赤緑世代は愕然?「似ているけど何か違う」ポケモン3選
「メノクラゲ」と似ているけど違う!?

お次は「ノノクラゲ」。ぱっと見てメノクラゲだと思った人、よ~く見てみましょう。「メ」じゃなくて「ノ」ノクラゲ、頭の文字に棒が一本足りません。メノクラゲのリージョンフォームではなく、まったく別のポケモンです。メノクラゲはみず、どくタイプのくらげポケモンですが、ノノクラゲはくさ、じめんタイプのきくらげポケモン。
きくらげは中華料理などに入っているキノコの一種ですが、名前の由来は食感などがクラゲに似ているから、木のクラゲできくらげとなったとも言われています。きくらげが木のクラゲなら、ノノクラゲは野のクラゲと言えそうです。
ただし、ノノクラゲもウミディグダのように収斂進化なのかというと、疑問が残ります。なぜなら、ノノクラゲとメノクラゲには、ウミディグダとディグダのような共通する環境が思い当たらないからです。もしかすると、クラゲときくらげのように、生物学的な観点とは関係なくつけられた名前なのかもしれません。
●嘘から出た実「ウソッキー」
こちらは正真正銘みんなが昔からよく知っているウソッキーです。ウソッキーといえば、木の姿をしたポケモンでありながらくさタイプではなく、いわタイプのまねポケモン。
しかし本作ではテラスタルというシステムによって、バトル中にタイプを変化させることができます。そしてテラステルによってくさタイプのウソッキーが登場することで、まさに「嘘から出た実」なポケモンになっていまいました。
ウソッキーはゲーム本編はもちろんのこと、TVアニメにたびたび登場し、映画でも活躍した嘘つきのポケモン。ウソッキーに詳しければ詳しい人ほどひっかかりやすいかもしれません。
昔から遊んでいる人ほど騙される、おなじみと思いきや何かが違うポケモン達をご紹介しました。新たな続編が発売されるたび、ポケモンたちの生態もますます複雑で興味深いものへとなっているようです。
(田下広夢)