行う事もある。

東京メトロ副都心線との直通運転

2012年(平成24年)を目処に、渋谷駅を介した東京メトロ副都心線との直通運転および西武有楽町線池袋線東京メトロ有楽町線東武東上線との相互直通運転を行う予定である。このため、代官山駅の渋谷方先端より現在渋谷駅東口地下に建設中の渋谷駅まで地下線が建設され、現在の渋谷駅は廃止となる。開通後は東武・西武線への直通列車だけでなく、新宿三丁目駅止まりの列車も運転され、東横線から新宿地区への移動が便利になるとされる。

  • この渋谷駅跡地は渋谷区による再開発事業に利用される他、現在は南側にずれているJR埼京線湘南新宿ライン用ホームが移設される予定である。

車両

副都心線を経由して東武・西武と直通を行う列車は、急行などの優等列車での運転が予定されているため、両線の優等列車に合わせて東横線の優等列車も10両編成化が行われる。また、東横線の特急・通勤特急・急行停車駅では10両編成に対応したホーム延長工事が行われる。

女性専用車

平日の特急・通勤特急・急行の上下線の始発~10時及び下り線の渋谷駅発17時~終電の時間帯において、渋谷寄りから数えて5両目の車両である5号車女性専用車となる。実施区間は東横線・みなとみらい線の全区間である。それ以外の時間帯および各駅停車、土曜・休日ダイヤではすべての乗客が利用できる。また、実施列車では10時になると車掌が女性専用車の運用を終了するアナウンスを行う。また、神奈川新聞花火大会開催時や年末年始における臨時ダイヤ実施時、また事故などの影響でダイヤが乱れた際には女性専用車の実施を中止することがある。

女性専用車の変遷

東横線の女性専用車は、2005年7月25日に初めて導入された。導入当時は、平日の特急・通勤特急・急行で終日、横浜寄りの先頭車である8号車に設定されていた。首都圏で女性専用車が終日導入されたのは初めての試みであったが、平日昼間及び朝ラッシュ時以外の渋谷方面行における女性専用車の利用者数が少なかったことや、菊名駅で女性専用車設定位置と出口階段の位置が重なったことにより、一部車両が異常に混雑した他、駆け込み乗車が多発して列車運行及び安全面において問題となり、設定時間帯の縮小並びに設定車両の変更を翌2006年7月18日に実施し、現在に至る。中間車に設定されていることから、窓の他にドア部分とドア上、さらには車体の側面にも女性専用車であることを知らせるステッカーが貼られている。 なお、同月14日まで女性専用車だった9000系の8号車には、女性専用車の設定位置を強調する目的と企業とのタイアップの目的を兼ねて、一部編成を除いた車体にTBSのドラマ広告がラッピングされていた。

駅一覧

駅名 駅間キロ 累計キロ 各停 日比谷線直通 急行 通勤特急 特急 接続路線及び備考 所在地
渋谷駅 - 0.0 北千住駅まで直通運転 東京急行電鉄:田園都市線(※乗り換えにはいったん改札を出る必要がある)
東日本旅客鉄道山手線埼京線湘南新宿ライン
京王電鉄井の頭線
東京地下鉄銀座線(G-01)、半蔵門線(Z-01)、副都心線(2008年6月開業予定)
東京都 渋谷区
代官山駅 1.5 1.5  
中目黒駅 0.7 2.2 東京地下鉄:日比谷線(H-01)(菊名方から北千住まで直通運転) 目黒区
祐天寺駅 1.0 3.2  
学芸大学駅 1.0 4.2  
都立大学駅 1.4 5.6  
自由が丘駅 1.4 7.0 東京急行電鉄:大井町線
田園調布駅 1.2 8.2 東京急行電鉄:目黒線(武蔵小杉駅まで並行運転) 大田区
多摩川駅 0.9 9.1 東京急行電鉄:東急多摩川線
新丸子駅 1.2 10.3   神奈川県 川崎市中原区
武蔵小杉駅 0.6 10.9 東京急行電鉄:目黒線
東日本旅客鉄道:南武線横須賀線(2009年度開業予定)
元住吉駅 1.2 12.1 車両基地所在駅。構造の都合上、入庫は武蔵小杉駅で、出庫は下り日吉駅、上りは武蔵小杉駅で行う。
日吉駅 1.5 13.6 横浜市営地下鉄グリーンライン(2008年3月末開業予定) 横浜市港北区
綱島駅 2.2 15.8  
大倉山駅 1.7 17.5  
菊名駅 1.3 18.8 東日本旅客鉄道:横浜線
日比谷線直通電車の終着駅。
妙蓮寺駅 1.4 20.2    
白楽駅 1.2 21.4     横浜市神奈川区
東白楽駅 0.7 22.1    
反町駅 1.2 23.2    
横浜駅 0.9 24.2   東日本旅客鉄道:東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、京浜東北線根岸線
京浜急行電鉄本線
相模鉄道本線
横浜市営地下鉄:ブルーライン(3号線)
横浜高速鉄道みなとみらい線(直通運転)
横浜市西区
横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅まで直通運転
  • 緩急接続及び通過待ちが可能な駅:自由が丘駅・菊名駅
  • 通過待ちが可能な駅:元住吉駅
  • 折り返し可能な駅:武蔵小杉駅・菊名駅・横浜駅
凡例
●:停車
|:通過
接続路線及び備考のカッコ内は接続路線の駅番号など

