サルラック(Sarlacc)は惑星タトゥイーンを母星とする希少な巨大クリーチャーである。サルラックは胞子として生まれ、活発な幼体の時期を経た後、3万年の時をかけて成体となった。成熟したサルラックは100メートルもの巨体を砂漠に埋め、3メートルの幅がある口と触手だけを砂上に露出させ、不運な獲物が落ちてくるのをひたすら待ち続けた。彼らは口の中に落ちてきた獲物を腹の中で1,000年かけてじっくり消化することで知られた。サルラックには神経毒があり、飲み込まれた知覚生物は身動きを封じられながらも完全に意識が保たれ、常に苦痛を感じ続けることになった。サルラックは体内で繭にくるんだ知覚生物を自らの集合知性と一体化させることができ、サルラック自体が知覚生物なのではないかという説もあった。
サルラックについては科学的な研究があまり進んでおらず、異種生物学者の間ではこの種が植物なのか動物なのかで意見が分かれていた。しかし彼らの多くは、サルラックは研究するメリットが無いほど危険なクリーチャーだという点で意見が一致していた。サルラックはタトゥイーン以外の星にも生息しており、惑星アイヴォルシア・プライムの保護区にも複数の個体がいた。帝国時代、密輸業者のハン・ソロとチューバッカはアイソリアンの収集家ドク=オンダーに雇われ、サルラックの赤ん坊を手に入れるためアイヴォルシア・プライムを訪れた。彼らが回収したサルラックはシンピと名付けられ、惑星バトゥーにあるドク=オンダーのデン・オブ・アンティークで飼育された。
タトゥイーンの北部デューン・シーにあるカークーンの大穴にはサルラックの成獣が生息しており、犯罪王ジャバ・ザ・ハットが囚人を始末する処刑場として利用していた。4 ABY、ジャバに捕まったハン・ソロとチューバッカ、ジェダイ・ナイトのルーク・スカイウォーカーはカークーンの大穴で処刑されることになった。しかし彼らは大穴の上でジャバの手下と乱闘を繰り広げ、ジャバのセール・バージ<ケタンナ>を破壊して戦場を後にした。ジャバに雇われていた賞金稼ぎのボバ・フェットは戦闘中にサルラックに飲み込まれたが、のちに自力で脱出を果たした。
生態と特徴[]
- 「全能なるサルラックの生贄たちよ、閣下は諸君らの名誉ある死をお望みだ」
- ―C-3PO[出典]
サルラックは惑星タトゥイーンを母星とする雑食のクリーチャーである。成獣の体高は100メートル(328フィート)で、体の大部分は砂漠に埋もれ、くちばしのようになっている舌と口だけが[6] まるで氷山の一角のように[7] 砂上に露出していた。[6] サルラックの露出部は大穴の底と一体化しており、口の横幅は3メートル(10フィート)もあった。しかしこれらの器官は彼らの身体のごく一部に過ぎなかった。地上に現れたくちばし状の突起物がサルラックの“頭”だと勘違いされることもあったが、実際は、この目の無い突起は頑丈な“舌”に過ぎなかった。この舌は粘液にまみれた口の中から飛び出し、手近なごちそうにめがけて襲い掛かった。[4]
生まれたばかりのサルラックは胞子であり、その状態で広大な距離を移動することがあった。オスとメスが出会うと、小さいオスがメスに寄生して捕食し、だんだん小さくなっていくメスとは対照的に巨大化していった。そしてオスはメスの本来の大きさに達すると破裂し、何百万もの胞子を空中や大気中へ放出した。彼らは成熟するまでに3万年もの時間を要した。[8] 幼体のサルラックは活発に動きまわることができた。[9] 彼らは成体となってはじめて地下100メートル近くまで潜り、あとは不運な獲物が口の中へ落ちてくるのをひたすら待ち続けた。サルラックの腹に入った犠牲者は神経毒を打ち込まれ[8]、弱い胃液で[7] 数千年かけて消化された。その間、犠牲者は身動きはとれないが意識は完全に保たれ、常に苦痛を感じ続けることになった。[8]
