冊封体制(さくほうたいせい、さっぽうたいせい)又中華朝貢体系(ちゅうかちょうこうたいけい)とは、中国の歴代王朝の君主(元朝・清朝も含む)たちが自任した、称号・任命書・印章などの授受を媒介として、天子と近隣の諸国・諸民族の長が取り結ぶ名目的な君臣関係を伴う、外交関係を規定する体制の一種。天子とは天命を受けて、自国一国のみならず、近隣の諸国諸民族を支配・教化する使命を帯びた君主のこと。