麻生 祐未(あそう ゆみ、1963年8月15日[2] - )は、日本女優。旧芸名、樹 由美子。本名、奥村 由美[2][3]

あそう ゆみ
麻生 祐未
麻生 祐未
本名 奥村 由美[注釈 1]
別名義 樹 由美子(旧芸名)
生年月日 (1963-08-15) 1963年8月15日(61歳)
出生地 日本の旗 日本 大阪府泉佐野市[1]
出身地 日本の旗 日本 長崎県長崎市
身長 161 cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル テレビドラマ映画
活動期間 1984年 -
活動内容 1983年:芸能界デビュー
1985年カネボウキャンペーンガール選出
配偶者 永澤俊矢2004年 - 2008年
著名な家族 奥村チヨ(叔母)
事務所 イザワオフィスフリー
公式サイト 麻生祐未オフィシャルサイト
主な作品
テレビドラマ
『幸せさがし』
武蔵坊弁慶
男女7人秋物語
武田信玄
君が嘘をついた
税務調査官・窓際太郎の事件簿
ほんまもん
パパとムスメの7日間
JIN-仁-
カーネーション
わたしを離さないで
特命刑事 カクホの女
半分、青い。
義母と娘のブルース
テセウスの船
危険なビーナス
受賞
エランドール賞
1989年 新人賞
テンプレートを表示

大阪府泉佐野市生まれ[1]長崎県長崎市出身[4]青山学院大学文学部英米文学科卒業。イザワオフィスとの契約を2022年8月31日を終了し独立。叔母は元歌手の奥村チヨ[3]。元夫は俳優の永澤俊矢。1児の母。身長161cm。

来歴・人物

大阪府泉佐野市生まれ[1][5][6]。3歳頃から高校まで長崎で過ごし長崎県立長崎西高等学校を卒業後に青山学院大学に進学した[7]。実際に長崎県に居住していたが、プロフィール上の「長崎県出身」というのはかつて事務所から指示されたものである[8]

青山学院大学在学中の1983年映画『あいつとララバイ』に樹由美子名義でデビュー[9]。その後、1984年10月、芸名を麻生祐未に改名し雑誌等のグラビアデビュー後、バラエティ番組『オールナイトフジ』の司会を務め注目された[9]1985年にはカネボウ水着キャンペーンガールに選ばれ人気に拍車をかけた[9]

また、『ドリフ大爆笑』のコントや『武蔵坊弁慶』、『男女7人秋物語』などのテレビドラマにも出演し役者としての知名度を上げ、1988年にはトレンディドラマ君が嘘をついた』でヒロインを務めるなど1980年代末から1990年代初頭にかけ活躍した。

20代終盤には、米国留学を思い立って芸能能活動を休止、ニューヨーク大学に1年間留学してサイエンス&テクノロジーを専攻した[10]

2004年3月、2001年度後期のNHK連続テレビ小説ほんまもん』で共演した永澤俊矢と3年の交際期間を経て結婚、同時に妊娠6か月であることも発表した。同年7月6日に男児を出産、当時39歳での高齢出産であったことから話題になった。2008年6月頃に離婚し[11]、長男の親権は麻生が持った[12]

NHK連続テレビ小説『カーネーション』に出演中の2012年1月、泉佐野市の観光大使に就任している[1]

イザワオフィスとの所属契約を2022年8月31日をもって終了し独立。

2024年9月26日、Huluオリジナルドラマの撮影中に照明機材が落下し、麻生と共演の山本美月の頭部に当たる事故が発生。麻生は頚部挫傷、頭部外傷で約2週間の安静加療、山本は頭部外傷、頭皮挫創で約1週間の通院加療と診断された[13]。同年10月15日、公式サイトで撮影に復帰したと発表[14][15]