サルラックは非知覚生物に分類される。[1] しかしサルラックは飲み込んだ知覚生物の感覚機能を保ったまま腹の中で繭に包み、自分の集合知性と一体化させることができ[4]、サルラック自体が知覚生物なのではないかという説もあった。[2] またサルラックはブリクサスや惑星アンバラのヴィクサス、ラスターといった生物と共通の祖先から進化したと考えられていた。[10] なおサルラックは獲物を自らの生体組織に組み込み、認知能力を吸収してしまうため、犠牲者は想像を絶する苦痛が数千年にわたって続くと信じられていた。[4]
成体サルラックの“口”の部分は、彼らの生息地である大穴と地続きになっており、流れ落ちてくる砂粒を受け止めて貯めておくための器官が喉奥に備わっていた。口の内側には、獲物を逃がさないよう内側に折れ曲がった[4] 槍のような歯が何百本も並んでいた。[6] また口の奥から生えている数本の触手には感覚機能が備わっており[4]、穴の付近にいる獲物を引きずり込むのに使用された。[5] また獲物が小型の場合、サルラックはくちばし状になっている“舌”そのもので丸呑みすることもあった。喉の奥には獲物の身動きを封じる神経毒を打ち込むための器官があった。[4] サルラックは複数の胃を持ち[7]、鋭敏な知覚反応を持つ獲物は、繭にくるんでゆっくりと時間をかけて消化するため、専用の器官に落とされた。それ以外の獲物は体内の触手に捕まれ、最深部にある主胃部内の所定の位置へ運ばれた。主胃の奥底にはやわらかい膜組織を溶かして小さな肉片となった獲物を消化するための酸性の液体が溜まっていた。[4]
成体サルラックは地面の中で上肢と下肢をまるで根のように伸ばしていた。底部の根茎と下肢は身体を固定・安定させるための役割を果たし、上肢は姿勢を安定させると同時に、周囲の動きを感知する役割も果たしていた。またサルラックの口の周囲にある岩のように固い主消化腺には、水分を吸収するための茎が生えており、周囲の地面に広がっていた。サルラックの胃の上にある複合心臓は、複合肺と一対になっていた。サルラックはエネルギー武器に弱いが、たいていの犠牲者は丸腰で、穴に落ちたら助けを待つほか道はなかった。[4]
習性[]
サルラックは生まれた時から獰猛であり[1]、幼体の頃は食料を手に入れるために積極的に活動した。サルラックの幼体は地面の中を掘り進み、突如として砂上へ飛び出すと、触手を駆使して自分よりも大きな獲物の身動きを封じ、捕食した。成体になった後はひとつの場所に根差して留まり続け[9]、常に口を開けっぱなしで[11]、イオピーやアヌーバといった動物や[4]、砂漠で迷子になった旅人が落ちてくるのを待ち受けて捕食した。[12] また彼らは獲物が巣穴に近づくと、触手を駆使して口の中へ積極的に引きずり込むこともあった。[1][5]
サルラックの触手の動きは素早く、小さな獲物を掴みとることができた。また彼らは付近にいる草食動物を巣穴へ引き込むために匂いを発することができた。サルラックは重要な器官の大部分が地面に埋まっているおかげで、クレイト・ドラゴンをはじめとする他の捕食動物から守られていた。[13] しかし珍しいケースではあったが、時にはサルラックがクレイト・ドラゴンの餌食になり、空っぽになった巣穴にドラゴンが棲みつくこともあった。[14]
歴史[]
希少なクリーチャー[]
- 《サルラックはこの荒涼とした世界が誇る、数少ない至宝だ》
- ―ジャバ・ザ・ハット[出典]
銀河系では科学的研究によって多くの生命体に関する謎が解き明かされていたが、中にはサルラックのように、学術的アプローチをまったく受け付けないクリーチャーもいた。一部の異種生物学者のあいだでは、サルラックが動物なのか植物なのかを巡って議論が行われていた。しかし彼らの大半は、サルラックは詳しく研究するメリットが無いほど危険なクリーチャーであるという点で意見が一致しており[4]、単に近寄りたくないという理由で答えは謎のままにされていた。[15]
