ダクティリオン(Dactillion)は惑星ウータパウやシャンティポールに棲息した爬虫類の飛行クリーチャー。かつてはパウアンやウータイを喰らう獰猛な捕食動物だったが、新鮮な肉で飼い慣らされた後は、ウータパウにおける主要な輸送手段として重宝された。
生態と特徴[]
ダクティリオンは幅25メートルという巨大な翼を持つ飛行クリーチャーである。4本の手足と尻尾を備え、くちばしの先端部分が二股に分かれていた。惑星ウータパウのダクティリオンは大きなシンクホール(縦穴)の中に住み、連れ合いを探すときに地表へ飛んで行った。彼らは最高時速400キロメートルで空を飛ぶことができた。[3] ダクティリオンはもともと獰猛な肉食動物で、パウアンやウータイのような知的生物や、ヴァラクティルの卵を捕食した。[5] しかし新鮮な肉を与えれば乗用動物として飼いならすこともできた。[3]
歴史[]
ダクティリオンは惑星シャンティポール[4] やウータパウに棲息した。ウータパウンはかつてダクティリオンの捕食対象だったが、新鮮な肉を使ってこの動物を飼い慣らし、最終的に便利な輸送手段として利用するに至った。また、ダクティリオンはクローン戦争のウータパウの戦いで活躍した。ダクティリオンはこれといった装甲や防衛手段を持たなかったが、強力な爪とくちばしを使って華奢なバトル・ドロイドを圧倒した。[5]
制作の舞台裏[]
ダクティリオンは2005年の映画『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に登場したクリーチャーである。劇中でキ=アディ=ムンディが乗る動物としてデザインされたが、最終的には背景に映り込むだけに留まった。ルーカスフィルムのアーティスト、マイケル・パトリック・マーネインらがダクティリオンのデザインに携わった。[5]
登場作品[]
- クローン・ウォーズ – ジェダイの死
- クローン・ウォーズ – クリスタルを捜して
- クローン・ウォーズ – クリスタルの危機
- クローン・ウォーズ – ビッグバン (回想シーン)
- スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (初登場)
- 反乱者たち – 名パイロットの翼
参考資料[]
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック 増補改訂版
- Monsters of The Clone Wars: A Season Six Bestiary - StarWars.com (バックアップ - Archive.org)
- Every Creature in the Star Wars Movies - Star Wars Kids YouTube 公式チャンネル
- Dactillion - 公式データバンク