変態性欲(へんたいせいよく、英語: Sexual Perversion)とは、人間の性的行動や性欲のありようにおいて、正常と見なされない種類の嗜好を指した。今日では、性的倒錯(paraphilia)が術語として使われる。 なお、日本においては大正時代には、当時、「変態性欲」ブームが起きて文学者から民俗学者までさまざまな人が変態性欲について論じている。当時はオナニーやインポテンツも変態性欲とみなされることがあったが、時代の推移や医学の発達により、意味内容は変わっていった。「変態性欲」の語が日本で広まったのは、1913年(大正2年)にクラフトエビングの『Psychopathia Sexualis』が、『変態性慾心理』の題名で日本語に翻訳刊行された影響が大きかった。