惑星タトゥイーンの北部デューン・シー、カークーンの大穴には巨大なサルラックが生息していた。[4] 大穴はジャバ・ザ・ハットの宮殿からほど近いこともあり、デューン・シーに住むサルラックは、この犯罪王のお気に入りのペットのひとつだった。[13] なおジャバの宮殿からカークーンの大穴までの道を開拓したのは、ジャバ以前に宮殿を所有していた悪党のアルカーラである。[16] ジャバは同じ場所に根差して動かないという成体サルラックの習性をありがたく利用し、敵対する者を大穴まで運んで処刑していた。[13] 特別腹立たしい者をサルラックの餌食にするのがジャバのお気に入りの手段のひとつであり[17]、ジャバとその取り巻きは処刑を見物するためなら喜んで大穴まで移動した。[13]
ジャバが与えるさまざまな罰のうち、サルラックによる処刑は全体の15パーセントを占めていた。[15] そのためサルラックは偶然落ちてきた獲物に加え、ジャバの“プレゼント”のおかげで長年にわたり追加の食料にありつくことができた。このサルラックを駆除すべきだという勢力もいたが、有力者はたちは敵を楽しみながら処分するための手段としてこのまま生かしておくことを選んだ。[4] ワイルド・スペースの製図家エミル・グラフが伝え聞いた話によると、かつてジャバに仕える執事長のビブ・フォーチュナが過労で倒れてしまったことがあった。そのため��ャバは代理の執事を雇うことになったが、働きぶりが気にくわず、フォーチュナが復帰するまでのあいだに5人の執事代行をサルラックの餌にしてしまったという。[18]
帝国時代[]
- 「あなた方はこれよりデューン・シーへ運ばれ、恐ろしいサルラックが巣を構えるカークーンの穴へ落とされることになります」
- ―C-3PO[出典]
11 BBY当時、シャグリアンのチャーコは惑星ゴースで“サルラックス”という名のギャング集団を率いていた。しかしチャーコはギャング仲間がいなければ何もできず、ひとりの時は口先だけだった。そのため当時ゴースに住んでいたジェダイのケイナン・ジャラスは、サルラックもまた口しか見えない強奪モンスターであることから、チャーコの組織名としてぴったりだと考えた。[19]
アウター・リム・テリトリーの惑星アイヴォルシア・プライムの保護区では、サルラックをはじめとするエキゾチックなクリーチャーの生態系が維持されていた。帝国時代、サルラック研究の第一人者であるドクター・ゲンジョーが保護区に滞在していたが、彼はサルラックの胞子を高値で売りさばこうと企てた助手のウーリスに裏切られ、命を落とした。その後、アイソリアンの収集家ドク=オンダーに雇われた密輸業者ハン・ソロとチューバッカがアイヴォルシア・プライムを訪れた。彼らはドクター・ゲンジョーからサルラックの赤ん坊を受け取ることになっていたが、ウーリスとその仲間たちに騙され、サルラックの生息区画に落とされてしまった。ソロはサルラックの幼体数匹に襲われたが、ゲンジョーの遺品であるスタン・スティックを使って撃退し、なんとか1匹だけを回収した。その後ソロとチューバッカは<ミレニアム・ファルコン>で惑星バトゥーにあるドク=オンダーの骨董品店デン・オブ・アンティークへ旅し、サルラックを引き渡した。[9] この幼体はのちにシンピと名付けられた。[20]
0 ABY、銀河帝国に仕えるシス卿のダース・ヴェイダーがハット・クランと同盟を結ぶため惑星タトゥイーンにあるジャバの宮殿を訪れた。ジャバはヴェイダーを歓迎するため、ともに[21] ラグジュアリー・セール・バージ<ケタンナ>[6] に乗り込み、デューン・シーへ繰り出した。ジャバは手下たちが行うバンサ狩りをひとしきり楽しんだ後、次はサルラックのところへ向かうよう命じた。[21]
