青森駅
青森駅(あおもりえき)は、青森県青森市柳川(やなかわ)1丁目[1]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・青い森鉄道の駅である。
青森駅 | |
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東口(2024年5月) | |
あおもり Aomori | |
所在地 | 青森県青森市柳川1丁目[1] |
所属事業者 | |
電報略号 | アオ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 3面6線 |
乗車人員 -統計年度- |
(JR東日本)-2023年- 5,556人/日(降車客含まず) (青い森鉄道)-2019年- 2,326人/日(降車客含まず) |
開業年月日 | 1891年(明治24年)9月1日[1] |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | ■奥羽本線(JR東日本) |
キロ程 | 484.5 km(福島起点) |
◄新青森 (3.9 km) | |
所属路線 | ■津軽線(JR東日本) |
キロ程 | 0.0 km(青森起点) |
(6.0 km) 油川► | |
所属路線 | ■青い森鉄道線(青い森鉄道) |
キロ程 |
121.9 km(目時起点) 東京から739.2 km |
◄筒井 (4.4 km) | |
備考 |
青森駅 | |
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あおもり Aomori | |
(113.0 km) 函館► | |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 青函航路(青函連絡船) |
キロ程 | 0.0 km(青森起点) |
開業年月日 | 1908年(明治41年)3月7日 |
廃止年月日 | 1988年(昭和63年)3月13日[* 1] |
概要
編集青森県の県庁所在地・青森市の中心駅(ターミナル駅)である。かつては東京から伸びる鉄道幹線である東北本線および奥羽本線の終着駅であり青函連絡船との乗換駅だった[2][3][4]。1988年(昭和63年)の青函トンネル開通に伴う青函連絡船廃止と旅客輸送の海峡線経由化、2010年(平成22年)の東北新幹線開通に伴う東北本線の第三セクター化、さらには2016年(平成28年)の北海道新幹線開業に伴う海峡線経由の旅客輸送の新幹線への移行を経て、「北海道との連絡口としての役割から、三内丸山遺跡や世界遺産白神山地への玄関口とその機能は変貌を遂げる駅」として、東北の駅百選に選定されるに至っている[2][3][4][5]。なお、東北本線八戸駅 - 青森駅間の第三セクター化に伴い、在来線における所属線は東北本線から奥羽本線に変更されている[6][注 1]。
2023年(令和5年)6月現在、乗り入れている路線はJR東日本の奥羽本線と津軽線、青い森鉄道の青い森鉄道線の合計3路線であり、いずれの路線も当駅が起終点となっている(津軽線のみ起点、奥羽本線、青い森鉄道は終点)[2][3][4]。
歴史
編集当駅は古くは青函連絡船の本州側玄関口であり、北海道と本州をつなぐ、全国的な交通網の要であった。その情景は歌謡曲「津軽海峡・冬景色」の歌詞にもなった。
1988年(昭和63年)に青函トンネルが開通すると、青函連絡船はその役目を新たに開業した津軽海峡線に譲って廃止され、津軽海峡線の快速「海峡」の始発・終着駅の役割を果たしていた。
その後、2002年(平成14年)の東北新幹線盛岡 - 八戸間開業時に快速「海峡」が廃止され、特急「白鳥」・「スーパー白鳥」の停車駅(一部始発および終着あり)となったことから、昼間の当駅始発・終着列車は減り、さらに2010年(平成22年)12月4日の東北新幹線新青森開業後は、東北本線八戸 - 当駅間は青い森鉄道に経営移管され、特急「白鳥」・「スーパー白鳥」の起終点は八戸駅から新青森駅に変更され[注 2]、多客期の臨時特急「白鳥」の午前の1往復のみ当駅始発となった。
そして、2016年(平成28年)の北海道新幹線開業に伴い、青函トンネル経由の旅客列車はすべて新幹線へ移行することになったため、特急「白鳥」・「スーパー白鳥」をはじめとした津軽海峡線の旅客列車はすべて運行を終了した。これにより、当駅から直接北海道方面へ向かう旅客列車は無くなり、北海道への玄関口としての役割は新青森駅に譲り渡された。
