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八幡賢司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
八幡 賢司 Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム やはた けんじ
ラテン文字 Kenji Yahata
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技 (ハードル)
種目 110mハードル
所属 モンテローザ
大学 順天堂大学
順天堂大学大学院
生年月日 (1980-11-04) 1980年11月4日(44歳)
出身地 愛媛県
身長 185cm
体重 79kg
引退 2014年10月
成績
世界選手権 110mH 予選2組7着 (2007年)
地域大会決勝 アジア選手権
110mH 5位 (2007年, 2011年)
国内大会決勝 日本選手権
110mH 優勝 (2012年)
自己ベスト
100m 11秒24
200m 21秒86
60mハードル 8秒03 (2004年)
110mハードル 13秒58 (2007年)
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八幡 賢司(やはた けんじ、1980年11月4日 - )は、愛媛県出身の元陸上競技選手。専門は110mハードルで、自己ベストは日本歴代10位タイの13秒58。2007年大阪世界選手権日本代表

経歴

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愛媛県出身。北区立滝野川紅葉中学校修徳高等学校順天堂大学順天堂大学大学院卒業。モンテローザ所属。

陸上は中学から始める[1]

修徳高等学校時代には1998年インターハイで優勝して全国タイトルを獲得した。

1999年順天堂大学に進学。大学時代(大学院を含む)は全国タイトルを獲得できなかったが、日本インカレで2位になるなど活躍。大学4年時に自己ベストが13秒台に突入した。

2005年モンテローザに入社。1年目には自己ベストを13秒85に塗り替えた。

2007年5月の東日本実業団選手権で当時日本歴代5位の13秒58をマークし、8月に行われる大阪世界選手権の参加標準記録B(13秒62)を突破すると、6月の日本選手権では2位に入り世界選手権日本代表に選出された。世界選手権の1ヶ月前に行われたアジア選手権は5位、8月の世界選手権は予選で敗退した。

2011年6月の日本選手権では1位と0秒02差の2位で惜しくも初優勝を逃す。7月には2007年大会以来2度目となるアジア選手権出場を果たすと、前回に続いて決勝に進出し、4位と同タイム着差ありの5位に入った。

2012年6月の日本選手権を制し、31歳にして初優勝を成し遂げた。

2014年10月の全日本実業団選手権を最後に現役を引退した[2]

現役引退後はモンテローザ陸上競技部の助監督を務めていたが(引退する前から選手兼助監督だった)、陸上競技部は2017年3月31日をもって廃部となった[3]

人物・エピソード

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  • 初めて試合に出場した種目は走幅跳で、その次に110mハードルだった。結果はどちらもビリだったが、なぜか110mハードルのほうがビリになった悔しさは大きかったという[1]
  • スプリント能力は高くなく、100m200mの自己ベストは高校時代にマークした11秒24と21秒86[1]
  • 2007年大阪世界選手権の時にTBSから付けられたキャッチコピーは「居酒屋ハードラー」
  • 趣味は車をいじること[4]
  • モンテローザ陸上部で1番の手先の器用さを誇る[注 1]。「リセット八幡」の異名を持ち、宴会の片付けは1分で終わるという[4]

自己ベスト

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記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
110mハードル 13秒58 (+1.7) 2007年5月19日 日本の旗 熊谷市 日本歴代10位タイ
100m 11秒24
200m 21秒86
室内
60mハードル 8秒03 2004年2月21日 日本の旗 横浜市

主要大会成績

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国際大会

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2004 日中対抗室内 中華人民共和国の旗 天津 60mH 3位 8秒10
2007 アジア選手権 (en ヨルダンの旗 アンマン 110mH 5位 13秒86 (+5.3)
世界選手権 日本の旗 大阪 110mH 予選2組7着 13秒92 (-0.6)
2011 アジア選手権 日本の旗 神戸 110mH 5位 13秒96 (-0.8)

日本選手権

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
2000 日本選手権 利府町 110mH 予選2組5着 14秒23 (+1.1)
2001 日本選手権 東京都 110mH 予選1組5着 14秒59 (-0.5)
2002 日本選手権 金沢市 110mH 予選2組4着 14秒43 (-1.1)
2003 日本選手権 横浜市 110mH 4位 14秒01 (+0.8)
2004 日本選手権 鳥取市 110mH 予選1組7着 14秒12 (+2.7)
2005 日本選手権 東京都 110mH 準決勝2組7着 14秒18 (+0.3)
2006 日本選手権 神戸市 110mH 準決勝2組8着 14秒44 (+0.1)
2007 日本選手権 大阪市 110mH 2位 13秒75 (0.0)
2008 日本選手権 川崎市 110mH 予選1組3着 14秒22 (-1.3)
2009 日本選手権 広島市 110mH 準決勝1組7着 14秒53 (+0.5)
2010 日本選手権 丸亀市 110mH 予選1組7着 14秒30 (0.0)
2011 日本選手権 熊谷市 110mH 2位 13秒88 (-0.1)
2012 日本選手権 大阪市 110mH 優勝 13秒72 (-0.6)
2013 日本選手権 調布市 110mH 準決勝途中棄権 DNF
2014 日本選手権 福島市 110mH 予選2組4着 14秒15 (+1.8)

