カスタム(custom)とは、英語では顧客の意であるが、日本では必要に応じて仕様を変更する事を示す。既製品を、自分の目的に応じて何らかの改造(カスタマイズ:(customize)特別注文)する行為、改造された物品を示したり、製造者が用意した選択肢を選んで発注する物などがある。 対義語としては、カスタムされていない仕様のままの物品を「ノーマル」や「ストック」、「オリジナル」と呼ぶ事もある。 こうした改造に用いられる部品は、他機種やグレード違いの純正部品から流用する場合や、純正部品を加工ないし単品製作(ワンオフ)をする場合の他、市販されている改造用のパーツを使用する場合もある。市販されている改造用パーツは特に「カスタムパーツ」とも呼ばれる。 また、こうした改造を行う個人製作者や専門業者はカスタマイザー(Customizer)とも呼ばれる。 通常は既製品の状態で販売される商品を、納品前段階から特別な仕様となるように注文をする場合には「カスタムメイド」などと呼ばれる。一方「オーダーメイド」は製品全ての仕様を決めて注文する物である。しかし、両者の中間的な物もあり、よりオーダーメイドに近い「フルカスタム」やカスタムメイドに近い「イージーオーダー」といった用語も存在する。