かつては1番線側に青函連絡船の岸壁があり、連絡船の車両甲板につながる可動橋があった。また、当駅から安方を経て埠頭方面への臨港線(青森県公用臨港線)もあり、貨車の入れ替え作業がホームから頻繁に見られた。連絡船への貨車積み込みのため、構内の線路は岸壁に向かって北側に伸びた構造になっている。
年表
編集- 1891年(明治24年)9月1日:日本鉄道の駅として開業。この当時は、玄関が安方通りに面していた。なお、1番列車は、前日17時45分に上野駅を出発し、当駅に当日17時10分に到着した列車だった。また、当時の運行ダイヤは、下り列車が上野14時45分発青森17時10分着、上り列車が青森12時50分発上野10時10分着の1往復の運行だった[8][注 3]。
- 1906年(明治39年)
- 1908年(明治41年)3月7日:帝国鉄道庁直営の青函連絡航路が開設され、青函連絡船運航開始。
- 1926年(大正15年)11月:貨物ホーム、操車場が完成。旅客と貨物ホームが分離[11]。
- 1944年(昭和19年)4月1日:倉庫営業開始[12]。
- 1947年(昭和22年)8月11日:昭和天皇の戦後巡幸。青森駅長が「樺太引揚輸送」、函館船舶管理部長が「青函連絡船について」などの説明を行う[13]。
- 1948年(昭和23年):西口設置。
- 1959年(昭和34年)12月25日:4代目東口駅舎が竣工。
- 1965年(昭和40年)10月1日:みどりの窓口を設置。
- 1968年(昭和43年)5月16日:「十勝沖地震」が発生。この地震により青函連絡船の桟橋の床が抜け落ちるなどの被害が出た。
- 1970年(昭和45年)
- 7月1日:駅レンタカーみちのく青森営業所を開設(現・JR東日本レンタリース青森営業所)。
- 11月10日:青森駅旅行センターが開業。
- 1984年(昭和59年)12月:西口駅舎が新築。
- 1986年(昭和61年)5月23日:青森駅ビル「ラビナ」が開業[新聞 1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる[14]。ただし、青函連絡船青森桟橋はJR北海道函館支店管轄となる。
- 1988年(昭和63年)
- 1990年(平成2年)3月10日:びゅうプラザ青森が開業。
- 1990年代前半:西口にマルス端末を設置し、みどりの窓口化。
- 1998年(平成10年)ごろ:自動券売機をボタン式からタッチパネル式(EV2型)に更新。
- 2002年(平成14年)
- 4月1日:駅西口の業務が「ジャスター」(現・JR東日本東北総合サービス)に委託される(それ以前は東口出札担当と改札担当が交代で業務をしていた)。
- 東北の駅百選に選定される。
- 2005年(平成17年)3月1日:東口に指定席券売機を導入。
- 2006年(平成18年)3月9日:東口在来線改札口に自動改札機を導入。
- 2007年(平成19年)11月:東口・西口ともに、タッチパネル式の自動券売機を新機種(EV4型)に更新。
- 2009年(平成21年)
- 10月:東口改札の有人通路をカウンター化。インフォメーションセンターを東口改札併設とする。
- 12月:東口のみどりの窓口、びゅうプラザを改装。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)8月15日:青森駅構内連動分離工事を実施。これまで構内をすべて青森駅輸送本部から制御していたが、1・2番線を青い森鉄道輸送指令からの制御に分離。
- 2014年(平成26年)4月1日:インフォメーションセンターが廃止。
- 2016年(平成28年)
- 2018年(平成30年)
- 2019年(令和元年)6月1日:蟹田駅業務委託化、三厩駅無人化に伴い、津軽線中沢駅 - 三厩駅間が当駅管理下となる。また、びゅうプラザの運営がびゅうトラベルサービスに移管される。
- 2021年(令和3年)
- 2月20日 - 3月5日:4代目駅舎が建て替え工事による閉鎖(2021年3月26日)を前に青森県立青森北高等学校美術部員や青森市の造形教室「CoBaCo(コバコ)」の生徒らにより駅舎の壁や柱に彩色を施す「エキナカアート」を実施[JR 3][新聞 7]。
- 3月26日:4代目駅舎および西口の窓口営業が終了[JR 4][青森市 2][新聞 8][新聞 9]。
- 3月27日:新駅舎(5代目)及び東西自由通路の供用を開始[JR 4][青森市 2][新聞 10][新聞 11]。改札業務と券売機管理業務を業務委託化(みどりの窓口は引き続き直営)。
