激動の昭和史 軍閥
日本の映画
『激動の昭和史 軍閥』(げきどうのしょうわし ぐんばつ)は、1970年8月11日に公開された東宝製作の映画。カラーのシネマスコープ。「東宝8.15シリーズ」の第4作。
激動の昭和史 軍閥 | |
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監督 | 堀川弘通 |
脚本 | 笠原良三 |
製作 | 藤本真澄、針生宏 |
ナレーター | 小林清志 |
出演者 | 小林桂樹 |
音楽 | 真鍋理一郎 |
撮影 | 山田一夫 |
編集 | 黒岩義民 |
製作会社 | 東宝 |
公開 | 1970年8月11日 |
上映時間 | 133分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 3億5000万円[1] |
前作 | 日本海大海戦 |
次作 | 激動の昭和史 沖縄決戦 |
東條英機を主人公に当時の政府と軍部、陸海軍の対立、そしてそのような状況下のメディアの姿勢について描いている。主役の東條には小林桂樹が起用された。これには森岩雄の推挙があったという[2]。
���来の作品のような特撮描写に重点は置かず過去作品からの流用映像を用いており、スペクタクルよりも悲劇性を重視した内容となっている[3]。
あらすじ
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スタッフ
編集出演者
編集政府関係
編集- 東條英機(陸軍大臣→首相):小林桂樹
- 米内光政(海軍大臣):山村聡
- 東郷茂徳(外務大臣):宮口精二
- 木戸幸一(内大臣):中村伸郎
- 来栖三郎(全権特使):清水将夫
- 近衛文麿(首相):神山繁
- 豊田貞次郎(外務大臣):笹川恵三
- 鈴木貞一(企画院総裁):小山源喜
- 賀屋興宣(大蔵大臣):山本武
- 原嘉道(枢密院議長):宮本曠二郎
- 岡田啓介(元首相):落合義雄
- 広田弘毅(元首相):藤山竜一
- 若槻礼次郎(元首相):佐々木孝丸
- 阿部信行(元首相):岡泰正
- 平沼騏一郎(元首相):野村清一郎
- 高橋是清(元首相・蔵相):明石潮
- 閣僚(近衛内閣):勝本圭一郎、山口博義
- 閣僚(近衛・東條内閣):松本染升、戸上城太郎
- 閣僚(東條内閣):山田禅二、片山滉 [注釈 1]
陸軍省関係
編集参謀本部関係
編集- 杉山元(参謀総長):石山健二郎
- 塚本(参謀次長):玉川伊佐男
- 中田(作戦部長):藤岡重慶
- 辻井(参謀):青木義朗
- 田部(参謀):椎原邦彦
- 小島(中佐、参謀):福田秀実
- 片桐(少佐、参謀):小沢弘治
- 杉村(報道部長):宮川洋一
海軍省関係
編集軍令部関係
編集- 永野修身(軍令部総長):藤田進
- 伊藤整一(軍令部次長):田島義文
- 福山(作戦部長):緒方燐作
- 富田(作戦部長):平田昭彦
- 岡本(参謀):佐原健二
- 庄司(参謀):当銀長太郎
- 三国(参謀):江原達怡
- 高見(参謀):久保明
- 栗原悦蔵(報道部長):原保美
連合艦隊関係
編集- 山本五十六(連合艦隊司令長官):三船敏郎
- 大西瀧治郎(第十一航空艦隊参謀長→第一航空艦隊司令長官):三橋達也
- 南雲忠一(第一航空艦隊司令長官→中部太平洋方面艦隊司令長官):安部徹
- 黒島亀人(連合艦隊先任参謀):船戸順
- 赤城(通信参謀):勝部義夫
- 長門(通信将校):大前亘
- 艦隊司令官:向井淳一郎
その他の軍関係者
編集- 北村(上等兵、丸亀連隊):堺左千夫
- 陸軍下士官(サイパン):鈴木和夫
- 伝令兵(サイパン):岩本弘司
- 兵:広瀬正一
- 中村(ラバウル航空隊):伊藤孝雄
- 結城(ラバウル航空隊):田中浩
- 田宮(ラバウル航空隊):木村博人
- 丘(中尉、フィリピン特攻隊):新田昌玄
- 島垣(フィリピン特攻隊):黒沢年男
毎日新聞関係
編集- 新井五郎(記者):加山雄三
- 竹田(編集総長):志村喬
- 吉沢(編集局長):清水元
- 山中(政治部長):北村和夫
- 添田(整理部長):中原成男
- 藤井(記者):寺田農
- 横山(記者):高津住男
- 高倉(記者):岸田森
- 後藤(職員):佐田豊
- 黒潮会記者:加藤春哉
その他
編集史実との相違
編集以下の人物に仮名が用いられている、モデルは右記。
脚注
編集注釈
編集- ^ ノンクレジット
出典
編集- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)274頁
- ^ DVD収録小林桂樹インタビューより
- ^ ゴジラ大全集 1994, pp. 68–69, 「東宝特撮映画史 ゴジラ誕生 チャンピオンまつりの時代」
参考文献
編集- 『テレビマガジン特別編集 誕生40周年記念 ゴジラ大全集』構成・執筆:岩畠寿明(エープロダクション)、赤井政尚、講談社、1994年9月1日。ISBN 4-06-178417-X。