茨城県道39号笠間緒川線
茨城県道39号笠間緒川線(いばらきけんどう39ごう かさまおがわせん)は、笠間市から城里町を経て常陸大宮市に至る県道(主要地方道)である。
主要地方道 | |
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茨城県道39号 笠間緒川線 主要地方道 笠間緒川線 | |
総延長 | 40.685 km |
実延長 | 40.346 km |
制定年 | 1977年2月14日 |
起点 | 笠間市【北緯36度23分36.1秒 東経140度15分31.2秒 / 北緯36.393361度 東経140.258667度】 |
主な 経由都市 |
東茨城郡城里町 |
終点 | 常陸大宮市【北緯36度37分27.9秒 東経140度17分14.3秒 / 北緯36.624417度 東経140.287306度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道50号 国道123号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
概要
編集笠間市金井を通る国道50号を金井交差点で分岐して八溝山地内を北上し、城里町徳蔵、同町塩子を経て、常陸大宮市小舟の茨城県道12号那須烏山御前山線に接続する延長約41 kmの県道路線であり、主要地方道でもある。途中、常陸大宮市金井を通る国道123号と交差、一部重用する。
大別して
- 笠間市金井(国道50号交点) - 城里町徳蔵(茨城県道112号阿波山徳蔵線交点)
- 城里町徳蔵(茨城県道112号阿波山徳蔵線交点) - 城里町塩子(茨城県道51号水戸茂木線交点)
- 城里町塩子(茨城県道51号水戸茂木線交点) - 常陸大宮市金井(国道123号交点)
- 常陸大宮市金井(国道123号交点) - 常陸大宮市小舟(茨城県道12号那須烏山御前山線交点)
の4区間に分かれる。元々これらの区間は各々独立した路線であったが1966年(昭和41年)6月1日に県道小舟笠間線として路線認定され、その後1977年(昭和52年)2月14日に主要地方道笠間緒川線に変わり今日に至っている。現在でも国道や県道、市・町道との交点で十数か所におよぶ多数の屈曲箇所があるのはこれら複数路線を接合させた名残である。
路線名の「緒川」は、平成の大合併で成立した常陸大宮市の旧自治体のひとつであった緒川村に由来する。
路線データ
編集歴史
編集1977年(昭和52年)2月14日、前身にあたる県道小舟笠間線(那珂郡緒川村大字小舟 - 笠間市金井町、整理番号377)が路線廃止され[3]、主要地方道に昇格して、起点を笠間市、終点を那珂郡緒川村とする県道笠間緒川線(整理番号46)として路線認定された[4]。のちの1995年(平成7年)に、茨城県道の整理番号の再編成が行われ、整理番号39となって現在に至る[5]。
年表
編集- 1966年(昭和41年)6月1日:前身路線にあたる県道小舟笠間線(那珂郡緒川村大字小舟 - 笠間市大字笠間)が路線認定される[6]。
- 1977年(昭和52年)
- 1983年(昭和58年)
- 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省から、県道笠間緒川線が笠間緒川線として主要地方道に指定される[10]。
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)
- 1998年(平成10年)1月16日:東茨城郡御前山村大字下伊勢畑の御前山ダム建設に伴う付け替え道路の道路区域(1.592 km)が決定する[14]。
- 2001年(平成13年)5月30日:御前山村大字下伊勢畑 - 大字金井の那珂川を渡る御前山橋が開通する[15]。
- 2004年(平成16年)4月26日:御前山村大字下伊勢畑の御前山ダム建設に伴う付け替え道路が開通する[16]。
路線状況
編集地勢は起点の笠間市付近以外はほぼ全区間が山間部で狭隘急峻区間が続く。路線状況が良好である笠間市金井 - 城里町徳蔵間を除けば主要地方道としての機能は果たしておらず、大多数が生活道路となっている。城里町小勝・塩子地内では国有林を縦断するが幅員4 m以下の区間が続き県道というより林道の感で、またこの界隈は人家が無いため通行車両は皆無に等しい。
道路法の規定に基づき、常陸大宮市金井(国道123号交差) - 同市松之草(一般県道山内上小瀬線交差)間は、緊急輸送道路として機能を維持するため、災害発生時の被害拡大防止を目的に道路用地内に電柱を建てることが制限されている[17]。
重複区間
編集- 茨城県道51号水戸茂木線(城里町塩子地内)
- 茨城県道212号赤沢茂木線(常陸大宮市下伊勢畑 地内)
- 国道123号(常陸大宮市金井 地内)
- 茨城県道287号山内上小瀬線(常陸大宮市吉丸 - 常陸大宮市松之草)
道路施設
編集地理
編集通過する自治体
編集交差する道路
編集- 国道50号(笠間市金井、起点)
- 茨城県道113号真端水戸線(城里町真端)
- 茨城県道225号鶏足山線(城里町徳蔵)
- 茨城県道112号阿波山徳蔵線(城里町徳蔵)
- 茨城県道51号水戸茂木線(城里町塩子)