- 10月1日:八戸地区センター(旧・八戸地区指導センター)廃止に伴い、八戸地区が青森地区に編入される。
- 12月1日:大湊駅業務委託化に伴い、大湊線各駅が当駅管理下となる。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
- 2024年(令和6年)
駅構造
編集番線(線路) | 線路(のりば) | 名称 | 所有(現在) |
---|---|---|---|
1番線 | - | 下り3番線 | JR東日本 |
2番線 | - | 下り2番線 | |
3番線 | - | 下り1番線 | |
4番線 | 6番線 | 津軽本線 | |
5番線 | 5番線 | 奥羽下り本線 | |
6番線 | 4番線 | 奥羽上り本線 | |
7番線 | 3番線 | 中線 | |
8番線 | 2番線 | 東北下り本線 | 青森県 |
9番線 | 1番線 | 東北上り本線 | |
- | - | 材料線 |
青森営業統括センター管理下の直営駅(営業副長・輸送副長配置)。津軽線の各駅、大湊線の各駅(野辺地駅を除く)、奥羽本線新青森駅を管理下に置く。改札口と券売機管理業務はJR東日本東北総合サービスが受託し、業務長を配置している。
島式ホーム3面6線を有する地上駅(橋上駅)である。1・2番線に青い森鉄道線、2 - 6番線に奥羽本線、3・6番線に津軽線の列車が発着している[3][4]。各線は構内北側へ向けて1線に合流しており、客車列車の入換・機回し線として使用されている。東北本線八戸 - 青森間経営分離に際して構内改良工事が行われており、1・2番線の有効長短縮や電車化によって不要となった機回し線の撤去などが実施された[16]。経営分離以前は、一部列車を除き1・2番線に東北本線、3 - 5番線に奥羽本線、6番線に津軽線の列車が発着していた。線路番線(名称)としては駅構内西から番号が振られており、右表のようになっている[16]。
現在の駅舎は2021年(令和3年)3月27日から使用されているもので、4代目駅舎の西隣(駅正面から見て奥側)の機回し線の跡地に建てられている。2階にはみどりの窓口、自動券売機、指定席券売機、待合室、自動改札機(Suica、えきねっとQチケ対応)が設けられている[JR 4]。NewDaysは駅たびコンシェルジュや待合室と併設している[JR 4]。24時間行き来ができる東口と西口を繋ぐ(幅約6メートル、全長約170メートル)自由通路は、南側には採光を意識した大きな窓が、北側はリンゴの木箱をイメージしたデザインが特徴の壁があり、写真などを展示するスペースもある[新聞 11]。また、改札階とホーム階との間や出入口にはそれぞれエレベーターとエスカレーターを完備しており、バリアフリー化が図られている[新聞 11]。東口側からは、4代目駅舎の解体工事完了までの間はミニ広場「エビナ」(4代目駅舎と駅ビル「ラビナ」の間にあるミニ広場の通称名)を通って現駅舎に入るようになっていたが[新聞 12]、2024年(令和6年)には4代目駅舎の跡地に、ホテルや商業施設「&ラビナ」からなる複合施設「JR青森駅東口ビル」が完成し、この東口ビルの3階が駅舎の改札外コンコースと直結していて新たな東口となっている。
当駅構内南端部には青い森鉄道線の「740」キロポストと奥羽本線の「485」キロポストがある[注 4]。
橋上駅舎化前は、各ホーム間を連絡する跨線橋がホームの南北に2か所あった。このうち、北側のものはかつて運航されていた青函連絡船との乗り換え通路を兼ねていたため、連絡船の廃止後は長らく使用されなくなっていたが[3][4]、現在は改修されて旧第1岸壁に設置された八甲田丸・青い海公園と駅西側の青森マリーナを結ぶ自由通路「青い海公園連絡橋」として使用されている[注 5]。南側のものは駅舎と各ホームとの連絡橋として1959年(昭和34年)の4代目駅舎竣工後から2021年(令和3年)3月26日の4代目駅舎および西口の窓口営業終了までの間使用されていたが[新聞 8]、旅客用のエレベーターが存在しておらず、車椅子で利用する際は駅係員に申し出るか、階段・エスカレーター横に設置していたインターホンで呼び出し、階段昇降機(エスカル)を使う必要があった。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | ■青い森鉄道線 | 上り | 八戸・目時方面[17] |
3 - 6 | ■奥羽本線 | 上り | 新青森・弘前・大館・秋田方面[18] |
■津軽線 | 下り | 蟹田方面[18] |
-
改札口(2023年10月)
-
