横田基地中ソスパイ事件(よこたきち ちゅうソ スパイじけん)とは、ソビエト連邦および中華人民共和国によるスパイ事件。在日ソ連大使館員からの工作を受けた中国人の男と、中国公司関係者から工作を受けた親中団体(「」)の幹部が、在日米軍横田基地の従業員や軍事評論家らとともに、約8年間にわたり、アメリカ合衆国空軍の戦闘機や輸送機のテクニカル・オーダー(技術指示書)など、在日アメリカ空軍の資料を盗み、多額の報酬を得てソビエト連邦と中華人民共和国に売り渡していた諜報事件である。「中国政経懇談会」幹部は、中国人の男からテクニカル・オーダーを購入する話を持ちかけられ、訪中の際に中国公司関係者にテクニカル・オーダーの一覧を渡し、1980年(昭和55年)頃からは訪中のたびに中国人の男から買い取ったテクニカル・オーダーを中国側に売却していた。1987年(昭和62年)5月19日、警視庁検挙。