廃止駅

※日付は最終営業日の翌日

  • 1946年6月1日廃止:並木橋駅(渋谷~代官山間)、新太田町駅(東白楽~反町間)
  • 1950年4月8日廃止:神奈川駅(反町~横浜間)
  • 1953年4月1日廃止:工業都市駅(武蔵小杉~元住吉間)
  • 2004年1月31日の横浜~桜木町間廃止に伴い、以下の両駅が廃止された。

車両

自社車両

横浜高速鉄道所有車両

乗り入れ車両

過去の車両

自社車両

乗り入れ車両

その他の情報

ドアカット

かつては2ヶ所の駅でドアカットが行われていたが、現在は解消されている。

代官山駅
渋谷隧道にはかつては隣接する代官山駅でホーム全長の不足からドア締め切り(ドアカット)措置が採られたが、現在は駅改修工事の完成により渋谷2号踏切が廃止、ホームが渋谷隧道内に延長されたため解消されている。
菊名駅
菊名駅では、駅の渋谷方に踏切があり、また横浜方は急曲線となっていたため、ホームの長さが150m弱しかなかった。そのため、東横線の車両を20m車両8両編成へと増強した時に渋谷方1両目のホームが不足したため、ドアカット措置がとられた(なお、18m車両8両編成の日比谷線直通列車はホームの長さが足りるためドアカットはなかった)。同駅は各駅停車が急行の待ち合わせをする駅であったために停車時間が長く、列車がはみ出す渋谷方の踏み切りは「開かずの踏切」となり、問題になっていた。
この措置は、菊名駅~大倉山駅間の一部が高架化された際に踏切を廃止してホームを延伸することにより解消した。

駅別乗降客数ランキング(2006年度)

順位 駅名 乗降客数(1日平均)
1 渋谷 417,731
2 横浜 311,933
3 中目黒 172,644
4 武蔵小杉 158,693
5 日吉 130,607
6 菊名 119,083
7 綱島 103,339
8 自由が丘 86,521
9 学芸大学 67,853
10 元住吉 60,049
11 大倉山 50,356
12 都立大学 45,951
13 白楽 38,853
14 祐天寺 29,510
15 妙蓮寺 24,926
16 田園調布 24,450
17 代官山 24,154
18 新丸子 20,949
19 反町 13,654
20 東白楽 12,844
21 多摩川 12,243

※東急線内相互乗換人員は除く

事故・事件など

  • 1986年3月13日 - 横浜駅構内において元住吉発桜木町行急行電車(9000系9001編成)の最後尾が脱線した。負傷者はいなかった。通称「横浜駅電車脱線事故」。
  • 2001年7月6日 - ラッシュ時の渋谷駅で階段の天井からモルタル塊(縦約4m・横約60cm)が落下して通行人に当たり、4名が負傷する事故があった。当時階段の一部をエスカレーターにする工事の最中だったという。
  • 2006年5月27日 - 中目黒駅に停車した急行列車の、ホームと反対側の全てのドアが開く事故があった。転落者・けが人はなし[1]

関連項目

外部リンク