みどりの窓口(2022年9月)
-
JR東日本の自動券売機(2023年10月)
-
青い森鉄道の自動券売機(2022年9月)
-
東西自由通路(2023年10月)
-
跨線橋(2023年10月)
-
1・2番線ホーム(2022年9月)
-
3・4番線ホーム(2022年9月)
-
5・6番線ホーム(2022年9月)
-
構内南部(青森ベイブリッジより)
(2014年9月) -
構内北部(青森ベイブリッジより、右端は八甲田丸)
(2014年9月)
旧東口
編集青森駅舎(本屋)があり、2階にはJR青森駅の駅長室・内勤事務室とJR東日本盛岡支社・青森支店があった。
おもな施設
編集- JR東日本
- 青い森鉄道
- 自動券売機
- 出札窓口
- NewDays青森東口待合店
- ぐるっと遊
- ドトールコーヒーショップ青森駅店
- 駅の駅青森
- 駅なか食堂・つがる路
旧西口
編集JR東日本東北総合サービスに業務委託されていた。みどりの窓口、自動券売機が設置されていた。青い森鉄道の乗車券はJR自動券売機、窓口での発売となっていた。窓口で購入したものに関しては、マルスでの発行となるため、自動改札機の利用はできなかった。
西口改札から跨線橋に上がる手段は階段のみであり、エスカレーターは設置されていなかった。
駅弁
編集- 津軽海峡 海の宝船
- 津軽雪国海鮮ずし
- 比内地鶏の鶏めし
- 八戸小唄寿司
- 鶏めし弁当
利用状況
編集- JR東日本 - 2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は5,556人[利用客数 1]である。
- 青い森鉄道 - 2019年度(令和元年度)の1日��均乗車人員は2,326人[20]である。2010年(平成22年)のJR東日本からの移管開業以来、近年大幅な増加傾向にある。
- 当駅と筒井駅との間にある青森操車場跡地の青い森セントラルパークには、青い森鉄道の新駅(2025年頃予定、予想1日平均乗車人員1,392人)およびアリーナ(2024年度予定)[青森市 5]の設置が計画されている。
1935年度(昭和10年度)および2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | |||||
---|---|---|---|---|---|
年度 | JR東日本 | 青い森鉄道 | 出典 | ||
定期外 | 定期 | 合計 | |||
1935年(昭和10年) | 1,766 | 未開業 | [利用客数 2] | ||
2000年(平成12年) | 8,649 | [利用客数 3] | |||
2001年(平成13年) | 8,517 | [利用客数 4] | |||
2002年(平成14年) | 8,646 | [利用客数 5] | |||
2003年(平成15年) | 8,660 | [利用客数 6] | |||
2004年(平成16年) | 8,380 | [利用客数 7] | |||
2005年(平成17年) | 8,350 | [利用客数 8] | |||
2006年(平成18年) | 8,348 | [利用客数 9] | |||
2007年(平成19年) | 8,407 | [利用客数 10] | |||
2008年(平成20年) | 8,173 | [利用客数 11] | |||
2009年(平成21年) | 7,905 | [利用客数 12] | |||
2010年(平成22年) | 7,246 | [利用客数 13] | |||
2011年(平成23年) | 6,462 | 1,565 | [利用客数 14][利用客数 15] | ||
2012年(平成24年) | 3,333 | 2,596 | 5,929 | 1,543 | [利用客数 16][利用客数 15] |
2013年(平成25年) | 3,015 | 2,669 | 5,684 | 1,626 | [利用客数 17][利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 2,994 | 2,682 | 5,677 | 1,730 | [利用客数 18][利用客数 15] |
2015年(平成27年) | 3,054 | 2,727 | 5,781 | 1,767 | [利用客数 19][利用客数 15] |
2016年(平成28年) | 2,621 | 2,721 | 5,342 | 1,814 | [利用客数 20][利用客数 15] |
