帝国軍スターファイター隊

「戦争は続く。エンドアで終わらず、スターホークでも終わらない。破壊されたものは必ず蘇る。私のように。兵士…パイロットは常に必要とされる。常にだ…。反乱軍だろうが共和国だろうが、務めは変わらない。それが肝心だ。飛べ。私もついていく」

帝国軍スターファイター隊（Imperial Starfighter Corps）は銀河帝国の宇宙軍に属すスターファイター戦闘部門である。帝国アカデミーで訓練を積んだTIEファイター・パイロットによって構成された。また、一部のパイロットは帝国地上軍の作戦にも参加した。

概要[]

組織[]

帝国軍スターファイター隊は銀河帝国の帝国宇宙軍に属すスターファイター隊である。帝国地上軍にも同様に、地上軍航空隊という戦闘機部隊が存在した。^[2] 大半が帝国軍将校と帝国軍スターファイター・パイロットによって構成されていた。スターファイター隊の部隊単位には戦闘機大隊や^[5] 飛行群^[6]、中隊^[7]、小隊が存在した。^[8] 戦闘機大隊は大隊指揮官によって率いられ^[9] 、6個中隊（72機）から構成された。これはインペリアル級スター・デストロイヤー1隻の戦闘機収容能力と一致する。^[10] 飛行群は少なくとも16名から構成された。^[6] 中隊は中隊指揮官によって率いられ、12機の戦闘機によって構成された。^[5] また中隊は複数の小隊からなり、中尉が各小隊の指揮を執った。^[8]

戦闘機大隊はスター・デストロイヤーのスターファイター支援ユニットとしての役割を果たすため、艦の司令官に従属した。^[11] また一方で、特定のスターファイター大隊はスター・デストロイヤーを拠点とする独立した軍事ユニットとして機能し、艦とそのクルーが大隊の作戦の支援に回ることもあった。^[5]

階級[]

「タイタン3は『フライト・バロン』に昇進する。まさに相応しい栄誉だ」

―テリサ・ケリル^[出典]

帝国軍スターファイター隊ではさまざまな軍事階級が使用され、一般的に戦闘機大隊は大佐（Colonel）の指揮下にあった。少佐（Major）は大隊における高位の指揮官の階級である。また副少佐（Second Lieutenant Commander）という階級も存在し、副少佐が中隊指揮官を任されたケースもあった。大尉（Captain）はその下に位置し^[8] 、中尉（First Lieutenant）や^[5] 上級中尉（Senior Lieutenant）、飛行士官などの階級がそれに続いた。^[7] またごく稀に“帝国の男爵”という名誉の称号がパイロットに授与されることがあった。この称号を持つパイロットは、黒いユニフォームに赤いストライプ模様を入れていた。^[12] この称号の主な保持者としてヴァレン・ルドールや^[13] タイタン中隊のタイタン3が知られる。^[14]

歴史[]

起源[]

帝国軍スターファイター隊は、ニュー・オーダー宣言によって銀河共和国が銀河帝国へ再編された後に設立された。共和国軍スターファイター隊は共和国宇宙軍のもとに組織されていたものの、独立した軍事部門とみなされていた。しかし帝国軍スターファイター隊として再編成されるに伴い、完全に帝国宇宙軍傘下の組織となった。^[2]