4 ABY、レイア・オーガナとチューバッカ、ランド・カルリジアン、ジェダイ・ナイトのルーク・スカイウォーカーたちはジャバに囚われている友人ハン・ソロの救出作戦に乗り出した。しかし当初の計画は失敗し、レイアはジャバの奴隷にされ、スカイウォーカーとチューバッカはソロと一緒にジャバの囚人になってしまった。ジャバはプロトコル・ドロイドC-3POの通訳を介し、3人の囚人をカークーンの大穴へ連れて行き、サルラックの餌食にすると宣告した。囚人たちはバンサIIカーゴ・スキッフで大穴へ連行され、ジャバとその取り巻きたちも処刑を見物するためセール・バージ<ケタンナ>で現場へ赴いた。[5]
ジャバが<ケタンナ>から処刑開始を命じると、スカイウォーカーはアストロメク・ドロイドR2-D2に預けておいたライトセーバーを受け取り、サルラックの上を浮遊するスキッフの上でジャバの手下たちと乱闘を開始した。[5] のちに“カークーンの戦い”として知られるようになるこの戦闘のさなか[4]、バラーダやブロック・スターシャー、キサーバ[5]、ポート・スニッキン[11]、パゲッティ・ルック、ヴェルケン・ティゼリ、ヴェデイン、ヨッツ・オレン、レイズといった大勢のスキッフ・ガードやその他のジャバの手下たちが大穴に落下し、サルラックに飲み込まれた。[5] その中には、バラーダのようにスカイウォーカーのライトセーバーで切り殺されてから[22] 落下した者もいれば[5]、キサーバのように生きたままサルラックに捕まった者もいた。[6] カルリジアンはサルラックの触手に足を掴まれ危うく口の中に引きずり込まれそうになったが、ソロがブラスター・ピストルを使って触手を撃つと、サルラックは悲鳴を上げてカルリジアンを解放した。[5]
ジャバに雇われた賞金稼ぎのボバ・フェットは、ソロがやみくもに振り回したバイブロ=アックスが偶然ジェットパックに当たってしまい、誤噴射のすえサルラックの口の中へ落下していった。戦いに勝利したスカイウォーカーたちが<ケタンナ>を破壊して戦場から去っていった後[5]、フェットはサルラックの胃袋の中で目を覚ました。彼は先客の犠牲者であるストームトルーパーのヘルメットから取り出したチューブで空気を確保した後、火炎放射器を駆使してこのクリーチャーの体外へ脱出した。しかし彼は脱出後に力尽きて倒れてしまい、残骸を漁りに来たジャワの廃品回収業者によってマンダロリアン・アーマーをはぎ取られ、続いて現れたタスケン・レイダー部族の捕虜になってしまった。[23]
新共和国時代以降[]
9 ABY[24]、コブ・ヴァンス保安官とマンダロリアンのディン・ジャリンは、モス・ペルゴの町を脅かすクレイト・ドラゴンを退治するため、タスケン・レイダーの部族と手を結んだ。彼らはタスケンの案内で、もともとサルラックの住みかだったというクレイト・ドラゴンの洞窟を訪れた。長年タトゥイーンに住んでいるヴァンスは、サルラックが巣穴から姿を消すなんて聞いたことがないと語ったが、ジャリンはサルラックも食われれば居なくなると答えた。[14]
ドク=オンダーはファースト・オーダー=レジスタンス戦争の時代も、惑星バトゥーのブラック・スパイア・アウトポストにある自身の骨董屋で、かつてハン・ソロとチューバッカが運んできてくれたサルラックの赤ん坊シンピを飼い続けていた。34 ABY、ケンドー・ヴォス率いるギャング・クルーが来店した際、ウーロがサルラックの飼育タンクに気づいたため、ドクは彼女たちにシンピを手に入れた経緯を物語った。その後、ヴォスたちはカシユンの剣を手に入れるため再びドクの店を訪れ、ファースト・オーダーの第709軍団と対立した。ストームトルーパーに追い詰められたヴォスは、骨董屋の品のひとつであるキ=アディ=ムンディのライトセーバーを使ってサルラックのタンクを破壊し、シンピを解放した。シンピは触手を使ってトルーパーたちに襲い掛かり、ヴォスたちが逃げ出すチャンスを作った。戦いが終わった後、ドクに仕えるアサシン・ドロイドBK-86はシンピを始末すべきかと尋ねたが、ドクはトルーパーを食べて腹いっぱいになっているので簡単にタンクに戻せるだろうと答えた。[9]