2017年(平成29年) | 2,553 | 2,760 | 5,313 | [利用客数 21] | |
2018年(平成30年) | 2,564 | 2,832 | 5,397 | 2,428 | [利用客数 22][青森市 6] |
2019年(令和元年) | 2,486 | 2,887 | 5,373 | 2,326 | [利用客数 23][20] |
2020年(令和 | 2年)1,107 | 2,721 | 3,829 | [利用客数 24] | |
2021年(令和 | 3年)1,284 | 2,685 | 3,969 | [利用客数 25] | |
2022年(令和 | 4年)2,075 | 2,624 | 4,700 | [利用客数 26] | |
2023年(令和 | 5年)2,974 | 2,582 | 5,556 | [利用客数 1] |
東北新幹線の新青森駅延伸開業後、青森駅の乗車人員は延伸開業前(2009年)の7,905人[利用客数 12]から2016年(平成28年)の7,156人[利用客数 20]まで一時減少した。
しかしその後、乗車人員は再び増加傾向となり、コロナ禍の影響が無かった2018年(平成30年)には7,825人(JR東日本5,397人[利用客数 22]/青い森鉄道2,428人[青森市 6])にまで持ち直し、新幹線開業前の水準にまで回復している。
駅周辺
編集東口
編集駅前
編集-
駅前広場
-
JR青森駅東口ビルとラビナ
-
あおもり駅前ビーチ(A-BEACH)と青森ベイブリッジ
-
ミッドライフタワー青森駅前
新町通り周辺
編集新町通りでは、毎年ゴールデンウィークに「AOMORI春フェスティバル」が開催される。
ニコニコ通り周辺
編集- 駅前公園地下駐車場
- 青森駅前郵便局 - ぱ・る・るプラザ青森廃止に伴い、ぱ・る・るプラザ青森内郵便局を新町一丁目に移転して改称。
- 青森国際ホテル(2020年〈令和2年〉閉館)[新聞 13]
- THREE(旧中三青森本店)
- 青森県警察本部
-
THREE
-
青森県警���本部
安方通り周辺
編集- 青森ウォーターフロント
- 青森ベイブリッジ
- 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
- 津軽海峡・冬景色歌碑
- A-FACTORY
- あおもり駅前ビーチ(通称:A-BEACH)
- ねぶたの家 ワ・ラッセ
- 青森県観光物産館アスパム
- 青森競輪場場外車券売場(安方前売サービスセンター)
- ホテルJALシティ青森
-
青森ウォーターフロントの夜景
-
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
-
あおもり駅前ビーチ(A-BEACH)と青森ベイブリッジ
国道4号・国道7号沿い
編集-
青森県庁舎
-
青森地方検察庁
-
クロスタワー ア・ベイ
西口
編集- 国道280号
- 青森市役所柳川庁舎
- 青い森鉄道本社
- JR東日本青森総合事務所
- JR東日本テレフォンセンター(JR東日本東北総合サービス委託)
- JR東日本クロスステーション盛岡支店青森営業所
- JR東日本メカトロニクス盛岡支店青森営業所
- ホテル台由
- 青森県民生協アカシア館
- 青森市森林博物館
- ユニバース沖館店
-
青い森鉄道本社
-
青森市森林博物館
バス路線
編集東口
編集2022年(令和4年)9月現在(一部除く)。
のりば | 運行事業者 | 系統・行先 |
---|---|---|
1 | JRバス東北 | 横内線:モヤヒルズ |
2 | 青森市営バス[21] | |
八洲交通 (青森市市バス) |
||
3 | 青森市営バス[21] | |
4 | ||
5 | (降車専用) | |
6 | ||
青森観光バス (青森市市バス) |
高田線:高田中学校 | |
弘南バス (青森市市バス) |
浪岡線:浪岡駅前/道の駅なみおか | |
7 | 青森観光バス | シャトルバス:青森競輪場 |
8 | JRバス東北 | ドリーム青森/盛岡・東京号[22]:東京駅(日本橋口)/東京ディズニーランド(R) |
ブルーシティ号:仙台駅前 | ||
9 | 弘南バス | |
|
あすなろ号:盛岡駅西口 | |
10 | 十和田観光電鉄 | 十和田市線:十和田市(三本木営業所)・新青森駅 |
下北交通 | 青森線:野辺地駅前・むつバスターミナル | |
岩手県北自動車南部支社 (南部バス) |
MICHINORI EXPRESS:バスタ新宿・東京ディズニーシー | |
