加藤 茂明(かとう しげあき)は、日本の分子生物学者。元東京大学教授。主な研究テーマは遺伝情報の発現を制御する核内受容体。 幼い頃は昆虫少年であった。一時期は50名近い部下を有し、巨額の公的予算を獲得し、研究成果を多くの著名な国際雑誌に発表した。2012年1月に多数の発表論文について研究不正の告発を受けた。3年に渡る調査の結果、発表した165本の論文のうち33本の論文について不正が認定され、自身を含む5名の教員の解雇処分(相当)及び3名の学位の取消が行われた。この研究不正事件は東大史上最悪の不祥事と呼ばれる。