ボボフ・ドル
座標: 北緯42度22分 東経23度1分 / 北緯42.367度 東経23.017度
ボボフ・ドル(ブルガリア語: Бобов дол / Bobov Dol [ˈbɔbovˌdɔɫ])はブルガリア西部の町、およびそれを中心とした基礎自治体。キュステンディル州に属する。コチェリノヴォおよびリラに近接している。地理的にバルカン半島のほぼ中心にあり、炭鉱と火力発電所の町として知られている。町はキュステンディル州ではキュステンディル、ドゥプニツァに次いで3番目の人口規模を持っている。
- ボボフ・ドル
- Бобошево
Boboshevo -
国 ブルガリア 州(オブラスト) キュステンディル州 基礎自治体 ボボフ・ドル 自治体全域の人口 12894 人
(2005年7月5日現在)町の人口 6725 人
(2005年7月5日現在)ナンバープレート KH 標高 694 m 標準時 EET(UTC+2)
夏時間はEEST(UTC+3)
山岳地帯に位置しており、4方向をコニャヴォ山脈(Конявска / Konyavska)に囲まれており、ゴログラフスキ・リド(Гологлавски Рид)が北から東へ走り、火山様のコロシ峰(Колош / Kolosh)が西に位置している。町の南にはラズメタニツァ平原(Разметаница / Razmetanitsa)がストルマ川(Струма)まで広がっている。町の名前は「豆の谷」を意味しており、元の町のあった渓谷(現在のフリスト・ボテフ地区)が豆の形であったことによる。西にも町は広がり、より新しいミニョル地区は1954年以降に開発され、ほとんどは高層住宅である。
ボボフ・ドルには1575年にオスマン帝国の徴税所ができて誕生した町であるが、かつて古代にはトラキア人が居住しており、後にはブルガリア帝国や東ローマ帝国の一部となった。1830年には地理学者のアミ・ブーエ(Ami Boué)が訪れ、地元の石炭の埋蔵について調査した。ブルガリア解放の後ほどなくして1891年に石炭の掘削が始まった。1967年9月30日に、ボボフ・ドルの村は町に昇格した。ボボフ・ドル火力発電所は、町から10キロメートルのゴレモ・セロに1973年から1975年にかけて建造された。共産党支配下では、ボボフ・ドルは大勢の労働者を受け入れ、経済成長と人口増加を経験した。1980年代、遠くはニカラグアからも労働者が訪れた。
地元出身の著名人には、サッカー監督のゲオルギ・ヴァシレフ(Georgi Vasilev)、金融大臣のプラメン・オレシャルスキ(Plamen Oresharski)らがいる。地元のサッカー・クラブ、PFCミニョル・ボボフ・ドル(PFC Minyor Bobov dol)はブルガリア2部リーグに属している。
町村
ボボフ・ドル基礎自治体(Община Бобов дол)には、その中心であるボボフ・ドルをはじめ、以下の町村(集落)が存在している。
外部リンク