借金漬け外交(しゃっきんづけがいこう)は、国際援助などの債務により債務国、国際機関の政策や外交等が債権国側から有形無形の拘束を受ける状態をいう。債務の罠、債務トラップなどとも訳されることがある。友好国間で見られ、債務の代償として合法的に重要権利を取得する。 この表現は、インドの地政学者によって中国の一帯一路構想と関連づけて用いられたのが最初である。 債務国側では放漫な財政運営や政策投資など(日本でいう)モラル・ハザードが、債権国側では過剰な債務を通じて債務国を実質的な支配下に置くといった問題が惹起されうる。 租借地・港湾権・ 鉄道権・空港権などの重要な地政学上の権利を債務国側から合法的に取得する。