電磁シールド(でんじシールド、英: electromagnetic shield)とは、導体製の障壁により、電磁場を遮断するための構造である。代表的な例としては、機器を外界から隔てるために囲いを設けたり、ケーブルにシールドを施したりといったことが挙げられる。電磁波を遮断するために電磁シールドを用いることは、RF遮蔽(アールエフしゃへい)としても知られている。また、静電場を遮断するために用いられる導体の囲いは、ファラデー・ケージともいう。 電磁シールドは、不必要な電波、電磁場、静電場による影響を低減させることができるが、静磁場や、低い周波数の磁場の影響を低減させることはできない。電磁シールドの能力は、材質、厚さ、内部の容積、対象とする電磁波の周波数、大きさ、形などに依存する。