大理寺(だいりじ)は、王朝時代の中国の官署である。九寺のひとつ。 漢代の廷尉を起源とする。北斉のときに置かれ、刑罰・司法を管掌した。大理寺正・大理寺監・大理寺評事が1人ずつ置かれた。唐代には、大理寺の長官は大理寺卿といい、その官位は従三品とされた。次官は大理寺少卿といい、その官位は従四品上とされた。その下に大理寺正(従五品下)2人・大理寺丞(従六品上)6人・大理寺主簿(従七品上)2人・大理寺録事(従九品上)2人が置かれた。