郡寺(ぐんじ、ぐんでら)は、飛鳥時代から奈良時代にかけて、日本各地で造られた古代寺院の一種である。郡名を冠する「郡名寺院」を指す場合もあれば、評衙跡や郡衙跡が近接する「評・郡衙寺院」を指す場合もあるなど、研究者によってその定義は異なる。また、郡寺が公的な性格を有するかどうかも議論となっている。平安時代中頃には、ほとんどが廃寺となったため、不明な点が多い。