フェミナ賞(仏: Prix Femina)は、ゴンクール賞、ルノードー賞、メディシス賞、アンテラリエ賞と並んで、フランスでの最も権威ある文学賞の一つである。1904年に女性詩人アンナ・ド・ノアイユの提唱により、女性向け雑誌『(幸せな人生)』(後の『フェミナ』誌)の女性寄稿者22人により創設された。1904年のゴンクール賞(前年1903年創設)で、女性作家が候補に挙がっていたにもかかわらず、男性作家レオン・フラピエが受賞したために、ミソジニー的なゴンクール賞に対抗して制定された賞である。実際、女性初のゴンクール賞受賞者はエルザ・トリオレであり、40年後(1944年)のことである。 毎年、最も優れたフランス語の散文もしくは詩作品に贈られる。11月の第1水曜日に、パリので女性審査員10人(2019年現在)によって選出される。