坂田明
日本のジャズ・サックス奏者、俳優、研究家 (1945-)
坂田 明(さかた あきら、1945年2月21日 - )は、日本のジャズ・サクソフォーン奏者、タレント、俳優。ミジンコ研究家としても知られている。
坂田 明 | |
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基本情報 | |
生誕 | 1945年2月21日(79歳) |
出身地 | 日本・広島県呉市 |
学歴 | 広島大学水畜産学部水産学科卒業 |
ジャンル | ジャズ |
担当楽器 | サクソフォーン |
活動期間 | 1972年~現在 |
共同作業者 | 山下洋輔、ジム・オルーク他 |
プロフィール
編集広島県呉市広長浜生まれ。広島大学水畜産学部水産学科卒業後、1969年に上京し「細胞分裂」を結成。1972年から1979年末まで山下洋輔トリオに在籍。激しいサックス演奏で知られるようになる。同トリオを脱退後は、さまざまなグループの結成・解体を繰り返し、2000年から「坂田明mii(みい)」を中心に活動。現在は「坂田明Trio」、「坂田明&chikamorachi」でのレギュラーユニットの活動と同時に、内外のミュージシャンとのフリー・セッションを行なっている。
ミジンコとの関わり
編集広島大学水畜産学部水産学科(現・生物生産学部)の卒業生であり、2003年には長年にわたるミジンコの研究・普及活動が認められ、日本プランクトン学会から特別表彰された。2007年には東京薬科大学生命科学部客員教授に就任した。[1]
タレント活動
編集山下洋輔をはじめ、赤塚不二夫、タモリらとは古くからの友人であり、タモリの持ち芸として知られるハナモゲラ語の元祖でもある[2](当時は「坂田カブキ」とも呼ばれる)。
1982年のセイコー腕時計「ハイブリッド」のテレビCMのユニークなパフォーマンスで一気に有名になった。商品名をもじった「ハイブリッド人間」は、当時の流行語となった[2]。CMは1990年代にテイジン、2005年に、KINCHOのゴキブリ用殺虫剤「コックローチ」で輪島功一と共に学ラン姿で出演している。
ディスコグラフィ
編集- Counter Clockwise Trip
- Peking
- Tenoch Sakana
- Pochi
- 20人格
- 収録曲の「新童謡パート1」が「ひらけ!ポンキッキ」のミニコーナーで使われた。
- 死ぬときは別
- 4 O'Clock
- Live-dub
- Dance
- 下駄はいてこなくっちゃ
- Trauma
- DA-DA-DA
- Tacology
- Akira Sakata vs Spherical Sound
- MOOKO(蒙古)
- Silent Plankton
- Nano Space Odyssey
- どうでしょう?!(How's That)
- 海La Mer/Harpacticoida
- Scenic Zone/ gazelle
- Fisherman's.com
- 108 Desires
- 坂田さんとTOY-Live at PIT INN-
- A SAKATA/KAIGARABUSHI DJ KRUSH REMIX
- 赤とんぼ
- かなしい EXPLOSION
- チョット!(I'm here)
著書
編集- 『ジャズ西遊記』晶文社, 1979.2
- 『笑うかどで逮捕する!』(犀の本) 晶文社, 1983.10
- 『エイズ・エイジの混同夢狂走曲』(アスファルト・ブックス)河出書房新社, 1987.4
- 『クラゲの正体』晶文社, 1994.11
- 『瀬戸内の困ったガキ』晶文社, 1994.8
- 『ミジンコ道楽 その哲学と実践』(The new fifties) 講談社, 1997.11
- 『私説ミジンコ大全 人間とミジンコがつながる世界認識』晶文社, 2013.1
共著
編集映画
編集- 彼女が水着にきがえたら
- 風の歌を聴け ジェイ役
- 226 大木伍長役
- 野ゆき山ゆき海べゆき サキの父役
テレビ
編集- クイズ!タモリの音楽は世界だ
- 豊なる干潟~坂田明が見た豊前海の神秘(大分朝日放送制作・テレビ朝日系で放送)
CM
編集DVD
編集- ミジンコ 静かなる宇宙(テレコムスタッフ)2005年
- MIJINKO a Silent Microcosm (英語字幕版) 2008年
参考文献
編集- 季刊・analog「連載:PIT INN その歴史とミュージシャンたち」、音元出版