コウノトリさん(Stork)は、ヨッシーシリーズやマリオシリーズに登場するキャラクター。
伝承[]
コウノトリとは、鳥綱コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属に属する生物の総称。首や足は細く長く、全身は概ね白色で、羽の先には黒色が入っていることが特徴として挙げられる。
「コウノトリが赤ちゃんを夫婦のもとへ運んでくる」という伝承が日本をはじめ様々な国で伝わっているが、伝承が生まれた地とされるようろっぱの地域ではコウノトリは生息しておらず、元来の伝承で扱われている鳥はシュバシコウというコウノトリ属の中の別の鳥であるとされる。
シュバシコウはアフリカにすむ渡り鳥で、繁殖期になるとヨーロッパ諸国に移動し、民家の屋根や煙突、塔などに巣を作り夫婦共同で子供を育てるという習性がある。このヨーロッパに飛来する時期が春頃で、中世~近世ヨーロッパ時代の人間が子を授かる時期も春頃であることが多かったことなどから「コウノトリがくちばしに袋を咥えて赤ちゃんを授ける」という伝承が生まれたとされる。その後、文化の伝達の際に生息地の差異などから解釈が変化し、日本では「コウノトリが赤ちゃんを運ぶ」という形で伝えられることとなった。
概要[]
そういった伝承に従い、『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』で双子の赤ちゃんを親元へ運ぶ役割としてキャラクターとしての"コウノトリさん"はデビューを迎える。ゲーム内ではその後、その赤ちゃんがカメ一族に災いをもたらすとしてカメックに襲われ、片方の赤ちゃんとともに囚われの身となってしまう。
もう一方の赤ちゃんに導かれるようにやってきたヨッシー達の活躍で身柄の拘束を解かれ再び飛び立ち、無事赤ちゃんを両親の元へ届けることができた、というのが初代『ヨッシーアイランド』での活躍。
『ヨッシーアイランドDS』ではとある目的で世界中の赤ちゃんを誘���したカメック率いるコカメックの集団に一矢報い、ベビィマリオをはじめとした主要の赤ちゃん数名を救出してヨッシーと共に冒険の旅に同行。バスストップで他の赤ちゃんを連れてきて交代ができるという重要な役割を担った。
しかし『ヨッシー New アイランド』では話が急転、初代作で赤ちゃんを届けた先が本当の両親ではないという後付けの失態を起こし、再度本当の両親のもとへ運んでいる最中にまたもカメックに襲われるという悲惨な目に遭ってしまう。
登場作品[]
- スーパーマリオ ヨッシーアイランド / スーパーマリオアドバンス3
- 初登場作品。
- ヨッシーアイランドDS
- バスストップで他の赤ちゃんを連れてくるという役割で登場。
- ヨッシー New アイランド
- マリオカート ツアー
- カイト「マツニベビィはなふだ」に描かれている。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではシール、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではスピリットとして登場。
- いずれも『ヨッシーアイランドDS』のアートワークで、『X』ではベビィピーチ、『SP』ではマリオ兄弟を運んでいる。
- 『X』にはバスストップのシールも存在する。