ジャムジャムエクスプレス | JAMJAMライナー:大宮駅・バスタ新宿・東京テレポート駅 | |
桜交通 | キラキラ号:バスタ新宿・桜木町駅 | |
オー・ティー・ビー | オリオンバス:東京駅(バスターミナル東京八重洲) | |
11 | JRバス東北 |
- 備考
- 2010年(平成22年)12月4日に新バスプールが完成し、運用を開始した。従来事業所ごとに分散していたのりばが集約された。集約前の状況は以下のとおり。
- 弘南バス・下北交通停留所は駅前交番付近に設置していたが、駅前広場工事に伴い、市営バス降車場と下北交通停留所は駅前交番付近、市営バス八甲田丸行乗り場と弘南バス停留所はラビナ前へとそれぞれ配置換えされていた。
- 十和田観光電鉄バス停留所は小田島ビル前(旧・十鉄青森総合案内所前)に設置していた。
西口
編集東北新幹線新青森開業に向けた取り組み
編集2010年(平成22年)の東北新幹線の新青森駅延伸で、既存の中心街が衰退することを防ぐため、青森市などによる青森駅前再開発が進められた。再開発の一環として「アウガ」、「ミッドライフタワー」、「青森駅前公園」が整備された。
駅前のバスターミナルは、バスプールの集約化、バス・タクシー・自家用車の車の流れを区分する工事、「青森市観光交流情報センター」の開業、駅舎前シェルターの取り付け工事、駅前駐車場の整備、文化観光交流施設「ねぶたの家 ワ・ラッセ」の開業とそれに伴うJRバスのバスプールの移設といった大規模な改良が行われた。
駅構内も、みどりの窓口やびゅうプラザの改修、旧待合室跡地への青い森鉄道の窓口の整備、駅舎外にあったNEWDAYSやドトールコーヒーショップを駅舎内に移転させるなどの大規模な改修工事が行われた。
料金特例
編集東北新幹線新青森開業時より、当駅 - 新青森駅間においては、特急列車の普通車自由席および普通・快速列車の全車指定席列車であっても、空席に乗車する場合に限って特急料金・座席指定料金が不要となる特例が設けられている[JR 11]。2021年(令和3年)11月現在では特急「つがる」3往復と、臨時快速「リゾートしらかみ」「五能線クルージングトレイン」などで適用される。
駅舎の改築
編集青森市市長を務めていた佐々木誠造は青森駅の改築に伴い青森市役所の窓口機能を青森駅に移転する計画を模索しており、調査費も2009年度(平成21年度)の青森市の予算に組み込まれていたが、2009年(平成21年)の市長選挙で鹿内博が勝利し市長に就任したため白紙撤回となった[新聞 14]。
2011年(平成23年)には駅舎の老朽化に伴い、東正面口に公共公益施設を含む複合施設を整備、東西自由通路の整備をする計画を青森市が提案し、JR側も協力姿勢を示していた[新聞 15]。
その後、2016年(平成28年)になって県・市・JRが「青森駅周辺整備事業」の基本協定を締結[新聞 2]。2018年(平成30年)6月には県・市・商工会議所・JRが「青森駅周辺のまちづくりに関する連携協定」を[JR 1][新聞 3]、同年7月には県・市・JRが「青森駅自由通路整備等に関する工事の施行協定」をそれぞれ締結し[青森市 1][新聞 4]、同年11月に着工した[新聞 5][新聞 6]。総事業費は95億8千万円で[新聞 4]、橋上駅舎と東西自由通路に関しては2021年(令和3年)3月27日に供用開始されている[JR 4][青森市 2][新聞 10][新聞 11]。
4代目駅舎は2021年(令和3年)4月から解体工事が始まり、同年9月より西口駅前広場の整備に着手し、翌年度に整備が完了した[青森市 2]。また前述の通り、4代目駅舎の解体後の跡地には商業施設やホテル、行政施設が入る10階建ての複合施設が建設された[JR 12]。これらの施設は「JR青森駅東口ビル」として、2024年(令和6年)4月26日に商業施設「&ラビナ」と行政施設「青森市民美術展示館」「あおもり縄文ステーション じょもじょも」、同年7月11日にホテル「ReLabo」が開業し、全面オープンした[JR 8][JR 9]。なお、先行して「JR青森駅東口ビル」内の自由通路は2024年(令和6年)3月30日に供用開始されている[JR 8]。
同時に、4代目駅舎に取りつけられていた「あおもり駅」の文字看板は駅舎の解体の際に撤去された後、状態が比較的よかった「駅」の文字をJR東日本青森営業統括センターにて修復し、2022年(令和4年)10月のイベントで展示するなど活用している[23][新聞 16]。
4代目駅舎の営業終了に向けたイベント
編集前述の通り、橋上駅舎と東西自由通路の供用が開始されることから、JR東日本盛岡支社によって、4代目駅舎の思い出を作ることを目的とするイベントが実施されていた。
