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含水比

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

含水比(がんすいひ)とは、水の重量を固体の重量で除して、物質に含まれる水分の割合を示したもの。主に土壌学において使用される。 単位は無次元であり、通常は百分率(%)を用いて表される。

また、同じく物質に含まれる水分の割合を示したものに含水率があるが、含水率は水の重量を水と固体の重量で除したものであり、異なるものである。


含水比、%)

は水の重量、は固体の重量。

含水比と含水率の関係

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含水比と含水率は、共に物質に含まれる水分量を示し、単位も同じため混同されることがある。この二つは水分割合によっては大きな値の差を生むため、注意が必要である。

以下の表は、ある含水割合での値の比較である。

全体重量を10とした場合の含水比と含水率の比較(%)
固体:水 10:0 9:1 8:2 7:3 6:4 5:5 4:6 3:7 2:8 1:9
含水比 0.0 11.1 25.0 42.9 66.7 100.0 150.0 233.3 400.0 900.0
含水率 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0


固体重量を1とした場合の含水比と含水率の比較(%)
固体:水 1:0 1:0.5 1:1 1:1.5 1:2 1:2.5 1:3.0
含水比 0.0 50.0 100.0 150.0 200.0 250.0 300.0
含水率 0.0 33.3 50.0 60.0 66.7 71.4 75.0

関連項目

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