出演

テレビドラマ

NHK

日本テレビ

TBS系

フジテレビ系

テレビ朝日

テレビ東京系

WOWOW

映画

ミュージック・ビデオ

CM

その他

ディスコグラフィー

シングル

発売日 規格 規格品番 タイトル 作詞 作曲 編曲
フォーライフ・レコード
1984年11月21日 EP 7K-165 A ドキュメント 峰岸未来 井上大輔 瀬尾一三 64位
2011年4月13日 MEG-CD MEGFL-1001 B 引けぎわ
1985年5月21日 EP 7K-181 A 噂のNEWフェイス 葉山真理 水沢樹里 小林信吾 91位
2011年4月13日 MEG-CD MEGFL-1002 B 私から、I SAY GOOD-BYE 尾関裕司

オムニバスアルバム

  • You are my idol 80's(2003年03月26日、フォーライフ・レコード、FLCF-3946)- 「ドキュメント」を収録

脚注

注釈

  1. ^ 事務所公式は非公表であるが[要出典]デビュー当時の雑誌等で公表していた。
  2. ^ 日本航空123便墜落事故で急逝した北原遥子の代役。

出典

  1. ^ a b c d 女優の麻生祐未さんが、泉佐野市の観光大使に就任!”. 泉佐野市. 2016年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月23日閲覧。
  2. ^ a b 麻生祐未”. 映画.com. 俳優・監督. 2018年6月19日閲覧。
  3. ^ a b “名取裕子&麻生祐未が「マル」から「カク」に移り再びタッグ 『特命刑事 カクホの女』”. zakzak by 夕刊フジ (産経デジタル). (2018年2月7日). https://www.zakzak.co.jp/article/20180207-GJHAEPBL7BKUZBVVLFQPN5MFBE/ 2018年6月19日閲覧。 
  4. ^ 早田紀子 (2017年1月6日). “麻生祐未さん”. NBC長崎放送. 2018年6月19日閲覧。
  5. ^ 地元・泉佐野の良さ知って 麻生祐未さん×鷲田教授”. asahi.com. 朝日新聞社 (2012年6月2日). 2012年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月23日閲覧。
  6. ^ 麻生祐未が故郷の泉佐野観光大使就任”. デイリースポーツオンライン. 株式会社デイリースポーツ (2012年1月15日). 2012年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月23日閲覧。
  7. ^ 人・クローズアップ 麻生祐未(本名・奥村由美 34回生)” (PDF). 長崎西高在京同窓会ホームページ. 長崎西高在京同窓会ニュース コミュニティ 第4号. p. 1 (1986年10月). 2018年6月19日閲覧。
  8. ^ 続・アイドル下世話ばなし”. フロムさんの大きなお世話~プロデューサー逍遥記 (2012年2月11日). 2013年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月27日閲覧。
  9. ^ a b c "麻生祐未「ディスコに行くより朝までファミコン」していた学生時代の地味生活". 女性自身. 光文社. 2022年8月20日. 2022年8月20日閲覧
  10. ^ 朝日新聞 関西スクエア対談シリーズ「言葉ほぐし」初回ゲスト麻生祐未” (2012年5月26日). 2015年6月28日閲覧。
  11. ^ “麻生祐未 昨夏離婚していた…”. スポニチアネックス (スポーツニッポン). (2009年1月27日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/special/2009hakyoku/KFullNormal20090127102.html 2015年7月23日閲覧。 
  12. ^ “麻生祐未と永沢俊矢、昨秋離婚していた”. 日刊スポーツ. (2009年1月27日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20090127-454237.html 2018年6月19日閲覧。 
  13. ^ “【全文】山本美月と麻生祐未が撮影中に負傷、機材が頭部落下「より一層安全対策を」Hulu謝罪”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2024年9月26日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202409260001116.html 2024年9月26日閲覧。 
  14. ^ 公式サイトにおける報告
  15. ^ “麻生祐未、ドラマ撮影中の事故から復帰「療養期間を順調に経過」 照明機材落下で頭部負傷”. ORICON (ORICON NEWS). (2024年10月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2349406/full/ 2024年10月15日閲覧。 
