札弦駅
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(札鶴駅から転送)
札弦駅 | |
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駅舎(2009年5月) | |
さっつる Sattsuru | |
◄B67 緑 (8.3 km) (7.8 km) 清里町 B69► | |
所在地 | 北海道斜里郡清里町札弦町 |
駅番号 | ○B68 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■釧網本線 |
キロ程 | 109.2 km(東釧路起点) |
電報略号 | ツル |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
18人/日 -2014年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)11月14日[1] |
備考 | 無人駅 |
札弦駅(さっつるえき)は、北海道斜里郡清里町札弦町にある、北海道旅客鉄道(JR北海道)の釧網本線の駅である。駅番号はB68。事務管理コードは▲111613[2]。
歴史
[編集]- 1929年(昭和4年)11月14日:国有鉄道の札鶴駅として開業[3]。一般駅[1]。
- 1956年(昭和31年)4月10日:札弦駅に改称[3]。
- 1963年(昭和38年)1月15日:札弦ベニヤ工場専用線敷設[4][注釈 1]。
- 1982年(昭和57年)9月10日:貨物取扱い廃止[5]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止[6]。
- 1986年(昭和61年)11月1日:駅員配置終了[7]。簡易委託化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[1]。
- 1992年(平成4年)4月1日:簡易委託廃止、完全無人化。
駅名の由来
[編集]札鶴川のアイヌ語名である「サクル(sak-ru)」(夏・道)に由来する[8][9][10]。
かつてはこの川に沿って山越えして標津へ至る交通路があったことによるものである[8]。このほか永田方正が「サッル(sat-ru)」(乾いた・道)に由来するとする説を出しているが[8][10]、これについて山田秀三は「読み違いであろう[8]」としている。
駅名の表記は当初「札鶴」であったが、1955年(昭和30年)8月1日の上斜里村の町制施行・清里町改名に先立つ同年7月1日、町字の区域・名称の整理変更が行われて、当地の町字も札弦町となり[11]、駅名も翌年改められた[3]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線の地上駅。旧下り本線が使われており、かつては上り本線(相対式ホーム)、副本線および貨物ホームを有していた[12]。知床斜里駅管理の無人駅である。
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ホーム(2009年5月)
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駅名標(2018年5月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書き1日平均欄に示す。なお「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1960年(昭和35年) | 99,228 | (271.9) | [4] | ||
1965年(昭和40年) | 104,095 | (285.2) | |||
1970年(昭和45年) | 58,815 | (161.1) | |||
1975年(昭和50年) | 51,450 | (140.6) | |||
1978年(昭和53年) | 138 | [13] | |||
2011年(平成23年) | (9) | [14] | 1日平均乗降人員18人 | ||
2012年(平成24年) | (8) | 1日平均乗降人員16人 | |||
2013年(平成25年) | (11) | 1日平均乗降人員22人 | |||
2014年(平成26年) | (9) | 1日平均乗降人員18人 | |||
2016年(平成28年) | 12.4 | [JR北 1] | |||
2017年(平成29年) | 10.6 | [JR北 2] | |||
2018年(平成30年) | 8.4 | [JR北 3] | |||
2019年(令和元年) | 6.8 | [JR北 4] | |||
2020年(令和 | 2年)5.2 | [JR北 5] | |||
2021年(令和 | 3年)4.4 | [JR北 6] | |||
2022年(令和 | 4年)4.0 | [JR北 7] | |||
2023年(令和 | 5年)4.6 | [JR北 8] |
駅周辺
[編集]札弦の集落が広がる。
- 北海道道805号札弦停車場水上線
- 北海道道1115号摩周湖斜里線
- 道の駅パパスランドさっつる
- 清里町札弦町支所
- 斜里警察署札弦駐在所
- 札弦郵便局
- 札鶴ベニヤ工場
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 釧路鉄道管理局史 昭和47年発行 P. 71。 全国専用線一覧昭和39年、45年版にて作業距離0.1km。
出典
[編集]- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、925頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、246頁。doi:10.11501/1873236 。2023年4月2日閲覧。
- ^ a b c 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、163頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b 清里町史編纂委員会 編『清里町史』清里町、1978年8月、423-424頁。doi:10.11501/9570053 。2022年6月14日閲覧。
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 112 - 113
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 113
- ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 117
- ^ a b c d 山田秀三 (2018-11-30). 北海道の地名. アイヌ語地名の研究 山田秀三著作集 別巻 (2 ed.). 浦安市: 草風館. pp. 219-220. ISBN 978-4-88323-114-0
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、163頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ a b “アイヌ語地名リスト ゴ~シブ P51-60P”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
- ^ 清里町史編纂委員会 編『清里町史』清里町、1978年8月、147頁。doi:10.11501/9570053 。2022年6月14日閲覧。
- ^ 『北海道 釧網本線』 p. 82
- ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、914頁。doi:10.11501/12065814 。
- ^ 国土数値情報 駅別乗降客数データ - 国土交通省、2020年9月24日閲覧
- ^ 下り順に記載。路線は緑駅方の東釧路駅が起点。
JR北海道
[編集]- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「釧網線(東釧路・網走間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ 。2018年8月19日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。
参考文献
[編集]- グループ169.1『北海道 釧網本線』(1999年)
- 北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』(2001年)
- 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社(2008年) ISBN 978-4-89453-464-3
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 札弦|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company