『マリオパーティ8』(- エイト、Mario Party 8)は、2007年7月26日に任天堂から発売されたWii用パーティゲーム。
概要[]
据置機向けのマリオパーティシリーズの第8弾(『マリオパーティアドバンス』、『Mario Party-e』、メダルゲーム系を除いたナンバリング)。ハードがWiiへと移行したため、ゲームの操作の多くがWiiリモコンを振る、ひねるといった直感的な操作に一新された。
本作の為に新規に製作されたアートワークは、今現在もなお各キャラクターの標準的デザインとして各所で起用・流用されている。キャラクターのモデルや質感のみがリニューアルされ、ポーズのみ本作のアートワークに合わせるという形の更新が行われることもあり、さまざまな基準となっている。
ハドソン&シーエイプロダクション開発のマリオパーティシリーズは、携帯機向けの次作『マリオパーティDS』で最後となり、家庭用向けでは本作が最後の開発である(コナミへの吸収合併により)。同社オリジナルキャラクターのミニクッパは本作の時点ですでに登場しておらず、ミニクッパ、クッパJr.の双方が登場しないのは本作が唯一である。
イギリスでの論争[]
イギリスでは当初2007年6月22日の発売予定であったが、生産上の問題があったとして7月13日に発売日を延期した。さらに7月13日の発売後、内容に問題があったとして回収騒ぎに遭っている。
その問題となる箇所が、マップ「ヘイホーのドリームエクスプレス」にてカメックが魔法を仕掛ける際のセリフ「Magikoopa magic! Turn the train spastic! Make this ticket tragic!」(意訳:カメック・マジック!列車をめちゃくちゃに動かし、切符をサイアクにするのじゃ~!)。前後で韻を踏むためにこのセリフに用いられた単語「spastic」は主に「痙攣」などの疾患を意味する単語であるが、イギリス等では派生して「脳に障害がある人物を指す、非常に強い侮辱の意味がある単語」として扱われており問題視された。
発禁、回収を経て、8月3日に改めて発売されたバージョンでは、該当の単語は「erratic」に差し替えられている。
「spastic」という単語により発売禁止となったゲームは本作が2本目であるとされ、そのもう一方はユービーアイソフト発売のニンテンドーDS用ソフト『Mind Quiz』(日本ではセガから『脳年齢 脳ストレス計 アタマスキャン』として発売されたタイトル)。
攻略本[]
- 任天堂公式ガイドブック マリオパーティ8 ISBN 9784091063830 - 小学館(発売日:2007年9月8日)