  16. ^ 斎藤工、映画監督役で『半分、青い。』出演!「喜びはひとしお」”. マイナビニュース. マイナビ (2018年4月27日). 2018年7月5日閲覧。
  17. ^ 吉岡秀隆、麻生祐未、山田真歩、池津祥子らが土曜ドラマ『やさしい猫』出演決定 メインビジュアルも完成”. TV LIFE web. ワン・パブリッシング (2023年5月19日). 2023年5月19日閲覧。
  18. ^ 岸井ゆきの、松山ケンイチのドラマ「お別れホスピタル」新キャストが明らかに療養病棟が舞台の「お別れホスピタル」ドラマ化、岸井ゆきの・松山ケンイチが出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年1月15日). 2024年1月15日閲覧。
  19. ^ ドラマ制作Joker 株式会社 ジョーカー (作品 2000年)”. 2020年2月20日閲覧。
  20. ^ 綾瀬はるか&三浦春馬&水川あさみが共演!「わたしを離さないで」初のドラマ化決定”. シネマカフェ (2015年11月19日). 2015年11月19日閲覧。
  21. ^ “北川景子&二階堂ふみ、姉妹役で初共演 渡辺謙主演のホームドラマ”. ORICON STYLE. (2016年11月24日). https://www.oricon.co.jp/news/2081930/full/ 2016年11月24日閲覧。 
  22. ^ 綾瀬はるか&上白石萌歌、『義母と娘のブルース』SP版撮了で笑顔の2ショット”. クランクイン!. ブロードメディア (2019年12月11日). 2021年11月28日閲覧。
  23. ^ 義母と娘のブルース:2022年正月に完全新作放送 綾瀬はるか、竹野内豊、佐藤健、上白石萌歌らキャスト陣続投(コメントあり)”. MANTANWEB(まんたんウェブ). MANTAN (2021年11月28日). 2021年11月28日閲覧。
  24. ^ 綾瀬はるか、上白石萌歌らキャスト集結 『義母と娘のブルースFINAL』キービジュアル公開”. リアルサウンド映画部. blueprint (2024年12月1日). 2024年1月2日閲覧。
  25. ^ “福士蒼汰×菜々緒×桐谷健太×横浜流星 『4分間のマリーゴールド』兄弟4人のビジュアル公開”. Real Sound (blueprint). (2019年9月5日). https://realsound.jp/movie/2019/09/post-412112.html 2019年9月6日閲覧。 
  26. ^ “妻夫木聡主演『危険なビーナス』追加キャストに小日向文世、斉藤由貴ら”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年9月13日). https://www.oricon.co.jp/news/2171802/full/ 2020年9月13日閲覧。 
  27. ^ “『アトムの童』物語は第二章へ…山崎努、麻生祐未、加藤ローサの出演決定”. ORICON NEWS (oricon ME). (2022年11月13日). https://www.oricon.co.jp/news/2256855/full/ 2022年11月14日閲覧。 
  28. ^ “麻生祐未『トリリオンゲーム』に出演決定”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年8月31日). https://www.oricon.co.jp/news/2292935/full/ 2023年8月31日閲覧。 
  29. ^ 【ネタバレ】「アンチヒーロー」怒濤のサプライズ登場 公式未発表キャスト2名が発表”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ (2024年6月9日). 2024年6月10日閲覧。
  30. ^ 前作から1年、北大路欣也主演『三屋清左衛門残日録 完結篇』2月11日(土)放送”. 東映 (2017年2月3日). 2022年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月31日閲覧。
  31. ^ 鈴鹿央士の主演ドラマが1月スタート、ヒロイン・山本舞香と“闇バイト家族”に”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年12月5日). 2023年12月5日閲覧。
  32. ^ 松本まりか「夫の家庭を壊すまで」新キャストに麻生祐未、太田莉菜、田中美久ら出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年6月20日). 2024年6月20日閲覧。
  33. ^ 松雪泰子、小池栄子、ミムラら5人の女優が「ジュンコ」役で競演”. ORICON (2015年9月16日). 2015年9月16日閲覧。
  34. ^ 映画『[PERFECT DAYS』作品情報”. 映画.com. エイガ・ドット・コム. 2023年12月22日閲覧。
  35. ^ “映画『港に灯(ひ)がともる』作品情報”. 映画.com (エイガ・ドット・コム). https://eiga.com/movie/101437/ 2024年5月28日閲覧。 

関連項目

外部リンク