野田数
野田 数 のだ かずさ | |
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生年月日 | 1973年8月27日(51歳) |
出生地 | 東京都東村山市 |
出身校 | 早稲田大学教育学部卒業 |
前職 |
東京書籍従業員 小池百合子衆議院議員秘書 アントニオ猪木参議院議員政策担当秘書 |
現職 | 東京水道株式会社社長 |
所属政党 |
(保守党→) (自由民主党→) (無所属→) (東京維新の会→) (日本維新の会→) (無所属→) 都民ファーストの会 |
選挙区 | 北多摩第一選挙区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2009年 - 2012年 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2003年 - 2009年 |
野田 数(のだ かずさ、1973年8月27日 - )は、日本の政治家。東京水道株式会社代表取締役社長。
東京都議会議員(1期)、東村山市議会議員(2期)、東京維新の会代表、東京都知事特別秘書(政策担当)、都民ファーストの会代表等を務めた。拓殖大学大学院地方政治行政研究科客員教授。
来歴
[編集]東京都東村山市生まれ。1997年、早稲田大学教育学部卒業。大学卒業後、東京書籍に入社するも1ヶ月で退職[1]。2000年から2001年まで、当時は保守党の衆議院議員だった小池百合子の秘書を務めた。2000年、第42回衆議院議員総選挙に兵庫7区から保守党公認で立候補したが、社会民主党党首の土井たか子に敗れ、落選した。
2003年、東村山市議会議員選挙に立候補し、初当選した。2007年、東村山市議再選。2009年、東村山市議を任期途中で辞職し、東京都議会議員選挙に北多摩第一選挙区から立候補して当選した。東村山市議時代から自由民主党に所属していたが、2012年5月に離党。同年、都議会尖閣調査団を結成し、6月26日から27日にかけて、尖閣海域の漁業活動や洋上視察を実施した[2]。
2012年9月、地域政党「東京維新の会」を立ち上げた。同年11月、東京都議会議員を辞職し、翌12月の第46回衆議院議員総選挙に日本維新の会公認で東京20区から立候補したが、自民党元職の木原誠二、民主党前職の加藤公一に敗れ、重複立候補していた比例東京ブロックでの復活もならず、落選した。
2013年の東京都議会議員選挙にも日本維新の会公認で立候補したが落選し、その後はアントニオ猪木参議院議員の政策担当秘書を務めた。また、都議在職中の2010年から「政治評論家」「教育評論家」等の肩書きを自称して執筆活動を始め、『正論』『WiLL』『SAPIO』『プレジデント』『週刊文春』『週刊新潮』等の雑誌に寄稿していた。
2016年の東京都知事選挙では、かつて秘書を務めていた小池百合子の選挙対策本部責任者を務める。8月3日、小池の東京都知事就任により、特別秘書(政策担当)に任命された[3][4]。
2017年1月23日、小池都知事を支持する議員による地域政党として設立された都民ファーストの会の代表に就任[5]。野田は小池が「実質的なリーダー。地ならしが私の役目」、「名ばかりの代表兼幹事長みたいな動き」であるとしている[1]。
6月1日、小池が正式に都民ファーストの会の代表に就任したことに伴い代表を退任し、幹事長に就任[6]。
7月3日、小池の代表辞任・特別顧問就任に伴い、都民ファーストの会の代表に復帰。この人事は都民ファーストの会の党規約に基づいて小池と野田の2人のみによる臨時役員会で決定された[7]。
9月10日、特別秘書の職務に専念するため都民ファーストの会代表を辞任。後任の代表には、党総務会長で小池の元秘書の荒木千陽都議が就任した[8]。
小池は2019年3月29日の記者会見で、野田が同月31日付で特別秘書を辞職すると発表した。小池は「新しい舞台で引き続き活躍してほしい」と述べ、野田を都の外郭団体「東京水道サービス」(現・東京水道)の社長に推薦する意向を示し[9]、5月1日に正式に野田が同社の社長に就任した[10]。
政策・主張
[編集]- 東京維新の会時代の2012年10月には、土屋敬之と共に紹介者となり、弁護士の南出喜久治による“日本国憲法無効論に基づく大日本帝国憲法復活”請願を東京都議会に提出した。その中で「我が国の独立が奪われた時期に制定された」と現行憲法の無効を主張するとともに皇室典範についても「国民を主人とし天皇を家来とする不敬不遜の極み」「国民主権という傲慢な思想を直ちに放棄」すべきことを主張した[11][12]。
- 石原慎太郎東京都知事(当時)の主導による、東京都の尖閣諸島購入に賛成し、国による購入には反対した[2]。
人物
[編集]- 新しい歴史教科書をつくる会から分かれて発足した日本教育再生機構の常任理事を務めた[13]。
報道
