B-10無反動砲
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B-10無反動砲 | |
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イスラエルの軍事博物館に展示されているB-10無反動砲 | |
種類 | 無反動砲 |
原開発国 | ソビエト連邦 |
運用史 | |
配備期間 | 1954年-1980年代 |
配備先 | ソビエト連邦、ブルガリア、カンボジア、中国、東ドイツ、エジプト、北朝鮮、パキスタン、ポーランド、シリア、ベトナムなど |
関連戦争・紛争 | ベトナム戦争など |
開発史 | |
派生型 |
65式(中国製) 65-1式(中国製) |
諸元 | |
重量 |
85.3kg(車輪付き) 71.7kg(車輪無し) |
全長 | 1.85m(輸送状態) |
銃身長 | 1.66m |
要員数 | 4名 |
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口径 | 82mm |
砲架 |
二輪付き 折りたたみ三脚式 |
仰角 | -20°~+35° |
旋回角 | 左右250°ずつ |
発射速度 | 5-7発/分 |
有効射程 | 400m(直接照準) |
最大射程 | 4,500m(間接照準) |
装填方式 | 後装式 |
照準 | PBO-2 光学照準器 |
B-10無反動砲は、ソビエト連邦が1954年に開発した口径82mmの無反動砲である。B-10無反動砲は、BTR-50装甲兵員輸送車の後部に搭載して輸送するほか、三脚を折り畳んだ上で砲口部分に車両のフックを引っかけて牽引して輸送する。
概要
[編集]砲自体は典型的な無反動砲であり、装薬に点火して砲弾を射出する際にガスを砲尾に逃がして反動を相殺する。砲弾にはロケット補助推進機能は無く、対人用の榴弾と、対戦車用の成形炸薬弾が用意されている。
ソビエト連邦軍では、1960年代からロケット補助推進機能を有する新型のSPG-9に更新されていったが、東側諸国に多数供与されており、ベトナム戦争では北ベトナム軍や南ベトナム解放民族戦線に供与されて、アメリカ軍や南ベトナム軍の装甲戦闘車両に対する攻撃に活用されている。
また、九州南西海域工作船事件で自爆・自沈した北朝鮮の工作船からも、B-10無反動砲に類似した口径82mmの無反動砲が1門回収されている。
派生型
[編集]ギャラリー
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牽引状態のB-10無反動砲
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二輪を取り外し、三脚を展開したB-10無反動砲
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分解したB-10無反動砲を運ぶギニアビサウ軍の兵士(1960年代後半)