サルラックの原産地や寿命を巡っては、新共和国崩壊以降の時代も議論が続いていた。[2]
制作の舞台裏[]
- 「まったく、あれは最低だった。とにかく、ひどく醜いクリーチャーだよ」
- ―リチャード・マーカンド監督[出典]
サルラックは1983年公開のオリジナル・トリロジー最終作『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(リチャード・マーカンド監督)のために制作されたクリーチャーである。[5] ラルフ・マクォーリーが手がけた数点のオリジナル・デザイン・スケッチには、くちばしが強調され、触手を振り回す、より活発なサルラックが描かれているが、当時の技術ではそのまま再現することができなかった。試行錯誤を経て、最終的には技術と経済的な問題から、のこぎりのような歯と触手が並んだ大きな口だけのクリーチャーになった。[25][26]
スチュアート・フリーボーン率いるクルーがサルラックの口と触手を作り、触手が獲物を掴む部分を動かすための油圧システムを完成させた。しかしアリゾナ州ユマでロケが行われた際、システムに砂が詰まってしまい、使い物にならなかった。[26] 制作時には“ナマケモノの穴”(sloth pit)と呼ばれていたカークーンの大穴は、カリフォルニア州バターカップ・バレーの砂漠に制作された。3メートルの口が実際に作られ、砂の下に埋まった部分に6人のスタッフが入り、ポールやワイヤーを使って口や触手を動かした。また30~35センチの歯は気泡ゴムで作られ、長持ちさせるためラテックスが塗られた。[25]
『ジェダイの帰還』のカークーンの大穴の場面の撮影は、1982年4月12日にユマで始まった。サルラックの口の大きなひだは脈打って動くように造られていたが、誰かが落ちるたびに裂け目ができ、ひだがバタバタと動いてしまうため、再び撮影を始めるにはいちいち修繕する必要があった。またサルラックの穴には放っておくと砂が滑り落ちてくるため、撮影クルーが1名穴の中に常駐し、ブロワーを使って常に砂を吹き戻さなければならなかった。そのためサルラックの唇の上には小さな手すりが取り付けられていた。この場面の撮影では出演者やクルーが何名か怪我をしたが、皮肉にもサルラックの穴に落ちてしまうボバ・フェットを演じたスタントマンのディッキー・ビアーとグレン・ランドールは怪我なく撮影を終えた。なおボバ・フェットのスタントを主に担当したのはビアーだが、フル装備でサルラックに落ちるシーンはランドールが自ら担当した。[27]
サルラックがランド・カルリジアンの足を掴むシーンのために、特殊効果の責任者であるキット・ウェストがワイヤとラジコンで操作する精巧な機器を作り上げたが、撮影現場でジョージ・ルーカスに却下されてしまった。代わりにルーカスの提案で、ランド役のビリー・ディー・ウィリアムズの足に巻き付いた触手が引き離される場面が撮影された。この場面を逆再生することで、触手がランドの足を放すのでなく、伸びてきて掴みかかるように表現された。[25] サルラックの鳴き声は、ピザを食べた撮影クルーのお腹の音や、ワニの鳴き声を合成したものである。[28] しかし結局ルーカスとILMはサルラックが生きているようには思えず、1997年に公開された『ジェダイの帰還』の特別編ではくちばし状の舌と触手がコンピューター・アニメーションで追加された。[26]
登場作品[]
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