まず、第1弾として、2020年(令和2年)12月1日 - 2021年(令和3年)1月10日に、4代目駅舎の外観や構内などと家族・友人を映した写真の募集が行われ、東口待合室内にて、2021年(令和3年)2月1日 - 3月末に写真が展示されていた[JR 13]。次に、第2弾として、2021年(令和3年)1月9日 - 3月末に、現駅舎や歴史を掛け紙にデザインした新作駅弁「んろぉ めぇ~どごだげ弁当」が発売されている[JR 14]。そして、第3弾として、現駅舎や青森市の文化や歴史に関連するクイズ(2021年〈令和3年〉2月20日 - 3月31日実施)のほか、青森県立青森北高等学校美術部員や青森市の造形教室「CoBaCo(コバコ)」の生徒らによる旧駅舎の壁や柱に彩色を施す「エキナカアート」(アート制作:2021年〈令和3年〉2月20日 - 3月5日実施、アート展示:2021年〈令和3年〉3月6日 - 3月26日実施)が行われていた[JR 3]。
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4代目駅舎(東口)と東口広場(2011年7月)
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旧西口駅舎(2018年4月)
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旧東口改札(2018年4月)
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旧西口改札(2018年4月)
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旧跨線橋(2018年4月)
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解体中の旧跨線橋(2021年7月)
滝内信号所
編集駅構内扱いで、奥羽本線と青森信号場から伸びる貨物支線が合流する地点に通称「滝内信号所(たきうちしんごうじょ)」がある。かつては滝内信号場(たきうちしんごうじょう)だったが、駅構内扱いとなり「信号所」と呼ばれるようになった。所在地は青森県青森市千刈。なお、奥羽本線・津軽線を運転する列車の運転士および車掌の運転時刻表には「滝内1」という名称で当信号所の通過時刻が記載されている。
滝内信号所の構造
編集北側から順に津軽線、青森車両センターへの小運転線、奥羽本線の3線が並ぶ。信号所東側(千刈踏切)で貨物支線と奥羽本線が分岐しており、奥羽本線と青い森鉄道線を通過する貨物列車は青森駅には乗り入れない。青森駅を経由する津軽線と小運転線の間にも津軽海峡線開業と前後して渡り線が設けられており、津軽海峡線方面からの貨物列車は青森駅を経由せず、直接青森信号場に進入することが可能になった。
青森駅発の奥羽・津軽線は、それぞれ奥羽貨物支線進入列車が滝内信号所を通過するまで発車できない。そのため青森駅で列車交換をしない場合でも貨物列車の影響で発車が遅れることがある。また奥羽線は、津軽線(津軽海峡線)からの貨物列車が奥羽線の線路を跨いで奥羽貨物支線へと進入するため、津軽海峡線貨物列車が当信号所を通過するまで発車できないことがある。
なお当信号所構内にあたる千刈踏切近くに津軽線1キロポストと奥羽貨物支線0キロポストがある。
滝内信号所の歴史
編集その他
編集当駅と構内扱いの滝内信号所、青森信号場を頂点とするデルタ線が形成されている。客車時代の特急「はつかり」は、展望車こそ連結されていなかったが、三等車の座席は進行方向に固定されていたため、青森到着後はデルタ線を使った「三角回し」で編成の向きを変えていた。
上記のデルタ線のなかで、南側の底辺にあたるのが奥羽本線の貨物支線である。貨物列車はこの線路を通過するため、通常は当駅に貨物列車が入線することはない。貨物列車の機関車交換は、手前の青森信号場で行う。本州と北海道を結ぶ寝台特急「北斗星」・「カシオペア」・「トワイライトエクスプレス」は、青森駅で機関車交換を実施するために運転停車していた。ただし、2006年(平成18年)3月18日から2012年(平成24年)3月16日までの間は青森駅構内で夜間に線路改良工事を行っていたため、「北斗星」・「トワイライトエクスプレス」の機関車交換は青森信号場で行い、当駅を経由していなかった。
なお、青い森鉄道線は青森信号場から当駅構内近くまで単線高架化されている。
隣の駅
