辻成史
辻 成史(つじ しげぶみ、1933年1月6日[1]- )は、日本の美術史家。大阪大学名誉教授。専門は古代末期、ビザンティン・中世美術、図像学[2]。
人物情報 | |
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生誕 |
1933年1月6日 日本東京都 |
出身校 | 東京芸術大学、立教大学 |
学問 | |
研究分野 | 美術史 |
研究機関 | 清泉女子大学、大阪大学、金沢美術工芸大学、大手前大学 |
学位 | 博士 |
経歴
編集1933年、東京で生まれた。東京芸術大学美術学部芸術学科で学び、1958年に卒業。立教大学大学院文学研究科組織神学専攻に進学し、修士課程を修了[3]。プリンストン大学に留学して1966年に博士号を取得。
清泉女子大学教授を経て、1977年大阪大学文学部助教授に就任。1989年、同文学部教授に昇格。1996年に大阪大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は金沢美術工芸大学教授として教鞭を執り、2000年からは大手前大学人文科学部教授をつとめた[4]。また、西宮市大谷記念美術館館長を務める。神戸市在住。
家族・親族
編集著作
編集- 著書
- 『イデアの宿り:古典古代美術からビザンティン美術へ』新潮社 1996
- 共著編
- 『ミケランジェロ』新潮社(新潮美術文庫) 1975
- 『ジオット』新潮社(新潮美術文庫) 1976
- 『聖書の女性たち』(全集美術のなかの裸婦 5) 責任編集、集英社 1980
- 『聖山アトス』(世界の聖域 13) 高橋栄一共著、講談社 1981
- 『美のパースペクティヴ 先史岩面画からニュー・ペインティングまで』編、鹿島出版会 1989
- 『伝統:その創生と転生』編著 武田恒夫・安倍安人・松谷武判著、新曜社 2003
- 『視覚芸術の比較文化』(大手前大学比較文化研究叢書) 武田恒夫・松村昌家共編、思文閣出版 2004
- 訳書
- 『レンブラント:藝術家の福音の道』ヴィサー・トーフト著、川上実共訳、新教出版社(新教新書) 1961
- 『美術の歴史』H・W・ジャンソン著、木村重信共訳、創元社 1980
- 『ワーキング・スペース:作動する絵画空間』フランク・ステラ著、尾野正晴共監訳 福武書店 1989
- 『古代・中世の挿絵芸術:その起源と展開』クルト・ワイッツマン著、中央公論美術出版 2007
- 『ローマ美術研究序説』オットー・J・ブレンデル著、監訳、川上幸子・中村るい訳、三元社 2008
- 論文