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ミヤマキンポウゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア��Wikipedia)』
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ (山形県月山・2003年7月撮影)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
: キンポウゲ属 Ranunculus
: ミヤマキンポウゲ R. acris var. nipponicus
学名
Ranunculus acris var. nipponicus
和名
ミヤマキンポウゲ
(深山金鳳花)

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花、学名:Ranunculus acris var. nipponicus)は、キンポウゲ科キンポウゲ属多年草高山植物

概要

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北海道~中部地方以北の亜高山帯~高山帯の湿り気のある場所に生え、雪渓周辺に大群落をつくることが多い。

高さは10~50 cm。葉は大きく3つに裂け、 裂片はさらに細かく裂けている。花は黄色い直径2 cmほどの5弁花で、丸みを帯びている。花期は7~8月。雪解けあとに開花する。

基準標本は、木曽駒ヶ岳のもの。田中澄江が『新・花の百名山』の著書で、ミヤマキンポウゲなどの高山植物と北ノ俣岳を紹介した[1]秋田県レッドリスト絶滅危惧II類に指定されている[2]南アルプス仙丈ヶ岳などでは、ミヤマキンポウゲを含む高山植物がシカの食害を受けて減少傾向にあり、防護柵による回復実験が行われている[3]

近縁種

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以下の似た種がある。

画像 和名 学名
ミヤマキンポウゲ
深山金鳳草
Ranunculus acris
var. nipponicus
キンポウゲ属
Ranunculus
キンポウゲ科
Ranunculaceae
ウマノアシガタ
馬の足形
Ranunculus japonicus
シナノキンバイ
信濃金梅
Trollius japonicus キンバイソウ属
Trollius
ミヤマキンバイ
深山金梅
Potentilla matsumurae キジムシロ属
Potentilla
バラ科
Rosaceae
キジムシロ
雉莚、雉蓆
Potentilla fragarioides
var. major
ヘビイチゴ
蛇苺
Duchesnea chrysantha ヘビイチゴ属
Duchesnea
ミヤマダイコンソウ
深山大根草
Geum calthaefolium
var. nipponicum
ダイコンソウ属
Geum

関連画像

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花の裏側
果実
白山の群落

脚注

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  1. ^ 『新・花の百名山』 田中澄江(著)、文春文庫、1995年、ISBN 4-16-731304-9、pp287-288
  2. ^ 日本のレッドデータ検索システム(ヤマキンポウゲ)”. エンビジョン環境保全事務局. 2011年8月6日閲覧。
  3. ^ シナノキンバイ復活 南ア・仙丈ケ岳のお花畑”. 信濃毎日新聞 (2011年7月9日). 2011年8月6日閲覧。

参考文献

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  • 豊国秀夫『日本の高山植物』山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、1988年9月、432-434頁。ISBN 4-635-09019-1 

関連項目

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外部リンク

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