- 「情報ってのは、惑星ヤルマのことだ。厚い雲の下に秘密のステーションが隠れている。帝国の廃船処理場でな。共和国のスターファイターが何千とスクラップにされてんだよ」
- ―ホンドー・オナカー[出典]
レクレム・ステーション(Reklam Station)、またの名を廃物再利用プラント(Reclemation plant)は、惑星ヤルマの大気圏に浮かんでいた銀河帝国の廃品解体施設である。複数のDTSシリーズ解体ドロイドが宇宙船の解体や周辺のパトロールを行っていた。レクレム・ステーションにはクローン戦争で使用された旧銀河共和国のYウイング・ボマーが多数収容され、メルチをはじめとするアグノート種族の労働者たちが戦闘機解体現場で働かされていた。
ヤヴィンの戦いの2年前、ウィークウェイの海賊ホンドー・オナカーがレクレム・ステーションの情報を反乱軍フェニックス戦隊に教えた。反乱者エズラ・ブリッジャー率いる潜入チームが解体予定だったYウイングを強奪し、レクレム・ステーションを破壊したが、彼らはこの任務で小型スターファイター<ファントム>を失った。
特徴[]
- 「亡き友ターバはここで働いていたが、逃亡を図って刑務所送りになった」
- ―ホンドー・オナカー[出典]
レクレム・ステーションは銀河帝国が運営した廃棄物解体用施設である。ヤルマ星系に属す惑星ヤルマの黄色いガス雲の中に浮かんでいた。2 BBY当時、帝国はこのステーションに旧銀河共和国のBTL-A4 Yウイング強襲用スターファイター/ボマーを収容し、ハイパードライブの部品を回収した後、溶鉱炉で解体していた。レクレム・ステーションは帝国建造モジュールに似た巨大なドーム状の建物で、底部にリパルサーリフト発生装置を数基備え、司令センターは上層部に位置した。ステーションの側部から突き出た長いプラットフォームは、廃品を溶鉱炉まで運ぶベルトコンベアーになっていた。プラットフォームには磁気ロックが備わっており、緊急時に廃品のスターファイターをマグネットで固定することができた。溶鉱炉で焼却された戦闘機の残骸は、廃物シュートからヤルマの大気圏に排出された。
歴史[]
ヤヴィンの戦いの2年前、反乱者たちによってナラカ刑務所から救出された海賊ホンドー・オナカーは、同房のターバから教わったレクレム・ステーションの情報をフェニックス戦隊に提供した。解体予定のYウイングを奪って自分たちの戦力に加えるため、反乱軍はレクレム・ステーションへの潜入作戦を開始する。セリーダ中継点を経由してヤルマに到着した後、反乱者たちの補助スターファイター<ファントム>は帝国のDTSシリーズ解体ドロイドに見つかってしまった。ステーションの指揮官を務めるブロム・タイタス中佐は侵入者の撃墜を命じたが、<ファントム>が雷雲に入ったためスキャナーで追跡することができなくなった。反乱者たちは解体ドロイドをすべて倒し、Yウイング解体用プラットフォームに辿り着く。
ホンドーは解体現場で出会ったアグノートの奴隷労働者メルチたちを説得し、Yウイングのベルトコンベアを停止させた。反乱者たちはYウイングを持ち出すため燃料補給を開始したが、タイタス中佐が反乱者の計画に気づいて廃品固定用の磁気ロックを作動したため、ブリッジャーはストームトルーパー分隊と戦いながらレクレム・ステーションの司令センターへ攻め込んだ。本部を制圧したブリッジャーは、Yウイングのロックを外すためステーション全体のパワーをダウンさせるという危険を冒す。その結果、レクレム・ステーションはリパルサーリフトの動力を失いヤルマのガス雲を落下し始めた。ホンドーとアグノートたちはセ��チネル級着陸船に乗って真っ先に逃げ出し、反乱者たちもYウイングに乗って脱出した。ブリッジャーは<ファントム>に乗り込もうとしたが間に合わず、ステーションもろとも惑星の底へ落下していった。しかし、ケイナン・ジャラスの乗る<ゴースト>がヤルマに駆け付け、間一髪のところでブリッジャーを救った。
登場作品[]
- スター・ウォーズ 反乱者たち/影の中へ (初登場)
- 反乱者たち – ウィンカースーのお宝 (間接的に言及)