ソルヒャン
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ソルヒャン(朝: 설향、雪香、英: Seolhyang)はイチゴの品種[1]。
大韓民国忠清南道論山市にある農業研究機関「忠南農業技術院」の論山イチゴ試験場で育成された[2][1]。
2002年、韓国のイチゴ市場を占めていたのは章姫、レッドパールといった日本で開発された品種であり、その割合は90パーセントにもなっていた[2]。
2005年に発表されたソルヒャンは章姫とレッドパールを交配させた品種であり、両者の長所を兼ね備えて、病虫害にも強い品種であった[2]。
ソルヒャンは韓国内のイチゴ農家に普及し、2008年にはレッドパールを抜いて韓国内のイチゴ栽培面積基準で筆頭品種になった[2]。2013年には韓国イチゴ市場の75.4パーセントを占有している[2]。2017年時点ではソルヒャンが最多の83.6パーセントで、章姫は4.8パーセント、レッドパールは1パーセントとなっている[3]。
出典
[編集]- ^ a b 農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF). “平成25年度東アジア包括的育成者権侵害対策委託事業イチゴ本調査報告” (PDF). 農林水産省. 2022年8月2日閲覧。
- ^ a b c d e 松岡久蔵 (2019年8月20日). “韓国で日本の果物が無断栽培…日韓「農業戦争」が勃発していた なぜ流出を防げないのか”. 現代ビジネス. p. 2. 2022年8月2日閲覧。
- ^ 佐々木和義 (2021年3月26日). “4月1日、改正種苗法が施行 韓国の無断栽培増加が背景にあった”. ニューズウィーク. 2022年8月2日閲覧。