その他

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大会 場所 種目 結果 記録 備考
高校生時代
1998 インターハイ 丸亀市 110mH 優勝 14秒16 (-0.8)
大学生時代
2000 日本インカレ 東京都 110mH 6位 14秒10 (+1.1)
2001 日本インカレ 東京都 110mH 2位 14秒09 (-0.1)
国民体育大会 利府町 110mH 6位 14秒10 (+0.1)
2002 織田記念国際 広島市 110mH 予選1組3着 14秒15 (+2.7)
水戸国際 水戸市 110mH 6位 14秒10 (+0.6)
日本学生種目別選手権 小田原市 110mH 4位 14秒15 (;0.5)
日本インカレ 東京都 110mH 3位 14秒10 (+1.0)
大学院生時代
2003 織田記念国際 広島市 110mH 6位 14秒03 (+1.3)
水戸国際 水戸市 110mH 予選3組3着 14秒16 (+1.0)
日本インカレ 横浜市 110mH 2位 14秒04 (+0.5)
スーパー陸上 横浜市 110mH 7位 14秒31 (-2.2)
実業団・学生対抗 平塚市 110mH 3位 14秒43 (-0.9)
2004 水戸国際 水戸市 110mH 予選1組6着 14秒33 (+2.4)
日本インカレ 東京都 110mH 8位 14秒28 (-0.1)
社会人時代
2005 織田記念国際 広島市 110mH 予選2組6着 14秒49 (+0.3)
全日本実業団選手権 丸亀市 110mH 予選3組3着 14秒63 (-1.2)
4x100mR 決勝失格 DQ (3走)
2006 織田記念国際 広島市 110mH 予選1組6着 14秒55 (+1.5)
全日本実業団選手権 大分市 110mH 7位 14秒32 (0.0)
実業団・学生対抗 小田原市 110mH 3位 14秒11 (+0.8)
2007 国民体育大会 神戸市 110mH 7位 14秒24 (-0.1)
2008 国際グランプリ大阪 大阪市 110mH 8位 14秒36 (-0.1)
スーパー陸上 川崎市 110mH 7位 14秒27 (-0.7)
全日本実業団選手権 天童市 110mH 5位 14秒03 (+2.3)
2009 織田記念国際 広島市 110mH 4位 13秒77 (+1.9)
2010 全日本実業団選手権 新潟市 110mH 7位 14秒13 (+0.2)
4x100mR 6位 42秒03 (4走)
4x400mR 6位 3分17秒53 (4走)
2011 織田記念国際 広島市 110mH 決勝棄権 DNS 予選13秒81 (+1.9)
国民体育大会 山口市 110mH 5位 13秒81 (+1.9)
2012 織田記念国際 広島市 110mH 6位 13秒82 (+2.1)
全日本実業団選手権 福岡市 110mH 2位 13秒86 (-0.1)
4x100mR 予選3組4着 42秒34 (4走)
2012 国民体育大会 岐阜市 110mH 予選2組4着 14秒25 (-1.5)
2013 織田記念国際 広島市 110mH 3位 13秒80 (+0.7)
ゴールデングランプリ東京 東京都 110mH 4位 13秒85 (-1.4)
全日本実業団選手権 熊谷市 110mH 2位 13秒92 (+0.4)
国民体育大会 調布市 110mH 3位 13秒81 (-1.2)
2014 織田記念国際 広島市 110mH 8位 14秒06 (+1.3)
全日本実業団選手権 山口市 110mH 予選5組2着 14秒24 (-1.6)

脚注

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  1. ^ 2014年時点
  1. ^ a b c 「トップ選手に学ぶ 一流の「トレーニングメソッド」」『月刊陸上競技』第46巻第10号、講談社、2012年9月号、227-231頁。 
  2. ^ マンスリーMAC2014年10月号”. モンテローザ (2014年). 2015年11月3日閲覧。
  3. ^ マンスリーMACファイナル号”. モンテローザ (2017年3月29日). 2017年4月1日閲覧。
  4. ^ a b マンスリーMAC2014年11月号”. モンテローザ (2014年). 2015年11月3日閲覧。

外部リンク

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