編集- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ■奥羽本線
- 特急「スーパーつがる」・「つがる」・臨時快速「リゾートしらかみ」発着駅
- 奥羽本線(貨物支線)
- 新青森駅 - (滝内信号所) - (青森信号場)
- ■津軽線[注 6]
- 青い森鉄道
- ■青い森鉄道線
- 筒井駅 - (青森信号場) - 青森駅
かつて存在した路線
編集- 日本国有鉄道(国鉄)
- 東北本線(旧線)
- 浦町駅 - (青森操車場) - 青森駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 青函航路(青函連絡船)
- 青森駅 - 函館駅
脚注
編集記事本文
編集注釈
編集- ^ 奥羽本線の駅数でカウントされていないのは福島駅のみ。
- ^ これに伴い、新青森駅 - 当駅相互間に限り特急券が不要となる特例も新設されている。
- ^ 開業当時は、青森 - 東京間、1往復のみの運行だった(出典:『青森駅ものがたり 鉄道100年記念』の28頁~29頁。これに当時の運行時刻表が記載されている。)。
- ^ 青い森鉄道線のキロ数表示は起点の目時駅からではなく、旧・東北本線時代のまま東京駅からの通算表示となっている。
- ^ 跨線橋改修後も各ホームには連絡船時代の名残で跨線橋階段がそのまま残っているが、壁が設けられて閉鎖されている。
- ^ a b 普通列車上り1本は、津軽線蟹田駅→当駅→奥羽本線津軽新城駅と乗り入れる。
出典
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- ^ a b c d e 交通新聞社「JR時刻表」各号
- ^ 「東北の駅百選」 東北地区「鉄道の日」実行委員会(事務局 東北運輸局鉄道部)
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- ^ 出典:『青森駅ものがたり 鉄道100年記念』の26頁~29頁から。
- ^ 石野 1998, p. 420.
- ^ 石野 1998, p. 541.
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- ^ 昭和19年運輸通信省告示第131号(昭和19年3月30日付官報第5161号掲載)
- ^ 宮内庁『昭和天皇実録第十』東京書籍、2017年3月30日、406頁。ISBN 978-4-487-74410-7。
- ^ 石野 1998, p. 421.
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報道発表資料
編集JR東日本(一部他事業者含む)
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青森市
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- ^ a b 操車場跡地新駅整備に関する情報提供について(令和元年7月18日) - 青森市 2頁
- ^ 駅前庁舎に窓口部門が順次移転します - 青森市(2017年10月26日更新)
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利用状況
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- ^ 鉄道省 編『改版日本案内記・東北篇』p.208、博文館、1937年
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
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- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
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- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
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参考文献
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- 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。