トクサ科(トクサか、学名:Equisetaceae)はシダ植物門トクサ綱トクサ目に属する科。トクサ属(Equisetum)のみからなり[2]、現生の15種および化石種からなる。トクサ綱・トクサ目に属する現生唯一の科である。形態や特徴についてはトクサ目を参照のこと。

トクサ科 Equisetaceae
分類
: 植物界 Plantae
: シダ植物門 Pteridophyta
: トクサ綱 Equisetopsida
: トクサ目 Equisetales
: トクサ科 Equisetaceae
学名
Equisetaceae Michx. ex DC.1804[1]
和名
トクサ科

トクサ属 Equisetum

唯一の属であるトクサ属は世界で北半球の温帯域を中心に約20種が知られる[3]。以下の2亜属を認める。

  • ミズドクサ亜属 subgen. Equisetum
夏緑性で気孔は茎の表面にある。スギナ、ミズドクサなど。
  • トクサ亜属 subgeb. Hippochaete
常緑性で気孔は茎の葉面より凹んだ位置に着く。トクサ、イヌドクサなど。

日本には以下の9種が知られる。

  • Equisetum トクサ属
    • E. arvence スギナ
    • E. fluviatle ミズドクサ
    • E. hemale subsp. Hyemale トクサ
    • E. palustre イヌスギナ
    • E. pratense ヤチスギナ
    • E. ramosissimum イヌドクサ
    • E. scirpoides ヒメドクサ
    • E. sylvaticum フサスギナ
    • E. variegatum チシマヒメドクサ

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ Tropicos Equisetaceae
  2. ^ 巌佐庸・倉谷滋・斉藤成也・塚谷裕一『岩波 生物学事典 第5版』岩波書店、2013年2月26日。ISBN 978-4-0008-0314-4 
  3. ^ 以下も海老��(2016) p.282

参考文献

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  • 海老原淳、『日本産シダ植物標準図鑑 I』、(2016)、株式会社学研プラス