『カルメン』(Carmen)は、19世紀フランスの作家プロスペル・メリメが、1845年に「両世界評論」で発表した、全4章の中編小説、またヒロインの名前でもある。単行本は1847年刊、他に短編「アルセーヌ・ギヨ」、「オーバン神父」を収録。『両世界評論』誌で発表された際、ボヘミア人について記述した第4章はなかったが、単行本では追加されている。