荘厳な北海道の「松前神楽」 レンズ越しに見守る

荘厳な北海道の「松前神楽」レンズ越しに見守る
神を祀(まつ)るための舞楽である神楽(かぐら)。北海道の福島町、函館市といった渡島半島地域、小樽市やその周辺の日本海沿岸で親しまれているものを「松前神楽」という。2018年には国の重要無形民俗文化財の指定を受けた。写真家の私は荘厳な雰囲気を持つこの神楽を20年ほど撮影し続けている。 歴史は約350年前に遡る。松前藩第5代藩主・松前矩広(のりひろ)は、各神社で舞われていた神楽の演目を統一。藩による…