コンテンツにスキップ

山口英

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
山口 英
(やまぐち すぐる)
生誕 (1964-03-01) 1964年3月1日
日本の旗 日本 静岡県
死没 (2016-05-09) 2016年5月9日(52歳没)
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 計算機科学
研究機関 大阪大学
奈良先端科学技術大学院大学
出身校 大阪大学
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

山口 英(やまぐち すぐる、1964年[1]3月1日[2] - 2016年5月9日[3])は、日本計算機科学者静岡県出身[1]奈良先端科学技術大学院大学教授。工学博士インターネットネットワークセキュリティ研究に従事、UNIXなどオペレーティングシステムにも詳しい。1988年よりWIDEプロジェクトボードメンバー。1996年よりJPCERT/CC役員。2004年4月より内閣官房情報セキュリティ対策推進室(現内閣サイバーセキュリティセンター)情報セキュリティ補佐官として、政策面からも情報セキュリティ向上に尽力。

経歴

[編集]
  • 1986年 大阪大学基礎工学部卒業
  • 1988年 同大学院基礎工学研究科博士前期課程修了
  • 同年5月 WIDEプロジェクトボードメンバー、現運営委員
  • 1990年 同大学院基礎工学研究科博士後期課程を中退し[1]、同大学情報処理教育センター助手[1]
  • 1991年 工学博士(大阪大学)論文の題は 「Studies on Interprocess Communication Mechanism for Wide Area Distributed Computing Environment(広域分散処理環境におけるプロセス間通信機能に関する研究)」。
  • 1992年 奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター助教授[1]
  • 1995年 Asian Internet Interconnection Initiatives (AI3) メンバー、現代表
  • 1996年 サイバー関西プロジェクトメンバー、現幹事長
  • 1996年 JPCERT/CC 運営委員会委員長 (-2003年)
  • 2000年 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授[1]
  • 2003年 JPCERT/CC中間法人化に伴い代表理事就任 (2004年5月に退任、以降は理事)
  • 2004年 内閣官房情報セキュリティ対策推進室情報セキュリティ補佐官(2005年に内閣官房情報セキュリティセンター)
  • 2005年 第1回情報セキュリティ文化賞(情報セキュリティ大学院大学)受賞
  • 2019年 インターネットの殿堂入り[4]

その他、JEPG/IP(日本ネットワークインフォメーションセンター)など、各種組織、イベントに参加。「UNiX MAGAZINE」誌 に"UNIX Communication Notes"を連載。

著書

[編集]
  • 『情報セキュリティ』共立出版 2000年(鈴木裕信と共著)
  • 『ブロードバンド時代のインターネットセキュリティ』岩波書店 2002年

脚注・出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f 山口研究室の個人ページ - 山口研究室公式サイト内のページ。
  2. ^ 山口教授略歴等 - 奈良先端科学技術大学院大学 2016年5月13日閲覧。
  3. ^ “山口英さん死去、52歳 初代情報セキュリティー補佐官”. 朝日新聞. (2016年5月12日). http://www.asahi.com/articles/ASJ5D454BJ5DPLBJ003.html 2016年5月12日閲覧。 
  4. ^ Suguru Yamaguchi | Internet Hall of Fame”. www.internethalloffame.org. 2019年9月30日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]