分娩(ぶんべん、独: Geburt、英: Birth)とは、哺乳類などの胎生の動物で、胎児が雌の胎内(子宮内)から出ること、及び出る経過を指す。社会的・文化的側面も含み、分娩よりも広い概念として、お産(おさん)や出産(しゅっさん)がある。 胎児がその種の標準に照らし合わせて、十分成熟して体外に出る場合を「正期産」と呼ぶ。正期産分娩に至るまでの期間や分娩時の成熟度は、種によってまちまちである。標準より早い場合は「早産」・「流産」、遅い場合は「過期産」と呼ぶ。 分娩(お産)が比較的楽にできる場合は「お産が軽い」、何らかの困難を伴う場合は「お産が重い」という言い方をする。カンガルーのようにごく小さく産む種ではお産は軽いが、人間のように胎児が大きい場合、お産は重くなる。