[編集]- 2017年5月18日、公金横領の疑いで以前の上司であるアントニオ猪木から、2014年(平成26年)12月12日に告訴されていたことが明らかとなった。猪木は同日開かれた記者会見で、「野田が自身の政策秘書を務めていた2013年(平成25年)10月から10か月の間に、国会議員に支給される「文書通信交通滞在費」などを管理している事務所の複数の銀行口座から、繰り返し無断で現金を引き出していたとされ、引き出された総額は1120万円に上る」として、野田を告訴していたことを公表した。これに��し野田は代理人弁護士を通じて、「現金は全て猪木氏の指示に基づき、猪木氏のため正当な使途に使用しており、私的に流用した事実はない」などとコメントし、「猪木氏が記者会見で述べた事実並びに猪木氏が告訴した事実は、全くの事実無根」としたうえで、猪木氏と新潮社に対し、名誉棄損による刑事告訴や損害賠償を求める訴えを起こした[14]。
- 2017年5月22日発売の『週刊ポスト』2017年6月2日号において、深夜に六本木の高級クラブを渡り歩き、豪遊している様子が写真付きで報じられた。記事にはこの原資が政治資金の私的利用によるものと類推されるような記載がされており、先述の疑惑が噴出している最中での報道について、野田の代理人弁護士は「(クラブの料金は)もちろん野田本人のポケットマネーで支払われている」とコメントしている[17]。
脚注
[編集]- ^ a b 小池都知事、新党代表になぜ就かない? いまも自民党籍朝日新聞 2017年5月20日
- ^ a b “尖閣 - 野田かずさ” (2012年8月25日). 2014年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月4日閲覧。
- ^ “小池知事、元都議の野田氏を特別秘書に任命”. 日本経済新聞. (2016年8月3日) 2016年8月3日閲覧。
- ^ “小池氏 特別秘書に野田氏を任命/東京”. 毎日新聞. (2016年8月3日) 2016年12月31日閲覧。
- ^ “【東京都議選】地域政党「都民ファーストの会」始動 事実上の“小池新党”旗揚げ 現職と新人の計4人公認”. 産経新聞. (2017年1月23日) 2017年1月24日閲覧。
- ^ 小池氏が代表就任 都民ファーストの会日本経済新聞 2017年6月1日
- ^ “小池流、突然の代表交代劇 他党は「離れ業」とチクリ”. 産経新聞. (2017年7月3日) 2017年7月3日閲覧。
- ^ “都民ファースト、野田代表が辞任 後任に荒木氏”. 日本経済新聞 (2017年9月11日). 2017年9月11日閲覧。
- ^ “特別秘書の野田氏が辞職=外郭団体社長に推薦へ-小池東京都知事”. 時事通信 (2019年3月29日). 2019年3月29日閲覧。
- ^ “都の水道会社、知事前特別秘書が社長就任”. 日本経済新聞. (2019年4月12日) 2019年8月8日閲覧。
- ^ 大日本帝国憲法復活請願 「東京維新の会」が賛成 しんぶん赤旗2012年10月5日
- ^ “東京維新の会:帝国憲法復活に賛成 橋下市長「ありえぬ」”. 毎日新聞. (2012年10月10日). オリジナルの2012年10月13日時点におけるアーカイブ。 2016年8月4日閲覧。
- ^ 「小池都知事と都民ファーストの会」という壮大なる茶番劇、NET-IBニュース、2017年6月15日
- ^ “猪木参院議員 小池知事の特別秘書を横領の疑いで告訴”. NHK. (2017年5月18日) 2017年5月23日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2019年12月25日). “猪木氏が元秘書に謝罪し和解 新潮記事の名誉棄損訴訟”. 産経ニュース. 2020年1月8日閲覧。
- ^ “猪木氏が2年前の公金横領疑惑で小池知事の側近に謝罪|日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2020年1月8日閲覧。
- ^ “「小池新党」を牛耳る最側近の「六本木ハレンチ豪遊」撮”. NEWSポストセブン. (2017年5月22日) 2017年5月24日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]党職 | ||
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先代 結成 小池百合子 |
都民ファーストの会代表 初代:2017年1月23日 - 6月1日 3代:2017年7月3日 - 9月10日 |
次代 小池百合子 荒木千陽 |
先代 結成 |
都民ファーストの会幹事長 初代:2017年 |
次代 増子博樹 |
先代 結成 |
東京維新の会代表 初代:2012年 |
次代 山田宏 |