コンテンツにスキップ

花輪中継局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鹿角中継局から転送)

花輪中継局(はなわちゅうけいきょく)は、秋田県鹿角市にある在秋放送局の中継局である。

概要

[編集]

当中継局には市北西部の水晶山デジタルテレビ放送アナログテレビ放送およびFMラジオ放送の中継局が、市内花輪地区にはAMラジオ放送の中継局が、それぞれ置局されている。なお、秋田放送のAMラジオ中継局のみ市名と同じ鹿角の名称が用いられている。

送信施設概要

[編集]

デジタルテレビ放送

[編集]
リモコン
キーID
放送局名 チャンネル
番号
空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
1 NHK
秋田総合
25 10W 95W 水平偏波 秋田県 約10,500世帯 2007年
10月1日
2 NHK
秋田教育
23 全国
4 ABS
秋田放送
27 秋田県
5 AAB
秋田朝日放送
31
8 AKT
秋田テレビ
29
  • 所在地: 鹿角市尾去沢字尾去山国有林事業区74と班(水晶山
  • 放送エリア: 鹿角市・鹿角郡小坂町の各一部地域
  • 2007年9月27日に本免許が交付され、10月1日に本放送を開始した[1]

アナログテレビ放送

[編集]
チャンネル
番号
放送局名 空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
2 NHK
秋田総合
映像100W/
音声25W
映像200W/
音声51W
垂直偏波 秋田県 約10,200世帯 1964年
3月10日[2]
10 ABS
秋田放送
映像250W/
音声61W
12 NHK
秋田教育
映像200W/
音声50W
全国
56 AAB
秋田朝日放送
映像1.25kW
音声310W
水平偏波 秋田県 - 1992年
10月1日
58 AKT
秋田テレビ
1970年
11月19日[2]
  • 所在地: デジタルテレビ放送に同じ
  • 2011年7月24日をもってすべて廃止された。

FMラジオ放送

[編集]

県域ラジオ放送

[編集]
周波数 放送局名 空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
77.1MHz AFM
エフエム秋田
100W 110W 垂直偏波 秋田県 - -
83.8MHz NHK
秋田FM
130W 約14,000世帯 1969年3月1日
1967年6月10日[3]
  • 所在地: デジタルテレビ放送に同じ

コミュニティFM放送

[編集]
周波数 放送局名 呼出符号 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
79.1MHz 鹿角コミュニティFM
「エフエムかづの」
JOZZ2BH-FM 20W 38.2W 鹿角市のほぼ全域
と小坂町の一部
11,550世帯[4] 2013年10月8日
  • 所在地: デジタルテレビ放送に同じ

AMラジオ中継局

[編集]
周波数 放送局名 空中線
電力
放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
801kHz ABS
秋田放送
100W 秋田県 - 1974年
7月1日
1341kHz NHK
秋田ラジオ第1
1960年
11月3日
1521kHz NHK
秋田ラジオ第2
全国 1964年
2月14日
  • 所在地: NHK: 鹿角市花輪字小深田 ABS: 鹿角市花輪字案内99
  • 正式な局名は、NHKは「花輪ラジオ中継放送所」、ABSは「鹿角ラジオ放送局」である。
  • 送信所内看板の記述によれば、ABS鹿角局のサービスエリアは、鹿角市、鹿角郡小坂町)、北秋田郡[5]及び岩手県の一部である。

出典・脚注

[編集]
  1. ^ 地上デジタルテレビジョン放送局(中継局)に免許-秋田県内の地上デジタルテレビジョン放送の視聴エリアが拡大します(総務省東北総合通信局)
  2. ^ a b 『NHK年鑑'74』(日本放送協会、1974年)
  3. ^ 括弧内は実用化試験局としての運用開始日。
  4. ^ 鹿角市全世帯の92.64%にあたる1万990世帯、鹿角郡小坂町全世帯の23.43%にあたる560世帯が、放送区域内世帯数。
  5. ^ 開局当時の北秋田郡には現在の大館市の一部や北秋田市となった地域が含まれていたが、2014年現在北秋田郡に属しているのは鹿角市から森吉山を隔てたところにある上小阿仁村のみであり、現状とは異なる記述になっている可能性が高い。

外部リンク

[編集]

関連項目

[編集]