- 茨城県道51号水戸茂木線(城里町塩子)
- 茨城県道246号錫高野石塚線(城里町孫根)
- 茨城県道291号下伊勢畑増井線(常陸大宮市下伊勢畑)
- 茨城県道212号赤沢茂木線(常陸大宮市下伊勢畑)
- 茨城県道212号赤沢茂木線(常陸大宮市下伊勢畑)
- 国道123号(常陸大宮市金井)
- 国道123号(常陸大宮市金井)
- 茨城県道287号山内上小瀬線(常陸大宮市吉丸)
- 茨城県道287号山内上小瀬線(常陸大宮市松之草)
- 茨城県道164号長倉小舟線(常陸大宮市油河内)
- 茨城県道12号烏山御前山線(常陸大宮市小舟、終点)
沿線にある施設など
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 幅員、曲線半径、こう配その他道路の状況により最大積載4トンの普通貨物自動車が通行できない区間。
出典
編集- ^ a b “道路区域の決定(昭和52年2月14日 茨城県告示149号の3) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6502号: pp. pp. 9–10, (1977年2月14日)
- ^ a b c d e 『茨城県道路現況調書』令和2年3月31日現在、p. 5
- ^ a b “県道路線の廃止(昭和52年2月14日 茨城県告示149号の2) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6502号: pp. pp. 7–9, (1977年2月14日)
- ^ a b “県道路線の認定(昭和52年2月14日 茨城県告示149号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6502号: pp. pp. 5–7, (1977年2月14日)
- ^ a b “県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第637号: pp. pp. 8–12, (1995年3月30日)
- ^ “県道路線の認定(昭和41年6月1日 茨城県告示第629号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 号外: p. p. 15, (1966年6月1日)
- ^ “道路の区域変更・供用開始(昭和52年6月30日 茨城県告示771・775号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第6541号: pp. pp. 6, 7, (1977年6月30日)
- ^ “道路の区域変更(昭和58年7月21日 茨城県告示第1095号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7161号: p. p. 4, (1983年7月21日)
- ^ “道路の区域変更(昭和58年8月4日 茨城県告示第1028号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第7165号: p. p. 3, (1983年8月4日)
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ “道路の区域の変更(平成7年3月16日 茨城県告示第345号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第633号: p. p. 27, (1995年3月16日)
- ^ “道路の区域の変更(平成9年3月10日 茨城県告示第248号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第836号: p. p. 5, (1997年3月10日)
- ^ “道路の区域の変更(平成9年4月3日 茨城県告示第414号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第843号: p. p. 6, (1997年4月3日)
- ^ “道路の区域の変更(平成10年1月16日 茨城県告示第39号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第923号: p. p. 9, (1998年1月16日)
- ^ “道路の供用の開始(平成13年5月28日 茨城県告示第613号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1265号: p. p. 6, (2001年5月30日)
- ^ “道路の供用の開始(平成16年4月26日 茨城県告示第684号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1563号: p. p. 26, (2004年4月26日)
- ^ “道路の占用を制限する区域の指定(平成30年3月19日 茨城県告示第299号) (PDF)”, 茨城県報 第2980号: pp. pp. 18–28, (2018年3月19日)
参考文献
編集- 茨城県土木部『茨城県道路現況調書 令和2年3月1日現在』(レポート)茨城県 。