東京‐糸魚川ファストラン
東京 - 糸魚川ファストラン(とうきょう - いといがわファストラン)は、駿台自転車倶楽部(明治大学体育会自転車部OB会)が主催する、1971年に開始された日本で最も歴史の長いロングライドイベントである。
概要
編集1971年に明治大学自転車部メンバーにより開始され、駿台自転車倶楽部(明治大学体育会自転車部OB会)内に設けられた「東京→糸魚川ファストラン実行委員会」が運営するサイクリング大会である。
東京湾の水を日本海に自転車で運んでみようというジョークめいた思いつきを本当に実行に移したある部員の行動がそもそもの始まりであったとされる[1]。基本的に、参加には関係者や既存メンバーの紹介等が必要である。
スタート地点は、東京都・御茶ノ水の明治大学駿河台キャンパスであったが、2012年第41回大会からは山梨県山梨市の万力公園に変更し、経由地も従前の長野県安曇野市 - 北安曇郡白馬村経由から、長野市 - 新潟県妙高市経由に変更した[2]。理由は、笹子峠付近で自動車の交通量が多いことと、北安曇郡小谷村以北のトンネル等が長く危険なため、共に参加者の安全を考えた結果である。
その後微調整を重ね、2022年現在では、毎年5月に「東京→糸魚川ファストラン・クラシック」、10月にチーム毎にリレー形式で走る耐久ライド「東京→糸魚川ファストラン・スポルト」を開催する2部制となっている。ゴール地点はいずれも糸魚川市の「ホテル国富アネックス」である。10月のスポルトは、明治大学駿河台キャンパスをスタート地点とする旧クラシックコースを走る。
コース
編集『東京→糸魚川ファストラン・クラシック』
編集毎年4月開催 個人で300キロメートル以上を制限時間内に走破することを目指すロードレース)
- 【現コース】
『東京→糸魚川ファストラン・スポルト』
編集毎年10月開催 チーム毎にリレー形式で走る耐久ロードレース
歴史
編集2020年4月 - 《第49回大会》 新型コロナウィルスの影響により中止となった[3][4]。延期ではないので、2021年は記念すべき第50回大会となる予定。
「東京 - 糸魚川ファストラン」をモデルにしたフィクション作品
編集参考文献
編集関連項目
編集ギャラリー
編集脚注
編集- ^ 米津一成著『自転車で遠くへ行きたい』(河出書房新社)
- ^ a b “第37回東京-糸魚川ファストラン” (2008年5月17日). 2011年5月28日閲覧。
- ^ tokyo_itoigawa. “東京→糸魚川ファストラン・クラシック開催中止します”. 東京→糸魚川ファストラン. 2021年1月11日閲覧。
- ^ tokyo_itoigawa. “東京→糸魚川ファストラン・スポルトは中止します”. 東京→糸魚川ファストラン. 2021年1月11日閲覧。