背弧海盆(はいこかいぼん、英: back-arc basin、略称BAB、別名retro-arc basin)とは、地質学的事象であり、その成り立ちにおいて島弧や沈み込み帯と関連がある海面下の盆地である。別名を縁海という。西太平洋で比較的新しい時代に集積された複数のプレートの境界領域でこれらを見ることができる。その多くは海溝にプレートを巻き込む力に対する巻き返しの反発力で生じたものである。背弧海盆の成立はプレートテクトニクス理論で割り出されたわけではないが、地球の熱消失に関する主流モデルとは矛盾しない。